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古豪U-2偵察機部隊が装備改革を先導 [米空軍]

U-2飛行隊長
空軍参謀総長は言った「飛行隊長として即応体制を維持せよ。しかし空軍の回答を待っているようでは任務成功はおぼつかない」

U-2 night.jpg8日付Defense-Newsは、1950年代から前線で偵察活動を続け、今も最前線で活躍中のU-2偵察機部隊の取材記事を掲載し、飛行隊(編成単位部隊)の活性化を重点政策に掲げるGoldfein空軍参謀総長の意図を具現化するように、飛行隊がシリコンバレーと直接交渉しながら現場の要求に合う装備を低コストで導入している様子を紹介しています

どうやら空軍参謀長が視察した際に、飛行隊活性化策を提言して予算の自由度が与えられたような雰囲気ですが、なぜこれが可能なのかは記事からは良くわかりませんでした

米空軍全体で、審査を経てこのように小規模なプロジェクトに予算と自由度を与える機会が与えられているのか、そのあたりの細部が不明なのですが、いつ引退を命ぜられて不思議でない、士気が低下しそうな部隊でありながら、生き生きと部隊が活動する様子が伺えますのでご紹介します

8日付Defense-News記事によれば
U-2Flight.jpg未だに与圧服を着て搭乗しなければならないU-2偵察機だが、同飛行隊の作戦計画士官はまもなく、シリコンバレー企業と直接対話して実現した商用ベース技術を用いて実現した、作戦用データを融合する最新のコンピュータやタブレットを手にする
ペンタゴンからの指図をほとんど受けず、同飛行隊が調達するシステムは、関連の装備や開発を含め約3.6億円である

●U-2を運用する第99偵察飛行隊の隊長であるMatt Nussbaum中佐は、空軍参謀総長が部隊視察の際に同中佐に対し、「飛行隊長として即応体制を維持せよ。しかし空軍の回答を待っているようでは任務成功はおぼつかない」と語ったことを振り返った
●また同隊長は「私は空軍参謀本部勤務から飛行隊長になり、予算獲得や契約の流れを前任地で見てきたが、重要なことは現場の優れたアイディアをどうすればよいかである」とも語った

同隊長は特別な権限を与えられているわけではないと語ったが、飛行隊のメンバーは誰もが、重要な要因として、リーダーシップが一般兵士にチャンスをつかむ自由を与えてくれているleadership give those at the lower levels the freedom to take chances.)と語ってくれた
11月30日に空軍参謀総長が来訪した際には、同飛行隊がシステム導入の基礎と考える「atomic leadership model」を説明し、参謀総長は空軍全体に適応するプランを考えてほしいと応えた

U-2 tablet.jpg飛行隊長は彼らが自ら企業等と交渉して導入した装備の一つであるタブレットを見せてくれた。このタブレットは、パイロットが空中で秘密でない情報を入手するものだと説明してくれた。
●そして、操縦席は秘密作戦情報をやり取りする装備で埋め尽くされているが、そうでない情報のやり取りする装備はなく、公式に要求するには大変な労力が必要だと語った。基本ソフトは無料で入手し、「Apple’s app development courseware」に投資して好きなようにカスタマイズしていると言う。

●また旅客機パイロットが良く使用している「Garmin D2腕時計」を、U-2操縦者が入手して喜んでいるのは不思議な光景だった。
●飛行隊長は次のステップとして、この腕時計が収集した飛行ルート等のデータを軍用フォーマットに変換し、自動ダウンロードして飛行隊で事務作業に活用できるよう契約準備を進めていると語ってくれた

このような装備調達手法の利点は、兵士が予算を有効に活用しようと意識することである。一般に高いと感じたら、普通の人間は購入を躊躇する。しかし官僚的な組織ではこの意識が働かなくなることがある
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U-2 Dragon.jpg色々疑問が残る記事紹介となりましたが、数億円を部隊に任せて必要なものを装備させる自由を与えられているようです

