So-net無料ブログ作成

Bogdan中将退役でF-35計画室長は海軍人へ [亡国のF-35]

お疲れ様でした! Bogdan空軍中将殿!

Winter.jpg3月28日、米国防省はF-35計画室長のChristopher Bogdan空軍中将が数週間後に退役するのに伴い、昨年12月から同副室長を務めているMathias W. Winter海軍少将を中将に昇任させて室長ポストに就けると発表し、上院でWinter少将の中将昇任が認められれば直ちに交代するとしました

Bogdan空軍中将は、同ポスト就任直前に「ロッキード社との関係は、私が知りうる限り最悪だ」と発言して大きな注目を集める中、室長職を海軍中将から2012年12月に引き継ぎ、4年以上の激務を乗り切りました

遅延と追加予算要求の繰り返しが続いていたF-35計画を、再整理して実行可能性のある計画に再セットした計画に基づき、同中将は就任後繰り返し、F-35計画室は更なる予算や時間を今後要求しないと内外に発信し、必ずしも守れたわけではありませんが、全力を尽くしてきた人物です

Bogdan6.jpg就任して半年ほど経過した頃から、Bogdan空軍中将のF-35とロッキード社への批判的なコメントが急に影を潜め、予算強制削減の影響下、製造機数を確保するため海外への売り込みを意識した態度に豹変したのには興ざめでしたが、宮仕えの軍人官僚として立派にその任務を果たしたと思います

また、海兵隊と米空軍の初期運用態勢確立を、無理矢理こじつけだと言われつつも、実現した事は歴史的事実として記憶されるでしょう

特に最後の最後になって、トランプ新大統領がF-35計画を破綻した制御不能なプロジェクトだと発言する事態に見舞われましたが、ロッキード社と協力して大統領への事業説明を行い。何とかなだめて現状を理解させたことは、記憶に新しいところです

何よりも装備品開発に経験豊富で、しかも熱血漢で正義感も強く、次々と発生するトラブルと意地悪なプレスの取材にも、正々堂々と軍人らしい潔さを持って対応するBogdan中将の人柄への信頼感が、F-35計画をここまでサバイバルさせたと言っても過言ではないと個人的に感じています
Winter2.jpg
しかしトランプ新大統領は、米海軍空母艦載用のF-35C型に関し、改良したFA-18との費用対効果比較を行うよう国防省に命じており、まだまだ一波乱ありそうな雰囲気ですが、ここで海軍人が室長を引き継ぐことで、大統領対処体制を整えたのかも知れません


Winter次期F-35室長はどんな人?
1984年ノートルダム大学卒業で海軍に入り、空母艦載攻撃機A-6E Intruderの爆撃手・航法員として空母サラトガ、アメリカ、アイゼンハワー、ワシントンで乗艦勤務
Winter3.jpg●装備品開発や調達業務経験は、「Joint Standoff Weapon System」計画責任者補佐、F-35計画上級補佐官、F-35飛行推進主任エンジニア、トマホーク全面改修計画責任者補佐、戦術航空機計画担当幹部のスタッフチーフ、「Precision Strike Weapons」計画責任者などを経験

●将軍になってからは、「Naval Air Warfare Center」の兵器部門司令官、「Naval Air Systems Command」試験評価司令官補佐、「無人航空攻撃機」計画責任者、等を経て、2016年12月に副室長に就任するまでは米海軍の開発部門のトップであるCNR(chief of Naval Research)

ちなみにBogdan中将は・・・
1983年空軍士官学校を卒業したテストパイロット。KC-135や戦闘爆撃機FB-111部隊で勤務し、その後専門のテスト操縦者として35機種以上に搭乗する。その後、新装備開発計画の全般管理業務に従事。
●開発にかかわった機種は多数あるが、大尉や少佐としてB-2、准将時代には新空中給油機KC-46の開発計画全般にかかわり、初の固定価格契約を実現した。

Bogdan3.jpgBogdan4.jpg●その他にも、ミサイル防衛、電子戦やネットワーク、特殊作戦用システムの各開発・計画管理監督業務を経験。また兵站や調達分野での勤務も多く、米空軍の補給コマンド、兵站調達担当国防次官の軍事補佐官や空軍省の兵站ポストを経験している。
●Bogdan中将も室長就任の約5ヶ月前から、副室長として業務の掌握と引き継ぎを行っている
///////////////////////////////////////////////////////

まだまだ、一山も二山もありそうな「亡国のF-35」ですので、Winter暫定中将にはますますご活躍頂きたいものです!
最初の会見の「雰囲気」に注目したいと思います。気が向けば・・・ですが・・・

Winter次期F-35室長の公式経歴
http://www.navy.mil/navydata/bios/navybio.asp?bioID=578

Bogdan中将のご就任当時は
就任時→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2012-12-05
発表時→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2012-08-09-1

nice!(3)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:ニュース

nice! 3

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

メッセージを送る