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国防省発表:F-35運用開始時期 [亡国のF-35]

迷う海外購入検討国への危険な誘い、甘い言葉に要注意!

F-35-lineUp.jpg31日、米国防省は米海軍、海兵隊及び米空軍がF-35の最初の部隊を運用開始する時期(IOC:initial operating capacityの時期)を発表しました。
最低限の機能発揮が出来るソフトウェアで我慢の見切り発車計画」ですが、これまで予想されていた時期よりも早まっており、何とか議会や国民を説得して「亡国のF-35」を購入したい諸外国政府や国防省や戦闘機命派には朗報でしょう・・・

でも、根本的にはな・・・んにも変わっていませんから。まだ試験は半分も終わっておらず、本格的な戦闘能力や機体強度確認はほとんどこれからですから・・。
また、日本が払わされる経費は依然「青天井」状態ですから!

まず「IOC:初期運用能力」の定義を確認
十分な機体と訓練を受けた操縦士や整備員、更に機体整備や維持に必要な周辺機材を備え、各軍種が求める任務をサポートできる状態
●1個飛行隊の保有機数は、海軍と海兵隊で10機、空軍は12機
●上記定義に沿うと、海兵隊F-35が2015年12月、空軍が2016年12月、海軍は2019年2月に最初の部隊がIOCを獲得する

31日付Defense-Newsは本発表について
F-35-refuel.jpg海兵隊(垂直離陸可能型F-35B)と空軍(通常型F-35A)は、現在テスト中の「Block 2B software」でとりあえずIOC能力部隊を編成する
●「Block 2B」は大部分の防御能力発揮を実現できるため、戦いへの投入が可能と判断された
海軍(空母着艦可能型F-35C)は、全性能発揮可能なソフト「Block 3F」の完成を待ってIOCを宣言することとしたため2019年になった

●航空専門家Rebecca Grant女史は「完全ではないBlock 2Bでスタートする決断は良い決断だ、B-2爆撃機やF-22戦闘機もそうだった様に、導入時期は爆弾投下やミサイル発射等の基礎的機能を果たせるソフトでも支障はない。早期に作戦計画に組み込むことで、運用が成熟されて行く」とこの判断を支持した
Richard Aboulafia.jpg●別の研究者Richard Aboulafia氏は「IOC時期発表で、操縦不能状態の最悪状態から、抜け出しつつあることを示したいのだろう。安定状態へ向かいつつあることを示唆するものである」、また「海外の顧客は、全てが自由降下状態の製品に手は出せない。この決定が信頼回復につながることを望む」

●ロッキード・マーチン社報道官は「米海軍、海兵隊、空軍によって示されたF-35計画への信頼に感謝したい。我々の最優先事項は、まず海兵隊用F-35Bが2015年12月にIOC能力を獲得できるよう支援することである」と声明を発表した
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ソフトウェアの細部は良くわかりませんが、数多くの開発計画に携わった「米軍の切り札」Bogdan空軍中将(国防省F-35計画室長)が4月24日に語ったソフト開発の現状を表現する言葉をご紹介

bogdan_gen.jpg●F-35開発における私の一番の懸念事項であり、最優先課題はソフトウェア開発である
●この開発の遅れにより、2017年に部隊に提供予定のソフト「Block 3F」の納入が遅れることを懸念している。Block 3Fは内部および外装の全兵装を搭載するためのソフトで、全戦闘能力が備わったタイプである
http://defensetech.org/2013/04/24/concerns-linger-over-f-35-software-delays/

●私は垂直離着陸B型が2015年に初期戦闘能力を獲得する件についてmoderateな自信を持っている。2017年に完全な戦闘能力を確保する点については、より低いレベル(less confident)の自信しかない
http://www.airforcemag.com/DRArchive/Pages/2013/April%202013/April%2025%202013/Steady-on-F-35.aspx

防衛省・自衛隊から「亡国のF-35」に関するコメントや発表が全くありません。国会で質問する議員も居ないし、プレスも無視状態・・・。
本当にこの事業は、日本の国防政策を経費面で苦しめることになります米国への「上納金」では済まされない規模になる可能盛大です。日本の防衛費を食いつぶすのが目に見えているので「亡国の」と呼称しているわけですから・・・

ロバート・ゲーツ語録
若手幹部は、上司に率直に助言することで貢献するべきだ。士官として君が真実を述べず、正直さが推奨されないような環境を作り出したならば、君たちは自分自身と組織を機能不全にする→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2010-04-06

最近のF-35関連記事15本
http://holyland.blog.so-net.ne.jp/archive/c2302846744-1

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F-35

一個飛行隊の保有機数が随分と少ない様な気がします。性能が保証できない機体をごく少数機配備したところでどれ程の戦力となるのでしょうか?疑問に感じます。国防省からむちゃくちゃな要求を突きつけられたLM社には同情を禁じ得ません。
by F-35 (2013-06-02 09:14) 

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