その手続きの流れやここまでの経緯は不明ですが、前線部隊には色々な費用対効果の高いアイディアが埋まっていると言うことでしょう。

飛行隊(編成単位部隊)の活性化を進める米空軍を「よいしょ」する記事かもしれませんが、組織上層部の裁量で、部隊活性化が成功した事例ともいえましょう

空軍参謀総長の重視事項
「3つの重視事項」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2016-09-13

U-2偵察機の記事
「U-2はRQ-4が共存へ」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2017-05-25
「空軍偵察アセットの現状」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2016-08-21
「最新機よりU-2がいい」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2014-09-23
「在韓米軍トップ:U-2が良い」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2014-03-26

タグ:U-2
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カナダが中古の豪州FA-18購入へ!? [安全保障全般]

F-18.jpg8日付Military.comは、老朽化が進むカナダ空軍CF-18を補完するためにカナダ政府が中古の豪州空軍FA-18を購入する方向にあるとの報道を受け、新造FA-18売込みを見込んでいたボーイングが「決定を尊重する」との声明を発表したと報じています。

カナダはもともと、老朽CF-18後継に60機のF-35を購入予定でしたが、トルドー首相新政権がF-35に強い不信感を持ち、購入決定を先延ばしして「中継ぎ」として新造FA-18購入を示唆していました。

その後、カナダの航空機製造業ボンバルディアがボーイングから、旅客機のダンピング販売で訴えられ、米国とカナダの関係は悪化し、カナダはF-35の代打だったボーイング製新造FA-18にも「怒りの決別状」を突きつけ、中古の豪州FA-18購入を検討中との噂が出ていたところでした

カナダが正式に中古の豪州FA-18購入を決定したのか不明ですが、米国抜きTPP合意を直前になって「ちゃぶ台返し」したトルドー首相ですから、米国相手に何かやりそうです・・

8日付Military.com記事によれば
Trudeau.jpg●8日にボーイングは、「ボーイング社はカナダ政府の決定を尊重し、カナダが北米の安全保障のためNORADと協力し、北米沿岸全域を担当するため引き続きツインエンジン戦闘機を継続使用することを賞賛したい」との声明を発表した
●更に声明は「わが社は新造機を提供する機会や、新造機製造によってカナダに雇用を新たに提供する機会を得られないが、引き続きカナダと建設的な関係構築を探っていく」と述べている

4日の週にロイター通信が、カナダが豪州から中古のFA-18を購入する方向に傾いていると報じており、そんなタイミングで出たボーイングの声明だった
CF-18.jpg●また米国政府は9月に、カナダへ新たに製造する18機のFA-18売却を許可する決定を行ったと発表していたところだった

●ボーイングは「航空宇宙分野へのわが社のコミットメントには変わりなく、ルールに基づく自由で公正な競争環境を構築する全ての努力を引き続き支援していく」と意味深なコメントで声明を締めくくっている
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カナダの航空機製造業ボンバルディアがボーイングから訴えられた件は、米商務省がボンバルディア機に米国への輸入課徴金をつける決定をしました。

Bom C.jpgしかしボンバルディアの関連部門が欧州エアバス社(?)に吸収合併されることになり、米国の工場で製造を担う形にしたことで、米国は輸入課徴金をかけられなくなった聞いています

ボーイングと米国は、ボンバルディアを訴えた時点でカナダや英国等から非難を浴びていましたが、カナダと欧州の連携にしてやられた形となり、大恥をかきました。このまま事態が収集するかは不明ですが・・・

中古の豪州FA-18購入で上手く行くか、最終的なF-35購入をどうするのか・・・カナダの動向に今後も注目したいと思います

そしてトランプ政権の露骨な米国製品売り込みに、他国が連携して対抗する前例となるのか、注目したいと思います

米国とカナダの航空戦争
「米加の航空機貿易戦争に英が参戦」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2017-09-16-1
「第2弾:米カナダ防衛貿易戦争」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2017-06-04
「5月18日が開戦日!?」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2017-05-20
「痛快:カナダがF-35購入5年延期」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2016-11-23

