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中国版「謎のX-37B」 [米国防省高官]

shenlong.jpg14日付「Defense Tech」が、小型スペースシャトルのような・・・とご紹介してきた米空軍のX-37Bに酷似した、中国の「Shenlong:神竜」再利用可能宇宙船の試験成功を伝え、中国の軍事技術開発が米国との差を急激に縮めていると伝えています。
この「Defense Tech」記事は、お馴染み米海軍大学のAndrew Erickson準教授のサイトから引用したモノです。

米空軍のX-37Bは、ロケットの先端に取り付けて打ち上げられ、宇宙空間に軌道を自在に変えながら1年以上滞在し、いろいろな試験や監視任務を行っているらしい言われる「謎の」宇宙船で、現在2回目の宇宙飛行を継続中だったと思います。
中国版(X-37Bに形がそっくり。サイバー窃盗の賜物と推測)はX-37B以上に不明な部分が多いようですが、中国各種メディアが昨年1月8日に試験飛行を終了したと報じているようです。

「X-37BをSシャトルの代替に?」http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2011-10-12
「X-37B関連小ネタ」http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2011-03-04
「X-37Bをご存じですか」http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2010-04-20

中国の開発速度が加速
●米国の試作品作成時期と中国版作成時期の時間的差
---4世代戦闘機  →26年
---対衛星兵器   →22年
---対地巡航ミサイル→21年
---5世代戦闘機  →21年
---原子力潜水艦  →16年
---X-37B型宇宙船 →わずか1年

中国版X-37Bの意義
AndrewEricksonUSNWC.jpg1つ目→中国の宇宙開発能力が再利用可能な宇宙船開発レベルに近づきつつある。これには宇宙アセットへの指揮統制能力のレベルをも示唆するモノ。ただ、中国のどの部署が管轄しているかが不明。空軍か第2砲兵か、又は宇宙軍の新設か。空軍の文献に宇宙船への言及が出始めているらしいが

2つ目→再利用可能だからといって、従来のロケット打ち上げよりコスト面で優れているとは言い難い(スペースシャトルの例有り)。しかし中国が更なるオプションを手に入れることになる。仮に中国版も軌道を柔軟に変更できれば、機体や機体から分離する小型衛星で指揮通信の強化や代替、敵衛星の追跡や破壊まで可能になるかも知れない

3つ目→多くの中国関係者がX-37Bを米国の対衛星兵器と考えており、中国がこの分野に対抗して乗り出してきたモノと見るべき
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Shenlong2.jpg中国版X-37Bの能力が不明確な段階でコメントするのは難しいですが、中国版試作品登場の時期が早まっているのは確かでしょう。サイバー分野では米を既に凌駕しているのかも知れません

もう一つ、Andrew Erickson準教授は自身のサイトで、中国語の軍事文献の読み込みが、人と金の投資が増加し、米国内で加速的に進みつつあると述べています。この件はYoshihawa博士も指摘しており、中国軍の動向研究が足下の確かなモノへと固まりつつある様子が窺えます。
つまり、米国がほとんど気に掛けていないJ-20や空母の脅威に頼っている日本の防衛予算要求は、近々壁にぶち当たることになるでしょう。

「中国軍の脅威を誤解するな」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2012-03-28
「中国空母艦載機J-15の評価」http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2012-04-26-1
「Toshi Yoshihara博士の来日」http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2011-09-29

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米海軍レーザー兵器搭載へ前進 [Joint・統合参謀本部]

Navy-Laser-Weapon.jpg8日、海軍の研究開発を司るONR(Office of Naval Research)のレ-ザー兵器開発責任者(Peter Morrison)がプレス発表を行い、同兵器が「技術デモ段階からプロトタイプ兵器開発段階に進む時が来た」と述べました。

米海軍は、約3年前からBAE Systemsやボーイングと共同で研究を進めてきており、具体的には艦艇防御防空用のレーザー照準機関砲MK-38システムに「solid-state lasers」を連動させ艦艇に接近する航空機や小型船舶への対処能力を高める構想です。

なお機関砲MK-38(写真左下)は、開発当初は手動照準(Mk 38)でしたが、その後円形のレーザー照準装置を導入して精度を改良(Mk 38 Mod 2)、そして今回照準だけでなく攻撃手段としてレーザーを組み込むことに成ったわけです

昨年7月BAEとBoeingが共同発表し
mk38.jpg●2011年3月、BAEはMK 38システムとレーザー兵器を結びつける契約を(海軍から)頂き、このたびBoeing社とチームを組むことに決定した
●このレーザー兵器モジュールの追加は、無人機や小型ボートなどに対する高精度照準兵器の付加をもたらし、更に目標や任務に応じた従来とは異なる能力をレーザーエネルギーから得ることを可能にする。
BAEとBoeingは、既に2年間にわたり本分野で協力関係にあり、2010年には空中及び水中目標への高精度の追尾能力を実験2回で実証している

