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在韓米軍司令官:Global HawkよりU-2が良い [米空軍]

Scaparrott3.jpg25日、在韓米軍司令官のScaparrotti大将が上院軍事委員会で証言し、現状ではU-2有人偵察機のセンサー能力等がGlobal Hawkの能力を上回っており北朝鮮の行動を監視する上でベストのアセットだと述べました。

もちろん同司令官は事実を述べただけであり、国防省によるU-2全廃案に反旗を翻したわけではありませんが、A-10の例と同じく、「U-2存続派」達に格好の材料を提供した事になります。

25日付DODBuzzによれば・・・
Scaparrotti.jpg●在韓米軍司令官は委員会で「私の立場からすれば、U-2はGlobal Hawkが提供できない能力を保有しており、北朝鮮の潜在的な動きへの警報を発するに必要な情報収集を短い準備時間で行えるベストの機体である」と述べた
●更に細部には言及せず、「U-2の後継であるGlobal Hawk Block 30の偵察能力には改善の余地があり、U-2並みの能力にまで改良した後にU-2の任務を引き継ぐことになる」と説明した

●同司令官の発言は議員の質問に答えたものだが、2015年度予算案でU-2全廃を提案している国防省案とは対照的な内容となっている
ヘーゲル国防長官とジェイムズ空軍長官はU-2の能力を讃えつつも、U-2とGlobal Hawkの両方を運用する経費をまかなえず、致し方なくU-2引退を選択したのだ

●Global Hawkの時間当たりの運用経費がU-2より高い事がネックになり、昨年の段階ではU-2維持・Global Hawk削減の方針だったが、Global Hawkの時間当たり経費を約240万円(U-2は320万円)に押さえることが可能となり、U-2全廃案が急遽浮上した経緯がある

Spencer.jpg●今月の会合で空軍長官とSpencer空軍副参謀総長は、現時点ではU-2の情報収集能力がGlobal Hawkより「遙かに優れている」、「Global HawkがU-2並みに効果的になるには何年も必要」と発言している
●また空軍副参謀総長は、「Global Hawkのセンサーはそれほど良くなく、この課題に取り組んでいる。解決策は、U-2センサーを取り外してGlobal Hawkに装着することで、数年は必要」と語っている
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U-2はB-52のように、改修に改修を重ね、機体強度は十分、かつ最新のセンサーや通信機器を備えた「状況によっては」非常に優れた偵察機です

U-2 22.jpgもちろん、高度な防空能力を備えた敵領域を紛争時に偵察することは無理ですが、平時の北朝鮮監視や防空能力がほぼ皆無のイラクやアフガンでは極めて有効なISR機です。

この在韓米軍司令官の発言だけで、「U-2存続派」議員が空軍の全廃案を覆すことはないでしょうが、A-10と共にしばらくゴタゴタしそうな雰囲気です

韓国は、F-35と共にGlobal Hawkの購入も決定したようですが、どのようなセンサーを搭載するつもりなのかが気になります。

U-2関連の記事
「U-2が引退できない」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2010-06-22-1
「U-2はあと40年活躍?」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2012-02-16
「U-2操縦席からの映像」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2010-10-07
タグ:Global Hawk RQ-4 U-2
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