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太平洋軍司令官が危機感とACEを語る [米空軍]

O'SHAUGHNESSY2.jpg1日、RANDやCSIS等が共同開催した「West Coast Aerospace Forum」で、O’Shaughnessy太平洋空軍司令官が講演し西太平洋地域の戦略環境が米国にとって急激に厳しいものとなっており、新技術や新コンセプトの導入が急務であるが、当面は現有戦力や既計画分でしのぐしかないと語りました

そして、一箇所に戦闘機を集中配備する現在から、第5世代戦闘機を分散して運用する新コンセプトACE(Agile Combat Employment)に基づく演習をアジア太平洋エリアで行っていると語りました

新コンセプトACEについては、10月末に国防省高官が記者団に、、「在日本の米軍最新戦闘機は、(有事に)地域の島々の10-15の未整備な緊急展開基地に分散させる」、「このコンセプトでは、分散した不便な展開場所でも最新戦闘機が作戦可能なように、迅速に兵たん支援も分散支援体制を整える必要がある」、「米空軍は最近のArctic Ace演習などで、燃料の緊急配分訓練をすでに開始している」とブリーフィングしたと過去記事でご紹介したところです

本日は太平洋軍司令官の発言と、ACE検討の一端をご紹介します

8日付米空軍協会web記事によれば
O'SHAUGHNESSY3.jpg●講演でO’Shaughnessy大将(次の太平洋軍司令官の有力候補)は、「太平洋空軍の作戦環境は信じられないペースで困難さを増している」と語り、米側が想定していたよりも遥かに速いペースで周辺国の軍事力強化が進んでいると述べた
●しかし、「予算の強制削減と過去約20年間の継続した戦いにより、わが米空軍に再投資して立て直すには時間が掛かるので、現有戦力で戦う方法を考えるしかない」と現状を語った

●そして同司令官は、太平洋軍エリアで訓練が開始され、戦力を分散して柔軟性と強靭性を確保するACEコンセプトに言及し、従来の巨大基地が敵攻撃に対して脆弱だと背景を語った
●また同大将は、米国の軍事的優位は決して確約されたものではなく、日々の取り組みにより勝ち取っていかなければならないと訴えた

ACEについて:米空軍協会機関誌5月号より
F-22Hawaii3.jpg●2013年から、F-22を飛行隊単位ではなく数機のF-22を機敏に展開させる方式(Rapid Raptor)を、燃料配分や兵站支援要領に焦点を当てて試してきたが、ACEはこれを発展させたコンセプトである
2月に12機のF-22を豪州のRAAF Base Tindal基地に展開させ、そこから更に2機をより小規模で設備不十分な基地であるRAAF Base Townsvilleへ展開させた

●2機のF-22はC-17とKC-135を伴って展開し、到着後、C-17を指揮統制通信基盤として活用してハワイの作戦センターと連絡を取り、C-17の翼燃料タンクから給油を受けた。燃料は陸海軍の簡易ゴム製タンクからも供給を受けることが出来る
C-17-2.jpgC-17に搭載された弾薬は、同じくC-17で移動してきた整備員によってF-22に搭載され、C-17の通信機を利用して作戦命令を受けたF-22操縦者は具体的な飛行計画を立てることが出来、約3時間で再発進してBase Tindal基地に帰還できた

●また同大将は、太平洋地域に分散配備した事前集積物資や、海兵隊F-35Bの基地の支援も期待できると語った
●ただF-35についてはまだ部隊導入が優先で、ACEコンセプトでの訓練は不十分だと太平洋空軍計画部長は認めている
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米空軍が明確に在日米軍基地の脆弱性を認識し、具体的な対策に動いている中、航空自衛隊はどうするつもりでしょうか?
せまい日本列島の中で、敵の射程距離内にある日本内部で、戦力分散を図ると言うのでしょうか?