8日のONR発表では・・・
●我々は、solid-state lasersと共に更に前進し、技術デモ段階からプロトタイプ兵器開発段階に進む時が来たと信じている。
ONRは5月16日に軍需産業への説明会を開催する。この説明会で(プロトタイプ兵器開発)計画についての情報を産業関係者に提供する
(注:つまり説明を聞いた業者は、「私の会社にこの部分をやらせて下さい」との提案が可能になる)
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Solid-StateLaser1.jpg最近とみにビーム兵器やレーザー兵器の話題が多くなってきました
これも各種ミサイル技術拡散や小型ボートと言った「新たな脅威」に対処しようとする自然な流れです。何が脅威か、脅威の質や中身に変化はないかについて、常に地動説ではなく天動説に基づき、真摯に分析して対応を考えることが国防の原点でしょう

公開されているリンク映像等を見ても、迫力に欠ける・・印象はぬぐえませんが、一歩前進なのでしょう。
これを忘れて組織防衛や●●●命になると、国防に関わる人間は一瞬にして隠れた「国賊」になれます

「CSBAビーム兵器へ投資を」http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2012-04-20
「レーザー兵器の開発動向」http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2012-04-01

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普天間移設:米担当の日系ナツハラ氏 [米国防省高官]

5月は米国のアジア系米国人活躍を讃える月間

natsuharaNavy.jpgこの「Asian-American Heritage Month」に、国防省がその象徴として取り上げたのが海軍次官補代理(施設環境エネルギー担当)を勤めるRoger Natsuhara氏です。

ナツハラさんの現在の職は、海軍だけでなく海兵隊の施設も担当に含まれており、普天間の海兵隊施設移設問題では国務省や海兵隊の関係者とともに日本との交渉に当たる役割です。
外務省や防衛省の皆さんの中には、また沖縄の皆さんの中には顔をご存じの方もいらっしゃるでしょう。

ナツハラさんの人生は・
第2次大戦中、祖父母や両親は日系人強制収容所に収監された。戦争終了後、父は鉄道会社に職を得たが、両親と兄弟の住まいは唯一入手可能だった捨てられた鉄道車両だった
父は努力し、同鉄道会社でアジア人が2名しかなし得なかった重役にまでなったが、差別を恐れ強制収容所で育ったことは口にするなと言われていた。また日本人と見られることは不利なので、日本語を話すなとも言われて育った。

Navy-Facility.jpg●ボーイングの技術者として勤務後、1982年に海軍士官に任官、以後25年間、海軍大佐として退役するまで主に施設士官として勤務した
退役後、海軍記念施設協会や国立海洋大気行政局で施設や不動産の管理を担当し、2009年から現職に就いている

日系人としての海軍や海軍省勤務を
海軍に入った頃は、日系人社会との違いにとまどった。どうしてこのグループに入ろうかと考えた。しかし海軍での日々で、海外勤務や家族から離れての日々で、米国軍の一員であると感じられるようになった
●他のアジア系米国人には、挑戦を続け、自らが心地よい領域の外にあるリスクを取ることの重要性を説いてきた。自らの職で専門分野を担当すれば懸命に働くチャンスが得られる。しかしそれは昇任を得ることとは違う。それにはいくらかの関係と信用を得ることが必要

海軍基地の売店で日本軍の士官と間違えることもあった。IDを見せて初めて米海軍士官と認めてもらうこともある。
●現在の職場でもそうだ。外部からの来訪者が、私でなく私の部下の大佐に向かって話し始めることもしばしばである。部下に促されて私が責任者だと気づく。

Navy-Facility2.jpg●海軍での現在の職は夢であり考えもしなかった挑戦でもある。国務省や国防省、日本のカウンターパートと海兵隊のアジア太平洋地域での新たな体制を議論する事に取り組んでいる
●海軍のどのポストでも、私の上司達は私を公平に扱ってくれた。それでもアジア系米国人にとっての挑戦が依然あることを否定しない。しかし否定的には見ていない。アジア系米国人には米軍のチャンスを最大限に生かして欲しい。

ナツハラさんのバイオ
http://www.donhq.navy.mil/ie/Roger_Natsuhara_Bio.pdf
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在日米軍再編をこのような方が担当しているとは・・・
しかし上記の国防省webサイト記事は、結構率直なナツハラさんのコメントを掲載しています。人種の真の融合とは、永遠の課題なのでしょう。

日系人部隊442連隊の誇り
「マレン議長が442部隊に敬礼」http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2009-11-04
「映画公開と442部隊の魂」http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2009-11-03

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軍需産業のサイバー対策強化 [サイバーと宇宙]

Cyber-header.jpg10日、国防省のサイバー関係者がインタビューに答え、軍需産業のサイバー戦対策を支援して強化するため、希望する軍需産業と国防省等がサイバー脅威に関する「unclassified and classified」両方の情報を共有し更に希望する企業には、より積極的なネットフィルター等を提供すると発表しました

「Cyber Security/Information Assurance Program」と呼ばれる仕組みは、過去4年間試行的に39社の軍需産業DIB(defense industrial base)と行ってきたプログラムで、今回対象を希望する全ての軍需産業へ拡大します。
これは、国防省外に所在する国防省関連情報の保護を目的とする取り組みです。

