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人気の係留型小型無人ヘリドローン [Joint・統合参謀本部]

BigSky.jpg10月13日付Defense-Newsは、米陸軍協会総会の会場で注目されていた「Hoverfly」社の係留型小型無人ヘリドローンを取り上げ、CEOである Rob Topping氏の話から、その有効性と活用法について紹介しています

無人機の有用性はこれまでも紹介して来たところですが、同社の係留型UAS(unmanned aircraft systems)は、小型車両に搭載して軽易に移動可能で、到着先で数分間で空中展開でき、更に係留ワイヤーを通じて電力を供給することで、20~30日間連続在空可能な点です。

LiveSky2.jpg最高で100m以上の高度に在空することから敵に発見されにくく、適当に上空で左右上下に動きながら滞空することから、見つかってもなかなか撃墜することが困難なようです

小型の「LiveSky」と、大きめの「BigSky」の2タイプを提供し、既に米軍だけに留まらず、映画産業やNYC消防局な等々に数千台を提供しているという同社CEOの話を聞いてみましょう

13日付Defense-News記事によれば
米陸軍の「痒い所に手が届く」係留無人機LiveSkyは、既に米陸軍内で使用されており、今年夏にジョージア州の米陸軍基地で開催されたロボット・自立化システム試験的展示イベントでは、軽機動車両Polaris MRZRに係留されて登場し、戦車部隊の進行方向に先行して派遣され、ISR任務を行っていた
●11日のインタビューで同社CEOのTopping氏は、連続在空性能に優れ、バルーンのように発見されやすいISRアセットとは異なり、アフガンの最前線拠点のような場所でも有効だろうと語った

LiveSky.jpg従来の小型無人機の難点は在空時間の短さだったが、係留型は移動も容易で見つかりにくいことから、また継続して操縦することもないことから兵士を危険にさらすことなく活用できる。
●また展開先に移動後、わずか2分半後には上空で任務を開始でき、戦場全体の映像を入手することができる

同無人機には小型バッテリーも搭載されており、係留ワイヤーからの電源が遮断された場合にも自力で帰投する仕組みを備え、また落雷に対する自己防御機能も備えている
●更に同無人機はネットワーク機能を備え、遠方の作戦指揮所からもコントロールすることができる
●操作は簡単で、一応6時間の訓練は必要としているが、たっぷり昼休み時間をとっても、一日で十分に習熟できる

●同小型無人ヘリは、NY市の連邦航空局に唯一、人口密集エリア上空も飛行可能な承認を得た信頼性の高いもので、NY市消防局は大規模な災害時などに周辺地域に緊急派遣し、熱源感知センサー等を搭載して危険箇所の確認に有効活用している
●現在はハリケーンで大きな被害を受けたプエルトリコにも派遣され、様々な場面で被災地の状況把握に貢献している。ヘリコプターを運行する費用と比較すると、圧倒的な安価で空中からの情報を入手できることが大きなポイントの一つである

BigSky2.jpg●米陸軍は前線兵士が携行する無線機の見通し通信覆域外の状況把握のため、係留型無人偵察の更なるオプションを検討しており、小さな最前線ポストの警戒や、前進や撤退経路の安全確認のための活用に適したUASを探し始めている。
●米陸軍の情報提供要望書には、最前線の厳しい自然環境の中で、垂直離着陸が可能で、迅速な展開や運用が可能で、継続的な情報提供が可能なものと要求事項が記されている
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言われてみればその通りですが、連続在空時間が現場の課題で、それを解決する手段として係留型が有効だと。

そしてそれなりの高度に上げれば発見されにくく、残存性が高いと・・・・。やっぱりこの辺りは現場の経験がないとわかりませんねぇ・・・

日本の沿岸監視や拠点防御に簡単に応用できるのかわかりませんが安価に敵の接近を抑止する効果は期待できるのではないでしょうか?

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