US Forces Japan2.jpg普通の空軍を目指す・・・などと叫んでいる人がいるらしいですが、世界の脅威の最前線に存在する日本の空軍が、人並みを目指していて良いのでしょうか?

脆弱な多くのインフラに依存する戦闘機への依存や偏った資源配分を、今こそ見直すべきだと思います

在日米軍の変化を語る
「有事に在日米軍戦闘機は分散後退」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2017-11-02
「岩田元陸幕長の発言」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2017-10-09

沖縄戦闘機部隊の避難訓練
「再度:嘉手納米空軍が撤退訓練」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2014-06-25
「嘉手納米空軍が撤退訓練」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2013-08-23-1
「中国脅威:有事は嘉手納から撤退」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2010-05-13

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A-10を映像と5つの視点で学ぶ [米空軍]

A-10 4.jpgお馴染み「映像と5つの視点で学ぶシリーズ」で、米空軍で唯一対地攻撃に特化した作戦機であるA-10攻撃機を取り上げます

何回かご紹介したように、米空軍は1976年から運用を開始しているA-10を早期に退役させ、その任務をF-35に引き継がせる計画を立てていましたが、中東での対テロ作戦で大活躍しているA-10を破棄するとは何事かと米空軍OBや議会から大反対が起き、2020年以降まで活躍しそうな勢いです

米空軍はF-35整備員確保のためにA-10を早期破棄したいとの本音があり、戦闘機命派による画策で対地支援任務で劣るF-35に無理やり引き継がせようとしたことが関係者の逆鱗に触れた「情けない」結果を招いています

1.大型機関砲のため前輪が基軸からずれている
A-10 5.jpg●A-10攻撃機の主要兵器である、30mm徹甲弾を使用するGAU-8 アヴェンジャーガトリング砲は、機体内臓部分がカブト虫に愛称で知られるヴィークル車と同程度の大きさがあり、重量2.5トンと航空機搭載のガンでは最大の重さを持っており、そのままでは機軸中心の機体内部に格納できなかった
●そこで設計製造のフェアチャイルド・リパブリック社は、前輪を機軸の中心から右にずらせて取り付けることで機関砲スペースを確保することにした。なので、地上で移動する際は、右急旋回が可能である

2.ガトリング砲の排気ガスは機体全体に影響を
毎分3900発(毎秒65発)を発射するガトリング砲(搭載は約1200発)から発生する排気ガス量は猛烈で、翼周辺の気流を乱して失速を招いたり、エンジンが吸い込むことでエンジン停止に追い込まれる恐れまで懸念された
●そこで設計陣は強力なファンで機関砲排気ガスを下方に廃棄する設計を考えだし、この問題を解決した

A-10を5つの視点と映像で学ぶ(約6分半)


3.雷雲等の気象観測にも活躍中
●気象観測機関は、それまでプロペラ機を使用して局所的な雷雲やハリケーンの追跡観測に使用してきたが、上昇高度等の能力に限界があり後継機種を探していた
●そしてその後継に、エンジンの整備容易性や機体の安定性などを買われ、最も活動能力が高い航空機としてNSF(国家科学者協会)がA-10を選定し、現在でも使用されている

A-10 turn.jpg4.空中戦でのキル実績も
●ジェット戦闘機よりも速度で劣ることから、空中戦任務は期待されていないと考えられているが、1991年の湾岸戦争で、ガンによる唯一の空中戦撃墜を記録したのがA-10である
●同戦争の期間に、2機のヘリコプターをガトリング砲で撃墜したのだ