副IT監察官と担当次官補代理は
HaleCIO.jpg●この情報共有計画は、企業がサイバー関連情報に基づき迅速に対処することを可能にし、急激に拡大するサイバー脅威に追随するモノである
●この情報共有は、セキュリティークリアランスを受けた全ての企業が利用可能であり、希望する企業は国防省が保有するサイバー事件の情報やそのコードを共有できる

●共有された情報に基づき、国防省は参加企業と他の政府機関に対し、サイバー警戒情報を発することが出来る
参加希望企業は公開webサイトにある利用規程や規則を確認し、規定を満たしてることが確認されれば「DIBNET」の利用が可能になる

更に強化されたサービスも開始
●「DIB Enhanced Cyber Security Services」と呼ばれるサービスは、上記の情報共有から発展したプログラムで、過去1年間、十数企業と試行を行ってきた
●世界でも例の無い、高度なサイバー脅威に積極的に対処する官民協力のモデルで、DIBが民間情報だけでは決して利用できないプログラムである。なお、希望して同プログラムを利用する企業は、サービス利用料金を支払う。
●我々が入手し得た全てのサイバー脅威情報を国土安全保障省で集約、同省があるプロバイダーにその情報を提供、同プロバイダーが特別情報に基づき企業のネット情報をチェックする仕組みである

RosenbachCyberAS.jpg2種類のサービスを含み、一つは参加企業等にフィルターを提供し、企業にはフィルターで浄化されたネット通信を届けるモノ。もう一つはこれまでの手法から一歩進み、プロバイダーが通過した脅威情報を知らせるだけだったが、より積極的にトラフィックをスキャンするのである。
●この強化された手法も完全な対策ではないが、更なる追加対策となろう
●これまで参加してきた企業の反応は上々である。政府と単に脅威情報を共有するだけでなく、各種対策や習慣までをともに学び考えていく契機となっている。
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この新サービスがどれほどの効果を発揮するのか? 画期的なのか、それとも「砂漠に一滴の水」なのか判りませんが、確実な一歩であるには違いありません。
このような形で国民を啓蒙し、抑止力を高める意味でも決して無駄ではない思います。

「サイバー官民協力始め」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2011-08-17
「誰がサイバー攻撃に対応するか」http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2011-02-12
「googleとサイバー戦を」http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2011-02-18
「国際サイバー宇宙演習」http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2012-04-19
「日米サイバー協議開始も」http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2012-04-13

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不沈F-35と低酸素F-22 [亡国のF-35]

注意!
米国防長官はF-22を全面飛行禁止にしたわけではありません
15日に国防省報道官が会見で説明したように、アラスカなど飛行訓練場の近くに着陸飛行場が確保しにくい場所のみです
http://www.defensenews.com/article/20120515/DEFREG02/305150016/Pentagon-Puts-Restrictions-USAF-8217-s-F-22-Fleet   「defense-new」より
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F-22:低酸素症原因特定に光

8日、米空軍のJanet Wolfenbarger中将は上院軍事委員会で、F-22操縦者に10数件発生している原因不明の低位酸素症のような症状の原因調査の状況について証言しています。
米空軍は数年にわたってこの問題を調査し、最近では国防省だけでなく、NASAや学会や産業界から広く人材を集め、集中的に調査に当たっています。

60 Minutes2.jpg60 Minutes.jpg一方で、とりあえずの対策は行ったものの、いわば見切り発車状態で原因不明のまま飛行を再開していることに関する現場の不満があるようで、先週末のTV人気番組「60 Minutes」に2名のF-22操縦者が出演し、「F-22での飛行が不安。操縦機種を変わりたい」と発言し物議を醸している所です

Wolfenbarger中将は・・
●F-22操縦者が体験した低酸素症のような症状について、その原因を突き止めつつある。これが原因だと発表できる段階にはないが、ある程度の原因絞り込みが進んでいる。
WolfenbargerLTG.jpg●最近のデータ収集から、原因探求が終結に向かいつつあるのではと感じている。我々はF-22が運用される他の航空機とは異なる極限の状況に目を向けつつある。

●F-22と同様の酸素生成装置(OBOGS)を搭載するF/A-18E/F Super Hornetも経験しないような、高々度で激しい機動をhigh-Gを掛けつつ一定時間飛行する極限状況飛行を行うF-22のクレイジーな性能との関係に注目している
●F-22は(我々の知る)航空宇宙科学の限界を越えようとしている点にヒントがあるように感じている

「なぜF-22がUAEに展開!?」http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2012-05-01
「F-22再度飛行停止と再開」http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2011-10-24
「F-22操縦者に謎の症状」http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2011-08-31
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不沈F-35の試験状況

8日付「Defense Tech」が「unsinkable:不沈」と呼ぶF-35の試験状況について、ロッキード社が8日発表を行っています。2012年の1月から4月末までの実績をまとめたようです。
細部の読み方がよく分かりませんが・・ご興味の方は細かな日ごとの試験内容等が原文にありますのでご確認下さい

