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追加:恒例のレポート「中国の軍事力」発表 [米国防省高官]

このレポートは単なる分析ではなく、我々が中国側関係者と対話し議論したい一連の疑問であり課題である。
中国側も我々に疑問を持つだろう。そのような疑問を巡る対話と議論が地域と世界の安定と安全保障に貢献する。

China Report2011.jpg24日、シファー東アジア担当国防次官補代理(Michael Schiffer)が米国防長官が議会に提出を義務付けられたレポート通称「中国の軍事力」を公表しました。本来は3月1日が提出期限ですが、期限内に公表されることはまれなようです。 
既に各種報道がなされているので新味はないでしょうが、米国防省HP記事が伝える主要なポイントをご紹介します。それにしても次官補代理(deputy assistant secretary)が説明するところがチョットさみしいです。

記事をつまみ食いすると・・
●米国は、強く繁栄し成功して国際ルールや規範に貢献し、アジア太平洋地域と世界の安定と安保を増進する中国を歓迎する
●しかし、中国の継続的な軍事投資とその規模と範囲は、中国に地域の軍事バランスを不安定化し、誤解と誤判断のリスクを増大させ、地域の緊張と懸念を招く。

中国空母は2012年末には運用可能態勢になる。ただし艦載機は含まない艦載機の最低限の運用可能態勢を確保するためは、更に年数(a number of additional years)が必要
●中国は潜水艦への投資を継続している。中国はまた、対艦及び対空能力に優れた水上艦艇への投資を行っている。
海南島(Hainan Island)の海軍基地施設は完成している。この基地は広大で、多様な弾道ミサイル、潜水艦、大型水上艦艇、空母等を配備することが出来る。

China2011report.jpg●中国はまた、航空機とミサイルにも投資している。中国は次期戦闘機のプロトタイプを作成し、同機体はステルス性、先端アビオニクス、超音速巡航特性を備えている。
●しかし国防省は、少なくとも2018年以前にJ-20が運用能力を獲得すると考えていない。中国はJ-20の生産に当たって幾つかのハードルに直面しており、高性能ジェットエンジンはその一つである。
●しかし完成すれば、J-20は中国に強固な防空域への長距離突破型アセットをもたらすことになる。

●2010年に米政府機関や世界中のITシステム対して行われた意図された侵入行為は、中国国内から行われたようである。これら侵入行為は情報抽出に焦点を当てたモノであったが、その能力はネットワーク攻撃に用いられるのと似た技術である。
●同様に核兵器と宇宙戦力の分野でも、中国は能力を高めている2010年、中国は15回の衛星打ち上げを行った。

●中国は台湾との関係で多くの分野で注目すべき改善を進めているが、海峡での緊急事態への備えにも引き続き取り組んでいる。
世界貿易の約5割が通過する南シナ海への領土主張を、強硬に主張しているように見える。
●本年、中国は12.7%国防費を増やした。しかし実際の中国国防費の全体像を把握するのは難しい。我々は全体ではおよそ$165 billionだと考えている。

約95ページのレポートはこちら→http://www.defense.gov/pubs/pdfs/2011_CMPR_Final.pdf
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それにしても・・何でシファー君なんだ??? やはり米国は、ロー・プロファイルでひっそりレポートを公開したかったのでしょう・・・。

「なぜ中国は最近高圧的か」http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2011-08-12
「中国の南シナ海進出をどう防ぐ」http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2011-02-07

「マレン議長がアジア政策を」http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2011-07-27
「米国の姿勢シャングリラ」http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2011-06-01
「フロノイのアジア政策授業」http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2011-04-30

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