5.半世紀の現役期間が予期
1976年に運用を開始したA-10は、1980年代後半頃、F-16に任務を引き継ぐべきではないかと早期引退が検討されたが、湾岸戦争での大活躍が評価され計画は消えた
●最近また、F-35に任務を譲って早期引退を米空軍が計画したが、対地支援任務で劣るF-35には代替は不可能だと大反対にあい、現時点では早くても2022年以降に引退の方向で、半世紀にわたって活躍しそうな勢いである
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何度も戦闘機命派に早期退役させられそうになりながら、現場がそれを許さなかった、つまり戦闘機操縦者が如何に時代や脅威環境や戦いの予想において「過ちを繰り返してきたか」を学ぶ、貴重な機体でもあるわけです。

気象観測に活躍しているとは驚きですが、頑張ってほしいものです

映像で5つの視点から学ぶ
「米空軍パイロット」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2017-08-05-1
「カモフラージュ」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2017-04-16
「米海軍空母」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2016-12-25
「核兵器」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2017-02-05

「米海軍」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2016-11-27
「米海軍潜水艦」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2016-11-26
「火炎放射器」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2015-04-11-2
「負傷者救出ヘリ」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2015-03-07

「B-2爆撃機」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2015-03-01
「AK-47ライフル」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2015-02-28
「原子力潜水艦」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2015-02-07-1

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米海兵隊は射程400nmの火力を目指す? [Joint・統合参謀本部]

Naval Strike Missile.jpg10月後半に米海兵隊が、揚陸輸送艦に搭載した車両搭載ロケット弾発射機(HIMARS)からロケット弾で、約70㎞離れた陸上目標の攻撃試験を行ったと過去記事でご紹介しましたが、米海兵隊は「戦いの場にたどり着くために戦う」必要性から、更なる長射程火力の強襲揚陸艦や輸送艦への搭載を検討しているようです

1日付Military.comは、米海兵隊の計画作戦副部長が海上から射程400nmの火力発揮も構想しているとの発言も紹介しつつ、海兵隊が様々な搭載兵器オプションや搭載上の課題を検討していると紹介しています

個人的には、いつまで着上陸作戦にこだわるのかなぁ・・・とか、そういう火力は統合戦力で検討し、空軍の航空機とか海軍艦艇のミサイルとかに頼ったほうが投資効率が良いのでは・・・とか思ったりしますがA2AD対処の取り組みですのでご紹介します

1日付Military.com記事によれば
HIMARS3.jpg10月22日、輸送艦Anchorageの甲板上の車両搭載ロケット弾発射機(HIMARS:high-mobility artillery rocket system)からロケット弾発射試験を行った件で、第1海兵師団のEric Smith司令官は、今後も数回、パラメータを変えて試験を行うと語った
●具体的な試験の日程や要領は決まっていないが、揺れ動く甲板上で目標照準するソフトウェアの調整や運用コンセプトを固めるために試験を検討していると同少将は語った。

●また輸送艦上でHIMARSを使用する課題も明らかになってきた。例えば、ロケット弾発射に伴う熱や破片で甲板にダメージであったり、兵器格納庫の1/5を占めるHIMARSを格納するスペースであったり、1個小隊規模のHIMARS運用要員の居住スペースが課題となっている
●これら課題の対策が、更なる課題を生む形になってきており、粘り強い検討が求められているようだ

更なる長射程火力の搭載検討
●海兵隊システムコマンドのJoe McPherson氏は、GMLRS(guided multiple launch rocket system)や、ATACMS(MGM-140 Army Tactical Missile System)を検討していると語った
●また、米海軍沿岸戦闘艦LCSへの搭載試験も行われた射程100nmのレイセオン製Naval Strike Missileや、巡航ミサイルトマホークや多様なミサイルを発射可能な垂直発射機VLSにも関心を示している

Neller3.jpg●海兵隊はまた、地上から発射する対艦兵器やHIMARSを地上に展開して活用することも視野に置いている
●HIMARS試験で浮かび上がった、艦艇のスペースを犠牲にすること等の問題は小さくないが、米海軍の輸送船や補給艦に火力を搭載することも検討の一つになっているようだ