ロッキード社の発表では・
●4月末までに全飛行地上試験(SDD: System Development and Design)の25%が終了した
●最新版の机上搭載ソフトBlock 2Aは9割以上組み上がり、その内の85%が実験室や飛行試験で確認中状態にある。今年いっぱい本ソフトの各種試験を継続し、2013年夏には訓練用に提供できる予定

F-35FrontB.jpg●3月は過去最高の飛行試験を消化でき、夜間空中給油や機体外部搭載の試験も始まった。この勢いで、ステルス性、超音速飛行、高機動性、史上最高のセンサー融合の試験に進んでいきたい
●1月から4月までの間では、予定の飛行281回に対し、373回実施することが出来た。F-35の教育を行うフロリダ州エグリン基地では、教育開始準備のためのフライトが
●日本が導入するF-35A型は・・本年に入り164回飛行し、累計で811回飛行した

ところで7日ロッキード社は・
●これまでの試験で判明した不具合を修正するため、再設計費として約200億円の契約を国防省と結んだ。

「カナダ検査院国防省批判」http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2012-04-04
「米会計検査院のF-35批判」http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2012-03-21
「F-35の生産開始は早すぎた」http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2012-02-08
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今年に入って、「初めて夜間飛行」、「初めて胴体内から爆弾投下」、「初めての編隊飛行」等々の初物ニュースがF-35に続いていましたが、全体の1/4が終了したそうです。

F-35weaponrele.jpgこの時点で200億円の設計修正費・・。今後、より高度な本格的試験が開始されたら・・と心配せずにはおれません。そういえばケンドール次期国防次官(取得開発担当)も「今後の試験で不具合が発生しないことを祈る」と無い物ねだりでしたが・・。

F-22の霧が早期に晴れることを祈ります。ここでも女性が活躍ですね!

「レーザー兵器の開発動向」http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2012-04-01
「特殊部隊女性中尉の死」http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2011-10-27
「宇宙ドメインで頑張る女性」http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2011-11-26
「空軍No2の美人女性頑張る」http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2011-05-13

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驚天動地!次期空軍参謀総長の人事 [米空軍]

welshCUSAF.jpgこの人事は驚きです! 10日パネッタ国防長官は、オバマ大統領が次期空軍参謀総長に現欧州空軍司令官であるMark A. Welsh III大将を推薦したと発表しました。

大将ですからF-16やA-10操縦者としてそれなりの経歴はありますが、本当にそれなりです
空軍司令部の勤務経験はなく、大佐昇任後の経歴は、J-3防衛宇宙作戦係長、在韓国の第8航空団司令官、空軍士官学校の教官や校長、欧州空軍の計画部長、空軍省の将来調達部署の課長、教育訓練コマンドの副司令官、戦略コマンドのISR副司令官CIAで軍事補佐官(08年8月--10年12月)、そして現在は欧州空軍司令官です。

Mark A. Welsh III大将のご経歴→こちら

パネッタ長官は会見で・・
WelshAFCOS.jpg●砂漠の嵐作戦で複数の戦闘任務を遂行したパイロットで、空軍士官学校校長としてのリーダーシップ等から次期空軍参謀総長として必要な資質を備えている。
●私がCIA長官時代に緊密に仕事を行い、彼の助言と知性を深く認識するようになった。
(本当にウェルシュ大将への言及が少ないです。突っ込まれたくないのかも)

現職でのウェルシュ大将は・
●偶然ですが昨年9月、米空軍リストラの主対象である欧州空軍関連の話題を取り上げた際、空軍協会機関誌の記事から、自身のポストが将来格下げになる予定のウェルシュ大将への悲哀に満ちたインタビューをご紹介していました。
上記記事では・・・記者Q「貴方は欧州への関心を失っていないか?」 同大将A「それは質問に値する合理的な問いだ」

また哀愁漂う欧州米空軍について同大将は
WwlshCUSAF.jpg---米軍経費削減と体制見直しの一環で欧州米空軍司令官の4つ星から3つ星への格下げ
---欧州各国の経済情勢から来る平均2割の国防費削減
---ほんの数年前に出来たばかりのアフリカ軍隷下の米第17空軍が閉鎖され、欧州担当の第3空軍と統合
---英独伊の米基地にA-10やF-16が所在も、F-22はハワイやグアムなど西太平洋地域を中心に展開し、欧州にはほとんど飛来無し。F-35の欧州への配備予定は現在無い。・・・・・等々と寂しげに語っていたところです。

「欧州米空軍の苦悩と挑戦1」http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2011-09-24
「欧州米空軍の苦悩と挑戦2」http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2011-09-24-1
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ウェルシュ大将については、雑誌記事と米空軍作成の経歴表からの知識しかありませんが、戦闘機パイロットの本流経歴ではありませんし、学校や教育コマンドの配置からしても空軍幹部内の評価がそれほど高かったとは思えません

あえて言えばISRや宇宙をかじり、国防省が重視のアジア太平洋を14ヶ月の韓国勤務で経験、統合で調達業務を経験、欧州で対リビア作戦を通じ多国間の調整に奔走した実績等々から・・と言うことでしょうが、薄いです。
米空軍の本流の幹部達が「毒されている」と判断され、外された・・と見ることも出来るでしょうが・。

