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速報:4大政策シンクタンクが国防費削減案を [ヘーゲル国防長官]

4-Tank.jpg29日、ワシントンDC所在の4大政策シンクタンクが共同発表会を行い、強制削減対応策を検討する国防省の戦略レビューSCMR(5月末期限)に対する事前提言を行っています。

参加したシンクタンクはCSBA、CSIS、CNAS、AEIで、それぞれに政党との繋がりや思想が異なる研究機関ですが、国防政策に関し盛んに提言を行っている点において「4大国防政策シンクタンク」と言っても過言ではありません

検討の土俵をそろえるためCSBA提供のツールを使用し、各シンクタンクチームが考える方向性を同一ツール上で表現して比較する事により、多少単純化した結果となっていますが、共通点を見いだし、差異を明確にした点で興味深い内容となっています

それにしても、競い合うシンクタンクが同じステージで堂々と政策を議論しあう「うらやましい」の試みです。タイミングもばっちり。週末のシャングリラ・ダイアログとの時間差も絶妙です!

まず手法の概要をご紹介
●予算削減の目標を今後10年間で2ケース設定(A:52兆円とB:24兆円)し、2通りの削減案を検討。Aでは10年間均等削減、Bは前半は緩やかで後半きつく削減のシナリオで。
CSBA提供のツール(Rebalancing tool)は、軍種別や組織別ではなく、機能や能力別に650個の削減オプションを準備しており、各チームは独自の思想に基づきオプションの中から選択して削減目標を達成する

4-tank-meeting.jpg結果は10項目に整理され提示される。10項目はAir、Sea、Land/Expedition、戦略抑止、サイバー宇宙C2、特殊作戦、兵站・基地、人件費、即応体制、科学技術
●国防省が昨年発表した新戦略(DSG)は出発点であり、各チームの考え方で展開する
●各シンクタンクの結果は参加研究者の考え方であり、各シンクタンクの考え方を代表するものではない

手法の概要、結果比較、各チームの分析結果はCSBAサイトに
http://www.csbaonline.org/publications/2013/05/strategic-choices-exercise-outbrief/

CSBA:Todd Harrison氏による総評を斜め読み
注意:プレゼンスライドの適当なまんぐーす解釈です
無人機
予算削減の中でもステルス無人機には大幅な投資の伸び確保。非ステルス無人機についてはケースやチームにより相違が
戦闘機と攻撃機
ステルス機も非ステルス機も大きく削減特に非ステルス機は4チームとも投資額激減
爆撃機
ステルス爆撃機への投資は強め。非ステルスも細々維持

水上艦艇
空母は2~4隻減、駆逐艦や巡洋艦も4~14隻減
陸軍部隊
最低でも4万人、最大で16万人削減

4-tank-full.jpgサイバー宇宙C2
削減の中でも1~3兆円増 Bケースなら宇宙分野は増額
弾道ミサイル防衛
Aケースでも投資額維持
ICBM部隊
Aケースなら現有150発から数十発削減


特殊作戦
Aケースでも投資額増
即応体制
Aケースならマイナス許容

基地閉鎖
基地閉鎖・統廃合を促進(そのために一時的な支出増を許容
人件費
文民の大幅削減(最低8万人、最高20万人削減)

科学技術
A・Bいずれのケースでも現状維持又は増加
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なんと言っても削減の矛先は人件費です。陸軍(地上部隊)と文民を併せて、最低でも12万人、最大で36万人の削減で強制削減に対処するのが4大シンクタンク共通の方向性です。
おそらく国防省案ではここまでドラスティックな人員削減案はでないと思いますが、これにより装備の近代化がかなり存続可能になるようです

4-Tank-Fighter.jpg戦闘機や攻撃機の削減も共通の結論です。4チームともミサイルや誘導兵器への投資は推進していますので、この辺りは中国やイランを見習って米国もA2ADの考えを導入しろ、との考え方です
空母の削減も多くのシンクタンクが提案しました。脆弱性が増す空母への投資を制限するのも自然な成り行きです

国防省が要求している人件費の中のcompensation(補償費)の伸び削減が、どれほど含まれるのかは細部を見ないとわかりません。また基地の統廃合を積極的に進めるため、一時的な支出増を受け入れる考え方は同じです

本当に適当に斜め読みして書いていますので、是非ご自身で真偽のほどはご確認ください

手法の概要、結果比較、各チームの分析結果はCSBAサイトに
http://www.csbaonline.org/publications/2013/05/strategic-choices-exercise-outbrief/

「国防省戦略レビューの状況」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2013-05-20
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