下院軍事委員で証言したBrian Beaudreault海兵隊中将は、海兵隊の火力の射程を400nmにまで延伸したいと語り将来は長射程精密火力にかかっていると証言している
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米海軍の輸送艦や補給艦にも火力を搭載し、横一線に並べて攻撃網を構成・・・とかの表現も記事には見られ、何となく大丈夫だろうか・・・と考えてしまいました。

日本の帝国海軍でも、大戦末期にあったのでは・・・と思いをめぐらしてしまった輸送艦の甲板にロケット発射機試験ですが、今後の展開を生暖かく見守りましょう

「海兵隊が輸送艦からロケット発射試験」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2017-10-28-1 

陸軍とクロスドメイン
「再度陸軍に南シナ海で活躍期待」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2016-11-16
「ハリス長官がcross-domainを」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2016-10-05
「ハリス大将も南シナ海で陸軍に期待」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2016-06-06

「射程300kmの対艦ミサイルを」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2016-10-29-1
「CSBA:米陸軍をミサイル部隊に」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2013-05-14
「尖閣防衛に地対艦ミサイル開発」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2016-08-14

Neller海兵隊司令官の熱い信念
「被害状況に備え訓練」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2017-06-16
「基本的な防御手段を復習せよ」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2016-08-10
「生活習慣を改善せよ!」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2017-02-08

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F-35:ソフト開発遅れでギャップ埋める誘導爆弾導入へ [亡国のF-35]

ソフト開発遅れでJDAMとSDBが搭載できず、穴埋めに緊急調達

F-35 Paris.jpg1日米空軍は、レイセオン社とレーザー誘導爆弾「GBU-49 Enhanced Paveway II」をF-35に搭載する契約を結んだと発表しました。

移動目標に対処するための精密誘導爆弾をF-35で使用できるようにする契約ですが、要するにソフト開発が遅れていて、もっとも効率的で前線で使用されているJDAMやSDB(Small Diameter Bomb)がいつ搭載できるか目途が立たないため、今回の契約に至ったものです

最近は、沖縄の嘉手納基地に12機展開したとか、欧州に展開して東欧諸国に派遣されたとかの話題で2017年は無理やり盛り上げた感のあるF-35ですが、足元はこんなもんです

1日付Military.com記事によれば
F-35 Front.jpg約65億円の契約には、1200発分の誘導キット、導入試験費、兵站支援、パラメータデータ支援などが含まれていると米空軍が発表した。
米空軍のF-35導入室長であるTodd Canterbury准将は、「F-35は運用を開始した即戦力のアセットであるが、GBU-49を装備することでより攻撃力を増す」とその効果を強調した

●同誘導爆弾はF-35に移動目標対処能力を与えるもので、2018年にF-35に導入予定の「ソフト3F」投入に合わせて使用可能になる
●現在使用されてる「ソフト3I」から発展し、「ソフト3F」はF-35に地上にある静止および移動する複数の目標「捜索、探知、識別、攻撃」を可能にするものであるF-35計画室関係者は説明している

米空軍F-35AにGBU-49を搭載する飛行試験は来月から開始し、来年1月末までに400個の誘導キットを企業から米空軍が受領することになっている
●関係者は今回のGBU-49導入契約について、将来のソフトウェアの更なる更新に合わせ、JDAMやSDBが使用可能になるまでのギャップを穴埋めするものであると期待している
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F-35A Eglin.jpg2018年度予算がスタートし、今年も暫定予算状態で米軍の前線部隊は苦しい現場運用を強いられているわけですが、上下両院の機能不全を問題視する国防省や米軍高官の発言が続く中で、装備品調達全体の見直しの必要性を正直に訴える声も出てきています

開発調達&技術担当次官のEllen Lord女史も、具体的装備品に言及した訳ではありませんが、幾つかの開発計画から撤退する話を始めていると語っています。

何が犠牲になるか不明ですが、その浮いたお金がF-35に投入されて良いのか・・・と引き続き疑問に思う今日この頃です

「亡国のF-35」カテゴリー記事
http://holyland.blog.so-net.ne.jp/archive/c2302846744-1

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ロシアとエジプトが相互軍用機乗り入れへ [安全保障全般]