やはり何と言っても、パネッタCIA長官時代に空軍中将として身近に仕えた経歴がものを言っているような気がします。

SchwartzAF.jpg先日、後任者に関しシュワルツ現参謀総長は個人的な繋がりだけで選べるようなポストの人事ではない」との趣旨の発言をしていましたが、結果的には・・ですね。
今思い返せば現参謀総長が「次期参謀総長には考える時間が必要だ・・」とも述べ、早期の推薦と議会審議を希望していましたが、ペンタゴンの空軍司令部勤務が無く、ペンタゴンから7年間離れているウェルシュ大将を心配してのことだったかも・・。

「空軍参謀総長は8月交替」http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2012-04-09-1

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CNAS:対中の日米同盟を探る [安全保障全般]

CNASUSJapan.jpg4月27日、シンクタンクCNASが「対中政策の課題:軍事、経済、およびエネルギー政策で選択を迫られる日米同盟」とのレポートを発表しました。

CNASは本レポートで、台頭する中国に対して、日米同盟がどのように対処して成功を収めていくかについて、軍事、経済、およびエネルギー政策の観点から提言しています。

本レポートの問題認識
●両国は、これまで同様、重要な利害と価値観に関して多くの点で一致しているものの、同盟には潜在的に亀裂が生じようとしている
安全保障においては、中国の軍備増強(A2ADの強化など)への対応策、在日米軍の維持、およびそれぞれの現在の防衛計画の遂行能力に関して意見の一致をみない可能性

経済においては、成長率の達成と維持、そして新興国との対話、さらに地域内での通商制度の統一について両国間の意見が分かれた場合、同盟の地域秩序を形成する力が弱まる可能性
USJapan2.jpgエネルギー戦略で両国の歩調が乱れた場合、同盟への負担が増大することも。両国とも十分且つ安定したエネルギー供給を確保することが課題であり、今後、中国をはじめとする新興経済国がどのようにエネルギーにアクセスするかによって影響を受けることも明白

対処立案上の基本スタンス
●日米両国は、開放された、ルールに則った制度の維持と適応を目標とし、中国などの新興国には同制度の責任を持ったステークホルダーとなるための奨励策を提供すべきである。

具体策検討へのアプローチ法
2025年までに日米同盟が直面する重要課題を分析し、同盟の強大且つ重要な影響力をいかに維持できるかを考察する。
数十名の日米の著名な専門家や政府高官を対象とした一連のワークショップ等を基に、今後十年間、同盟関係をさらに強化するための具体策11項目を推奨

11項目の具体策(見出し的に概要のみ)
●同盟の基本目標再評価のため、ハイレベル戦略協議を新設
●上記戦略協議で在日米軍と自衛隊基地の段階統合検討
●明確な計画による定期軍事演習でA2ADを打破する準備
中国を域内安保体制に取り込むための3ヶ国戦略協議

USJAPAN.jpg●債務削減策と共に教育・インフラ・技術革新への戦略投資推奨
●米の雇用と成長を最大化、中国の新興市場への関与促進
●2国間の経済通商発展のため域内パートナーとの協調

●同盟内でエネルギー安保を重視、同戦略の相互補完性確認
エネルギー安保に関する中国との3ヶ国協議創設
TPPにエネルギー安保を組み込む
●民間の原子力発電産業のため規制政策と同技術での協業

日本語サマリー(2ページ:0.5MB)
http://www.cnas.org/files/documents/publications/CNAS_TheChinaChallenge_Japanese_0.pdf

CNASのレポート紹介ページ
http://www.cnas.org/thechinachallenge
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CroninPatrick.jpg本レポートの執筆者は→Dr. Patrick M. Cronin, Paul S. Giarra, Zachary M. Hosford, Daniel Katz
具体策検討に関与した「数十名の日米の著名な専門家」で日本側には主に、日本国際問題研究所、日米問題研究所、早稲田大学、笹川平和財団等の研究者が含まれているようです。

「在日米軍と自衛隊基地の段階統合検討」が提起されていますが、現在のアジア太平洋地域における米国防政策である「地理的に分散し、作戦面で打たれ強く強靱」とは方向が異なるような気がしますが、「政治的に持続可能」や経費節減に重点を置いたからでしょうか?
沢山の人の意見を聞きすぎて、総花的な「しょうゆ」の臭いがするまとめの様な気がしますが・・・

サマリーだけで原文に当たっていませんのであしからず。
感心したのは、CNASのwebサイトにはタブレット端末やスマホ等に対応するファイルが準備されている点です。今だ、従来型携帯電話も使いこなせていないまんぐーすにとって、この手の進歩は素直に驚きです。

(追 記)
本レポートの筆頭執筆者P・クローニンは、日本のF-35導入に反対しています。
昨年12月、「日本がF35を選択すれば、日本と日米同盟に極端な危機を」、「導入が遅れて日本政府が批判されることになっても、米国はその責任を負おうとしない。(それが亀裂を拡大)」  上記レポートの具体策との関連が見て取れます。
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111203/amr11120322300007-n2.htm

