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北米に短・中距離弾道ミサイル防衛網を [Joint・統合参謀本部]

todorov.jpg9日付米国防省webサイト記事は、米本土の防空やミサイル防衛を担当する北米コマンドが、これまでの長距離弾道ミサイル対処だけでなく、今後10年で短・中距離ミサイル防衛にも取り組むとの同コマンド幹部の発言を紹介しています

米本土防衛でなぜ短・中距離ミサイル防衛なのかについては、「兵器技術の拡散と米国に敵対的な組織や国家の動向等を踏まえ・・」と説明していますが、具体的にどんな(潜水艦や艦艇発射ミサイル?)脅威をイメージしているのか等々には触れていません
また、とりあえず「センサー融合」のような話ですので、ロシアを刺激しないように注意している気もします

なお、発言は国防省web編集のインタビューを受けて行われており、それなりにアピールしたい意向も伺えます
発言者はKenneth E. Todorov北米軍副作戦部長(空軍准将)で、当方も取り上げたことがない米空軍救難ヘリ操縦者です。

北米軍のトドロフ副作戦部長は・・・
●長距離弾道ミサイルから米本土を守る能力を更に洗練すると同時に、テロリストやならず者国家による短・中距離弾道ミサイル脅威に対応する能力向上に取り組みたい
●北朝鮮が長距離ミサイル発射に成功し、イランが新しい中距離ミサイルを先週試験したと伝えられる中、米国は両方のミサイル防衛を準備しなければならならない。
●半世紀前から、米本土では長距離弾道ミサイルに焦点を絞ってきたが、兵器技術の拡散と米国に敵対的な組織や国家の動向等を踏まえ、全てのレンジの弾道ミサイルに対応するための統合融合探知・要撃システムを考えている

BMD-M.jpg●北米コマンド隷下のNORADはミサイル警報が任務で迎撃任務はないが、NORAD司令官は出来る範囲で出来ることを行う決断をしている
現在は約300名の州兵(アラスカ、カリフォルニア、コロラド)が24時間体制で待機についており、アラスカでは26発の迎撃ミサイルが準備態勢にある。限定的な長距離ミサイルに対処する体制を確保している

●現状の能力には満足しているが、脅威は変化しており、我々も進化しなければならない。北米コマンドはミサイル防衛庁と緊密に協力し、長距離ミサイル用に設計されたGMD(Ground-based Midcourse Defense System)を改善す
●これまで米国は、主に中東からの脅威に備えた欧州のミサイル防衛(NATO’s European Phased Adaptive Approach Missile Defense)に重点を置き、2020年までに完成させる計画だが、これを米とカナダにも拡大する
●北米のGMDは運用開始の2006年以降改良を重ねてきたが、短・中距離ミサイル対応も重点にする

●長距離ミサイルシステムと独立に短・中距離ミサイルシステムを作るより、防空も統合した相互連携するグループ化された一つのシステムに取り組んでいる。もちろん一つのセンサーではすべてを賄えないが、連結して情報を共有して全般状況を把握したい

●すでに計画を開始しており、数年以内には「シリンダーのようにつながった能力発揮」が可能になろう
●計画が発展・成熟していく中でセンサーの能力や数が増え、10年以内には短距離から長距離ミサイル用のセンサーが相互補完するような形態に進化するだろう
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North-Command.jpgコロラド州にある北米コマンド司令部前には、911事案の際のがれき(WTC、ペンタゴン、旅客機墜落地点)で作られたモニュメントがあり、本土防衛の重要性を忘れないようにしているそうです

それにしても・・・どこから、どんな手段で、誰が、短・中距離弾道ミサイルを米本土に打ち込むと想定しているのでしょうか?
何か裏があるのでしょうか? 当然と言えば当然の備えですが・・・。

「日本に第2のXバンドレーダー」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2012-09-18
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