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中国空軍が次世代の長距離爆撃機を開発!? [中国要人・軍事]

Ma Xiaotian3.jpg1日、中国空軍のMa Xiaotian(馬騎天)参謀総長が、同空軍大学で行われた中国空軍記念行事で挨拶し、その中で細部には言及しなかったものの、「次世代の長距離爆撃機を開発中であり、将来披露する」と語った模様です。中国国営の環球時報(Global Times)が報じた模様です

中国軍の大型爆撃機と言えば、旧ソ連製のTu-16(バジャー)を改良国産化した旧式のH-6シリーズ(中距離爆撃機か?)ですが、最新のH-6K型は改造により、最新鋭のレーダー、より強力なエンジン、更に機体に複合材料を大量に採用して軽量化を図った結果、その作戦範囲が一気に3000㎞に延伸しました

またH-6K型は、最大で6本の巡航ミサイルを搭載可能となっており、現在中国が約60機保有するH-6シリーズを全部K型に改造・改良すれば、米空軍B-52のような役割を担い、グアム島を含む第2列島線ラインまでを攻撃範囲とする爆撃機となるのでは・・・と見られていたところです

環球時報は「now developing a new generation of long-range bomber」と報じたようですので、H-6シリーズの延長では無い、新しい長距離爆撃機と考えてあれこれ想像してみたいと思います

どんなタイプの機体?
china H-6.jpg●以下の過去記事「イメージ映像:中国軍島嶼占領」でご紹介した中国で流布されている中国メディア映像では、対地巡航ミサイルを発射するのはH-6Kである。ステルス大型機を開発しているとの噂は「皆無」であり、いきなりサプライズがあるとは考えにくい
●中国が開発中と言われるやや大型の戦闘爆撃機タイプのJ-20ステルス戦闘機は、さすがに「長距離爆撃機」の原形とは考えにくい

「イメージ映像:中国軍島嶼占領」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2015-09-06
「大幅改良J-20が初飛行」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2014-03-20
「2016年版中国の軍事力」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2016-05-15

どんな兵器をどのように?
●中国軍は空対地巡航ミサイルとして、「YJ-63」空対地巡航ミサイル(射程200km)、「DH-10」地対地巡航ミサイル(射程1,500km)の空中発射版「CJ-10」を保有しており、H-6K型は6発搭載可能である
●また、いくつかの中国国内の情報によると、H-6Kに搭載できる核弾頭搭載LACM「CJ-20」も開発中らしい

YJ-18 2.jpg空中発射型ではないが、対処が極めて困難な飛翔パターンの最新艦対艦ミサイル「YJ-18」(射程500km)を米国は警戒しており、これが空中発射型に改良されると悩ましい
見通し外の目標照準情報入手が中国の弱点とされており、中国も多様なレーダーや衛星を活用したTargettingに取り組んでいる

「驚異の対艦ミサイルYJ-18」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2015-10-30
「空母監視衛星打ち上げへ」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2015-10-10
「仰天:DF-26も空母キラー?」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2015-09-04
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Ma Xiaotian2.jpg中国の空軍トップとすれば「新型の長距離爆撃機が欲しい」のでしょうが、ステルス機でないと仮定するならば、よほど中国A2AD網に自信があり、非ステルス機の大型長距離爆撃機を運用する環境確保に自信が無いと言えない発言でしょう

もちろん、中国は14ヶ国と国境で接しており、長距離巡航ミサイル装備の爆撃機の活躍の場は多く残されていますが、太平洋側での作戦ではある程度は活躍の場が制約されるでしょう
ただし、日本のように戦闘機ばっかりに投資していると、中国の弾道・巡航ミサイルの初度攻撃やサイバー&宇宙&電子戦で無力化され、中国の非ステルス大型長距離爆撃機にも安々と攻撃されることになります

少しは第一列島線上に、「骨のある」「残存性の高い」「粘り強く抑止力を発揮できる」日本版A2AD網構築を考える方向で、真剣に米国防省や米軍と議論する必要があります。
さもなければ米国の政治屋や産軍複合体の「お金命派」に日本の国防を牛耳られることになりかねません・・・。

日本は脅威の変化の最前線であり、日本が考えなければ誰も真剣に考えてくれないことをもう一度肝に銘じて、惰性でない国防議論をしたいものです

色々考えよう日本の国防政策
「ヨシハラ教授:日本版A2ADを」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2014-09-18
「陸自OBが陸自で航空優勢と」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2015-07-12
「森本元防衛大臣の防衛構想」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2013-09-05

関連の記事
「空母監視衛星打ち上げへ」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2015-10-10
「イメージ映像:中国軍島嶼占領」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2015-09-06
「仰天:DF-26も空母キラー?」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2015-09-04
「驚異の対艦ミサイルYJ-18」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2015-10-30

「2016年版中国の軍事力」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2016-05-15
「10分野で米軍と中国軍を比較」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2015-09-18
「大幅改良J-20が初飛行」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2014-03-20
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