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米国が台湾へ武器輸出&中国企業等へ制裁 [中国要人・軍事]

まだまだ中国の出方を見ながら極めて慎重ですが・・・

US taiwan2.jpg6月29日、米国務省が台湾への約1500億円規模の大型武器輸出を承認したと明らかにしました。「一つの中国」政策を変更するモノではないとの解説付きの発表で、慎重な姿勢は一応踏襲しています

もちろん、この判断は米議会の承認を得ないと正式な台湾との交渉には入れませし、交渉により価格に変化もあり得ます。

US taiwan.jpgまた、下記でご紹介する兵器の中身には、長射程や最新の兵器が含まれておらず、台湾の希望リストより限定的なモノでしょうし、中国を刺激する程度も「実質」低いと思われますが、台湾海峡に波風立てるには十分な規模と中身でしょう

更に、同28日に米国政府関係者が、北朝鮮に違法輸出を行う中国企業や個人への経済制裁措置を発動する方針を固めたとの報道が流れており、米国の対中国姿勢の「変化の兆し」かも知れませんのでご紹介します

国務省が承認した兵器のリストと価格など
●匿名で武器輸出承認の件を説明した米政府高官は、「長年基本としてきた一つの中国政策に変化はない」ときっちり説明しつつ、「台湾の防御能力強化は、台湾海峡を挟んだ対話に臨むに当たっての自身を与えるモノだ」とも語った
JSOW AGM-154C.jpg●更に、「この考え方に基づき、米国から台湾への武器売却は、台湾海峡だけでなく、アジア太平洋地域全体の平和と安定に寄与する事を目的としている。米国は今後更に、台湾海峡両側の人々が受け入れ可能なペースと範囲に於いて、台湾海峡を挟む関係の発展をサポートする」と語った

*早期警戒レーダー技術支援($400 million)
*AGM-154C 滑空型誘導兵器 (JSOW) ($185.5 million)
*AGM-88対レーダーミサイル (HARM) ($147.5 million)

*MK 48 6AT 大型魚雷 ($250 million)
*MK 46やMK-54等の軽魚雷能力向上($175 million)
*SM-2 艦対空ミサイル ($125 million)
*AN/SLQ-32A 艦載電子戦機材の能力向上($80 million)


米国が北朝鮮と違法貿易の中国企業や個人に制裁へ
6月30日付読売新聞朝刊1面のトップ記事が、「米政府は28日、核・ミサイル開発を進める北朝鮮と違法な取引をしている中国の企業や個人を対象にした金融制裁を、近く発動する方針を固めた」と報じています

USCC4.jpg複数の米政府関係者が28日、明らかにした。トランプ米大統領は4月以降、北朝鮮に影響力を持つ中国に圧力強化を要請してきたが、中国の対応は不十分と判断した。トランプ政権が、北朝鮮問題に絡み、中国企業に制裁を科すのは初めて。発動されれば、中国側の反発は必至で、米中関係が緊張する恐れがある。
●早ければ7月7~8日にドイツで開かれる主要20か国・地域(G20)首脳会議前に発動される可能性がある。ただ、米政府内には、対中関係の悪化を憂慮する声もある。中国が北朝鮮への圧力強化に傾けば、制裁発動について再検討する選択肢も残されているとみられる。

対象の中国企業は、遼寧省で北朝鮮と取引している貿易会社や経営者の男ら。同社は弾道ミサイルの誘導装置に転用可能なナビ装置などを北朝鮮に輸出した疑いをもたれている
●制裁が発動されれば、米国内の金融資産が凍結され、米金融期間等との取引が不可能になる
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AGM-154C 滑空型誘導兵器 (JSOW)は、航空機から投下された後、グライダーの様に滑空して最大40nm程度の範囲の目標をGPS誘導などで精密攻撃できる兵器で、AGM-88対レーダーミサイル (HARM)も射程は数十マイル程度です
またSM-2は艦艇の防空兵器で、最大射程が90nm程度です

Taiwan-China.jpg台湾海峡の幅からすると、また中国側にしてみれば脅威かも知れませんが、中国が保有する弾道・巡航ミサイルからすれば「かわいい兵器・おとなしい兵器」です。

中国の反応が気になります。また、米国が突っ張れるかがもっと気になります。日本国内の報道の劣化が激しく、テレビを見るのが苦痛になる今日この頃ですが、このニュースは注目致しましょう
都知事選の合間に、少しは報道されるかも・・・

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