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強権エジプト大統領がスエズに新水路建設 [ちょっとお得な話]

Suez22.jpgエジプト政府は6日、スエズ運河の一部を拡張した「新運河」の開通式典を開催し、通航料収入の2~3倍増による国家収入の拡大を見込んでいます。
工事費を全てエジプト国内で調達し、工期3~5年といわれた運河を僅か1年で完成させたシシ大統領にとっては、政情不安から観光業が低迷するエジプトの国威発揚の狙いもあるようです。

2014年6月、「ムスリム同胞団」に支えられたムルシ政権を破って当選した元軍人のシシ大統領は、「ムスリム同胞団」やISへの徹底弾圧を行う一方で、投資規制の緩和策とインフラ整備を重要視する施策で海外投資家からも高い評価を受ける豪腕政治家です。

通航料収入の増加には懐疑的な見方もあり、過激派組織による船舶へのテロも警戒されますがエジプト政府には海外からの期待も高まっているようです。

6~7日付各種報道によれば
Suez1.jpgスエズ運河は全長約190kmで、今回エジプト政府は全体のうち72キロメートルの部分を拡張したり、水深を深く掘り下げた。一部は運河を新設し、大型タンカーが双方向で通航できるようにし通航時間の短縮を実現する。18時間から11時間に短縮との報道もあります
●6日の記念式典でシシ大統領は軍服姿で会場に入った。式典の挨拶では「新運河はエジプトが発展する一歩だ」、「直面するテロの脅威を打倒していく」などと述べた。

●同政府は運河拡張工事で、2023年までに1日平均の通航船舶数が現在の49隻から97隻に増えると試算。より大型のタンカーも通航可能に。これに伴い年間の通航料収入は従来の約2.5倍にあたる約1兆6400億円に大幅増加を見込んでいる。
Suezu1.jpg●2011年からの政変に伴う治安の悪化で主力の観光業は低迷。運河拡張を国家の威信をかけた運河拡張を独自の資金による建設にこだわり、エジプト国民のみが購入できる利回りが12%の債券を発行して1兆円以上の建設費用を賄った。

●ただ、思惑通りに通航量と収入が拡大するかは不透明。現在、運河や航路を巡る国際的な競争が激化している。北極海航路が存在感を強めているほか、パナマ運河の拡張やニカラグアも新運河の建設に乗り出しているからだ。

今後の課題は治安維持だ。エジプト軍は「スエズ運河の治安は100%維持できる」と述べているが、紅海の出入り口には不安定なイエメンとソマリアが位置している。
●国内ではISなど過激派の影響力が強まり、最近カイロで自動車爆弾テロが連続して起きたほか、外国人が誘拐され、殺害を予告するビデオも配信された。

豪腕大統領に海外からも期待が
シシ大統領.jpg●シシ大統領は2014年6月の大統領選挙に際し、「エジプトを改革するために、朝早くから夜遅くまで共に汗を流そうではないか!」と「やればできる!」精神で訴えた。そして運河拡張工事では大ピラミッド200個分の土が掘り出され、工事には80社のエジプト企業、2万人の技術者や掘削作業員が当った。

●運河拡張にともない、通航料収入の増加するだけでなく、運河の両岸にはやがて近代的なオフィスビル、国際会議場、ホテル、商業施設、巨大遊園地、そして各種の教育施設やハイテク工場が建ち並ぶ新たな都市が誕生することになる。
●エジプト政府は既に運河の両岸の土地の賃貸を提案し、中国を先頭に欧州や湾岸諸国の企業群が手を上げており、いまエジプト経済はヒートアップしている

Suezu2.jpg●一方で、シシ政権最大の敵であるムスリム同胞団に対しては資産凍結を進め、同胞団幹部には容赦なく死刑判決を下している。対ISでは、直接的な影響を及ぼすリビアでの展開に対していち早く空爆を敢行しており、更にシナイ半島の過激派との徹底抗戦を決断している

●同時にシシ大統領は、内政面では多くの巨大プロジェクトを、投資規制の緩和策とインフラ整備を重要視して推進している。そのため新政権誕生の直後から外資が流入して経済状況は好転し、欧米の格付け会社もエジプト経済を高く評価している。
●シシ大統領は運河以外にも、『新首都の建設』『カイロ旧市街の大改修計画』『アフリカ縦断道路の建設』といった巨大計画を立案・実行しており、大きな可能性を感じさせられる。
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とある中東専門家のシシ大統領評価
●弱肉強食の時代にあって、求められるのは強権の指導者である。従来のような「民主」「平等」「平和」を前面に押し出した全方位型の指導者では、他国に押しつぶされてしまう危険性をはらんでいる。

シシ大統領2.jpg●ただし、強健指導者であっても、ただ闇雲に突っ走るだけではやがて頓挫することは、過去の歴史が証明している。世界の潮流を冷静に見渡した上で自国の状況を的確に判断し、果敢に行動する指導者でなくてはならないということだ。
シシ大統領はまさに、その要求に応えられる剛腕の政治家である。

エジプト女性にも大人気らしいです。期待を持って、興味を持って見守りましょう!
米国は「人権」とか「民主主義」とか言わないでね・・・

「テロ映像付:スエズ運河で船舶に迫撃砲攻撃テロ」
http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2013-09-07-1

「映像:60秒でスエズ運河通過体験」 運河の概要や歴史も
http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2013-04-20-1

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