RussiaDM-Shoigu2.jpg11月30日付Defense-Newsは、ロシア政府がエジプトへの武器売却や軍用機の相互乗り入れ等を含む合意文書を承認し、その案文をロシア政府のwebサイトに公開したと報じています。

11月29日には、ロシアのSergei Shoigu国防相がカイロを訪問し、両国の軍事技術協力会議に出席しており、この軍事協力を強化する合意文書の最終的な詰めを行ったものと解釈されています

ロシアとエジプトの関係は、1950~60年代にかけて反米姿勢を強めたナセル大統領の元で発展しましたが、後任のサダト大統領は旧ソ連の顧問団を追放して親米の立場をとり、「アラブの春」までは米国が影響力を保っていました

しかし「アラブの春」でムバラク大統領が追放されてからは、エジプト国内の混乱もあり米国との関係は疎遠になっています。

そうなるとロシアが近寄ってくるのですが、ロシア人のエジプト旅行客224名が搭乗したロシア旅客機が、2015年にエジプトのシナイ半島上空でISISに爆破された事件以降、ロシア政府は旅客機の乗り入れを中止し、エジプト観光産業の苦境がさらに悪化していました

11月30日付Defense-News記事によれば
RussianPair.jpg●11月30日に公開された両国政府が合意している文書案には、ロシアのメドベージェフ首相の署名があり、ロシア軍機がエジプト軍用基地を使用することが可能になることなど、ロシアの中東での影響力を更に強化する内容となっている
ロシアはシリア内戦でシリア軍飛行場や港を使用しているが、エジプトに拠点を確保することでその影響力を中東全域に拡大することにもつながる。エジプトとの合意は5年間有効で、両国が合意すれば延長される

エジプトのシシ大統領政権にとってロシアとの軍事行為は極めて重要で、戦闘機やヘリコプターや兵器を購入する合意も含まれているからである
シシ大統領が就任してから、彼はプーチン大統領と親しい関係を構築しており、ロシアとの経済関係が拡大し、ロシア製兵器購入にも興味を示してきたところである

●29日にカイロでの会議でロシアのShoigu国防相は、「安定して肯定的でダイナミックな軍事協力の地平が広がっている」と語ったと報じられている
Sissi2.jpg●同時に同国防相は、最近シナイ半島のモスクで発生した305名が犠牲になるテロ事件に言及し、お悔やみの言葉を述べている

シシ大統領はシナイ半島のイスラム過激派対策に苦労しており、29日にはシナイ半島北部の安定と安全を3か月以内に回復せよとエジプト軍に指示し、併せて軍参謀総長にすべての軍事的手段の使用を許可したところである
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シシ大統領は剛腕で強権政治手法でありながら、女性にも人気があり、スエズ運河の拡張工事を短期間で成功させたことで海外投資家からも期待が高い政治家です

Suez1.jpgその有能な政治家が、ロシアとの関係強化に動く背景には、人権とか民主主義とかの問題でフィルターをかけたがる米国の姿勢にも原因があるように思います

3か月でシナイ半島の過激派が掃討可能とは考えにくいですが、まずは治安との考え方には一理あります。ロシア製兵器を使ってでも・・

それにしてもロシアは抜け目ないですねぇ・・・。シリアに、トルコに、ベラルーシに、エジプトに・・ですから。

中東関連の気になる記事
シシ大統領がスエズ運河拡張http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2015-08-07
激震:トルコがついにロシア製防空システム契約http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2017-09-14
イランがハマスに支援再開http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2017-08-29-1
米国が無人機輸出見直しを検討http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2017-08-04

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男性器を大空に描いた海軍操縦者が処分へ [Joint・統合参謀本部]