「勝手に在日米軍再編を決めるな」http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2012-04-25
「テニアンは米軍代替基地」http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2012-04-18
「力みすぎ東アジア戦略概観」http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2012-04-03
「3章中国東アジア戦略概観」http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2012-04-03-1
「敵に財政負担を強いる」http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2012-03-03

CNAS関連の話題やレポート等
「政策担当次官はCNAS」http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2012-01-25
「海空軍を重視せよ」http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2011-10-10
「CNAS理事長が禅の思想を」http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2011-07-31
「CNAS出身次官アジア政策」http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2011-04-30

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中東で史上最大の多国間演習 [安全保障全般]

Eager Lion.jpg7日から28日までの間中東地域における史上最大米軍を中心とした多国間統合演習がヨルダンで行われているようです。
Eager Lion 2012と呼ばれる演習には、米軍とヨルダン軍の陸海空軍と特殊部隊の他、地域の15ヶ国から計約8000人が参加しているようです。
このEager Lion演習は、毎年米軍とヨルダン軍が行ってきた演習のようですが、本年は初めてシリアを除く周辺国を招いたようです

本年は陸海空特殊部隊が統合で不正規戦や特殊作戦、更には対反乱作戦を参加国間で連携をとりつつ訓練するようです。訓練場所はヨルダン国内全域に及び、シリア国境やイスラエル国境近くでも行われると公表されています

Eager Lion 2012.jpg演習本格化の前段階では、米とヨルダンが共同出資した特殊作戦訓練センターで準備が行われた。
ある演習関係者は「いろいろな憶測を呼ぶだろうが、本演習はかなり以前から計画準備されていたモノで、特定の事象を想定しているわけではない」と強調しています。

演習はヨルダンを3つに分けて3ヶ国(青、赤、オレンジ)に想定し、実働部隊には地上部隊や海兵隊着上陸部隊の他、航空機や各種車両が参加、化学剤の漏れを想定した危機対処訓練も含まれている。
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okazaki.jpgそんな中、5月8日付で岡崎久彦氏が、以下のようなコメント付きでNY-Times紙のイラン関連記事を紹介しています。

イスラエルによるイラン攻撃が今にもあるのではないか憂慮されているこの時期に、何という悠長な論説かとの印象を受けるかもしれませんが、イランの長期的将来を考える人々にとってはこれこそが主要関心事なのでしょう。
●あるいは、ごく最近の核問題についてのイランの姿勢軟化を見て、今回の危機は去りつつあるという認識の下に将来を論じている可能性もあります。

4月18日付 NY-Times紙記事
(by 外交問題評議会Ray Takeh
●イランの専制神権政治は確固としているように見えるが、イランの政治史を振り返ると、新たな社会運動が起きて神権支配に挑戦する可能性はある
●すなわち、イランでは宗教指導者たちが「緑の運動」を抑え込んでしまったが、奇妙なことに、国際的には、最近の選挙で神権派が勝ったことは内心歓迎されている。
●これは、どうせ神権支配ならば、予測できないアフマディネジャドよりもハメネイの方が、国際社会との関係を修復できる可能性があると思われたからだろう。

RayTakeyhCFR.jpg●しかし、イランの歴史上、独裁制は安定しない1950年代の石油国有化運動とモサデクの失脚の際は、民衆の蜂起は、リベラルな改革主義者・インテリ・聖職者・社会運動家が一緒になってNational Front Partyの形をとった。
1960年代には、シャーの独裁と米軍の特権免除に反対する勢力が結成され、それが1979年のホメイニ革命の基盤となった。

●その後、1990年代初頭には、近代化、民主化の動きが起こり、それが緑の運動につながっている。緑の運動は、イランを自由化しようとした過去の運動の継承者だったと言える。
●現在のイランでは、ナショナリズムとイスラム主義の結合が過去30年続いており、緑の運動が再起するかどうかはわからない。しかし、過去の歴史の例から見れば、いずれは新たな社会運動が聖職者支配を脅かすことになるだろう
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岡崎氏の「イスラエルによるイラン攻撃が今にもあるのではないか憂慮」からすれば、「Eager Lion 2012」はその時に備えた地域軍の招集かも知れません。
一方で「ごく最近の核問題についてのイランの姿勢軟化を見て」のことなのか・・・。そこまで断定的に岡崎氏に語らせるのは何なんでしょうか? そしてそのリザベーションを置く説明ぶり・・

そういえばイスラエルのネタニアフ首相が、総選挙は数ヶ月以内、との趣旨の発言をしたかと思えば、直後に大連立成立、のまか不思議・・・・。これもよく分かりません。中東は混沌・・。

「対イラン政策と国際情勢」http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2012-04-24-1
「米海軍が湾岸へ戦力増強」http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2012-03-19-1
「なぜF-22がUAEに展開!?」http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2012-05-01
「イラン核施設の完全破壊困難」http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2012-03-02

「前半湾岸諸国空軍との協力」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2011-03-10
「後半湾岸諸国空軍との協力」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2011-03-10-1
「対イランのAirSea Battle」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2012-01-26

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9年ぶり米で米中国防相会談 [パネッタ国防長官]

ChinaDM.jpg9年ぶりに中国国防相として訪米中の梁光烈(Gen. Liang Guanglie)国防相が、7日パネッタ国防長官とペンタゴンで会談し、記者会見に臨んでいます。←梁光烈将軍は余裕の入場です!

しかし・・・中国の国防相が「2人並んで」会見に応じたのを初めて見ました。中国も少しは柔軟にメディア対応する方向に変わってきたのでしょうか。又は新華社がタイムズスクウェアに立派なオフィスと広告を設けたのと同じで、堂々と自己主張を開始したのでしょうか・・・

なおこの記事は米国防省webサイト掲載記事の概要です。従って米国防省が伝えたい内容で構成されていると思います。
本件については、本記事アップ時点で既に多数報道されていることと思いますので、日本メディアの報道ぶりや他の視点からの報道と対比してご覧下さい。

会見でパネッタ長官は・・
●米国と中国は共に「Pacific powers」である。そして両国関係は世界で最も重要な関係の一つである。私は梁光烈将軍に、両国軍事関係が健全で安定し、信頼でき継続的であるよう私が関与していくとお話しした
●私は今後数ヶ月以内に中国を訪問する

GenLiangGuan.jpg●我々はアジア太平洋地域と更にその地域を越えて利害を共有している。両国は幾つかの領域、つまり人道支援、大量破壊兵器拡散防止、麻薬取り締まり、海賊対処等々でで共に協力してきており、今後も協力が拡大すると考えている。
●ご存じのように米国は最近、新国防戦略を発表し、アジア太平洋地域ほど両国の平和と繁栄にとって重要な地域はないとの認識を示した所である

中国は3年にわたり、アデン湾での海賊対処に貢献しており、紅海からインド洋にかけての通商ルートの安全に大きく寄与している。
●また梁光烈・国防相はASEANにおいて、人道支援と災害対処討議チームの共同議長として尽力いただいており感謝したい
北朝鮮問題や他の話題についても議論し、海洋安全、サイバー問題、ミサイル防衛、核拡散問題についても討議し、今後も協力と対話が必要だと確認した

米国と中国は、全ての分野において合意しているわけではないことも確認した。しかし我々は、両国の軍事対話が危機に繋がる誤解や誤認を避けるために重要であること信じている
肯定的で協力的で包括的な両国関係は、アジア太平洋地域の安全確保、更に安全な両国の将来のために必要不可欠である。

梁光烈・国防相は・・
GenLiangGuanglie4.jpg●今回の訪問の目的は、中国首席とオバマ大統領の間で合意された中米間の国対国、軍対軍の関係を発展させるとの約束を実行するためである
●両国は合意に基づき、「defense consultative talks」、「defense policy coordination talks」、「Military Maritime Consultative Agreement」、及び軍事ホットライン(北京DC間)を良く活用していく
両国関係は今、新たなスタートラインに立っており、公平で相互利益となる協力を基本に新たな軍事関係を構築していく

両国防相は共に・
●安全保障分野での両国の協力は互いの利益であり、本年、災害復旧及び海賊対処の共同訓練を実施する

サイバー戦する記者質問に対し・・
梁光烈将軍はサイバー攻撃疑惑に・・
●(熱心に積極的に質問に答え)我々は会談の中でサイバー問題も話し合った。私はこの問題に昨年のシャングリラ・ダイアログやASEAN国防相会議でも答えている。また本件は、本年の中米戦略安全保障対話でも議論している

「梁光烈シャングリラ」http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2011-06-01

ChinaDM2.jpg●私は、米国を目標にしたサイバー攻撃が中国から行われているとの指摘にほとんど同意できない(通訳:can hardly agree)。パネッタ長官も会談で、米国へのサイバー攻撃全てが中国からのモノではないことに同意してくれた
●サイバー攻撃は全ての国にとって重要な問題である。従って、全ての国が本件を重要視することは正しいと信じる
細部までは話しておらず、専門家にゆだねることにしたが中国と米国が共同でサイバーセキュルティーを高める何かが出来るのではと話し合った

パネッタ長官は梁将軍の発言に
●梁将軍がサイバー問題について率直に話し合いに応じてくれたことを讃えたい
米中両国は共にサイバー分野で先進技術を確立している。また米中両国へのサイバー攻撃に第3国が関与し、他国にもハッカーがいることには同意する
●中国と米国が共同でサイバーセキュルティーを高めるアプローチを行う検討について、梁将軍が前向きであったことに感謝する。

今後、梁光烈・国防相は訪米中に
●マイアミの中南米担当の南部コマンドを訪問し、同コマンドの重要任務である災害対処、麻薬対処等の非伝統的な安全保障分野について意見交換する
●次にノースカロライナ州の海兵隊部隊を訪問、上級下士官達と交流を図る
●また陸軍のFort Benningキャンプや空軍のSeymour Johnson基地、陸軍士官学校では士官候補生と共に昼食をとる予定
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GenLiangGuanglie3.jpg中国側から「歴史上の新たなスタートライン」とか「新たな軍事関係」との表現が飛び出しました。本年実施予定と発表された、「災害復旧及び海賊対処の共同訓練」のことを指すのでしょうか?
それにしても対話の枠組みがありすぎです・・。区別が付かないので原文のまま列挙しました。あしからず。
それから・・・まんぐーすが待ちこがれた美人通訳は姿を見せず・・本日は・・

米国防省Web記事 と 会見トランスクリプト

「パネッタ長官のアジアツアー」http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2011-10-22
「マレン議長訪中と美人通訳」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2011-07-12
「中国軍トップ訪米と美人通訳」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2011-05-18
「1月ゲーツ長官の中国訪問」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2011-01-09-1

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沖縄米軍の脅威は中国空軍でない [中国要人・軍事]

MI_Logo.jpg「在沖縄や在グアム米空軍アセットへの最大の脅威は、中国空軍からのモノではなく、弾道ミサイルからの脅威である。従って米軍は、攻撃を受けた後の環境下で作戦する訓練を志向すべきである」

4日、米空軍協会AFAの下部組織であるMitchell Instituteが中国空軍に関する講演会を開催し、叩き上げの米空軍士官だった中国空軍専門家(現在は民間研究所の中国軍分析官)が講師として中国空軍の今を語っています。
講演の細部は公開されていませんが、発言のポイントを米空軍協会webサイトの5月7日付Daily Newsが報じていますので、短いですがご紹介します。

まず講師Kenneth Allen氏の紹介
●1971年から92年の間、米空軍で勤務
●下士官時代は、中国語専門家としてNSAと台湾で勤務、またロシア語専門家としてベルリンでも勤務
us embassy beijing.jpg●士官へ任官後は、第5空軍司令部(横田)、太平洋空軍司令部(ハワイ)、在中国駐在武官補佐官、また駐在武官教育の教官

駐在武官補佐官として勤務時にCIA長官賞を受賞し、更にDIAが設けている「駐在武官の殿堂」入りを1997年に果たす。
●ボストン大で国際関係修士。退役後、中国軍に関する著書多数

Kenneth Allen氏は講演で・・
●米国防省や政府関係者は、中国軍の新型航空機や装備だけでなく、中国空軍がどのように組織を整え、訓練しているかに注目すべきである
中国空軍は湾岸戦争の教訓から訓練方法を変え、例えば地対空ミサイル部隊は敵の夜間攻撃に備えて夜間訓練し、空中監視レーダーの(敵に所在や電波周波数がばれないように)常時運用を止めた

依然、中国空軍は主に防御型空軍であるが、(今後)防御から攻勢空軍へどのようにシフトするか、また中国空軍が他組織とどのように連携をとっていくかにより、作戦行動をどのように遂行するかが決まってくる
在沖縄や在グアム米空軍アセットへの最大の脅威は、中国空軍からのモノではなく、弾道ミサイルからの脅威である。従って米軍は、攻撃を受けた後の環境下で作戦する訓練を志向すべきである
/////////////////////////////////////////

講演の一部しか報道されていないので、もし全体像が明らかになれば追報致します。最後の部分だけ突然話題が変わっていますが、全体の一部でしょう。
「湾岸戦争を教訓」や「防御から攻勢へ」のくだりは奇をてらわない中国空軍の王道分析ですし、他組織(海軍等)との連携が鍵、との見方もプロの視点です。

「中国空軍あれこれ」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2012-02-15

BillyMitchell.jpg従って・・ではないですが、「在沖縄や在グアム米空軍アセットへの最大の脅威は、中国空軍からのモノではなく、弾道ミサイルからの脅威」との指摘は決して特異な見方ではないと思います。
まんぐーすは自分の主張正当化のため都合の良い報道や研究のみを紹介している、とのご指摘を時々受けますが、米国のポピュラーな軍事ニュースサイトに掲載される記事を坦々と取り上げているだけで、何の作為もありません。

「脅威の変化」や「中国の脅威」について、他の見方をそれなりに信頼できると考える筋から聞いたことがありません。その辺りに疑問の方があれば、ご自分でお確かめ下さい。

なお「Mitchell Institute for Airpower Studies」は「エアパワーの父」と呼ばれるミッェル将軍(写真左上)を記念する研究機関で、「エアパワー」研究の中核組織です。

ゲーツ国防長官(当時)
「今や潜在的敵対国は全て、米国と通常戦の手法で正面から対峙するのは得策ではないと学んだ。・・・潜在敵国は、米国に対して戦闘機や空母等の軍備拡張競争を挑み、破産する道を選ぶだろうか?

「東アジア戦略概観と脅威変化」http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2012-04-03-1
「Toshi Yoshihara博士の来日」http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2011-09-29
「中国の脅威を誤解するな」http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2012-03-28

「1/2米中衝突シナリオを基礎に」http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2011-12-28
「2/2米中衝突シナリオを基礎に」http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2011-12-28-1
「CSBA中国対処構想」http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2010-05-18
「脅威の見方を変えよ」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2011-06-09

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