動画撮影者のように、笑い飛ばしてくださいね・・・

penis.jpg11月16日、米国北西部ワシントン州の青空に、近傍のWhidbey Island海軍航空基地を飛び立った空母艦載電子戦機EA-18Gが、巨大な男性器を描きました

地元の多くの人が目撃し、スマホで撮影したと思われる写真や映像があっという間に拡散し、地元テレビ局もすぐに取り上げ、あっという間に全米の話題になりました

そしてクリスマスシーズンのこの季節、商魂たくましい地元企業が、クリスマスツリーの飾りにまでして8ドルで売り出すまでに・・・

数日後に米海軍が「無責任で未熟な行動」「全く受け入れられない海軍の中核となる価値観に反する行動」と海軍な操縦者の仕業であることを認め、不快な思いをした皆さんに謝罪すると公式に発表しました。

後に海軍航空部隊司令官のMike Shoemaker中将が、同機を操縦していた操縦者2名の扱いを協議する審査会を開き、処分する方針を決定したと伝えられています

penis2.jpgまた同司令官は、「米国民は金色の翼の徽章を身に着けた海軍操縦者に対し、その任務と航空機にふさわしい人間としての成熟度を期待している」、「海軍航空部隊は引き続き、威厳と尊敬に値する環境を醸成していく。性的な未熟でふざけた行為が海軍航空部隊にあってはならない」とのコメントを出しています

関係者への取材によれば、2名の操縦者がパイロット資格を失うことはないようですが、調査と処分検討が現在も行われているとのことです

まぁ・・・なかなか見事な出来栄えです。どうやって練習したのか? 
本番一発で決めたとすれば、地上で綿密に旋回半径、旋回G、切り返しのタイミングの時間設定を計算し、操縦席の二人が協力して仕上げたと思われます。

この映像と写真をもとに、航空自衛隊のブルーインパルス操縦者に分析してほしいものです

この女性のように笑い飛ばしてくださいね(映像80秒)
 

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25年の沈黙破り:米空軍最大の給油量を誇る基地 [米空軍]

なんと、8月28日付DODBuzzは同UAEの基地に米空軍部隊が所在して活動していることを米国とUAEが協議の上、25年間の秘密主義を改め、公にすることにしたと報じています

25年前に米空軍が同基地で活動を開始し、2002年1月25日に第380派遣航空団が同基地に編成されて15年何が契機となったかは不明ですが、公にするそうです
https://www.dodbuzz.com/2017/08/28/air-force-acknowledges-clandestine-base-in-uae/

9月28日付米空軍協会web記事も
http://www.airforcemag.com/Features/Pages/2017/September%202017/Connecting-Airmen-to-the-Mission-at-Al-Dhafra.aspx

何がきっかけなんでしょうか?????

以下の記事は、まだ公式に「Undisclosed location in Southwest Asia」だった8月頃の、公然の秘密を紹介する記事です・・・
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Al Dhafra.jpgアラブ首長国連邦の首都アブダビの南約30㎞に、米空軍が対ISISや中東域での作戦拠点としているUAE空軍基地があります。

米国防省や米軍の公式発表や軍事メディアでも、常に「Undisclosed location in Southwest Asia」と呼称され、その名をメディアで見ることはないのですが、言わば公然の秘密として、米空軍が大規模に拡張して作戦に使用しているのがUAE空軍の「Al Dhafra Air Base」です

UAE空軍はF-16と Mirage 2000を計5個飛行隊を同基地に配備し、米空軍はKC-10空中給油機、RQ-4大型無人偵察機、U-2高高度偵察機、E-3早期警戒管制機を展開させ、加えてF-22戦闘機も2012年ごろから頻繁に派遣しています

KC-10 2.jpg特にF-22派遣に関しては、衛星写真ではっきりとその展開が確認できるように意識してか、美しく5~6機が整列して駐機されている様子が何度かネット上で取り上げられており、同基地がイランから僅か100nmしかなく、F-22で10分以内に飛行可能な距離であることから、イランへにらみを利かせるための意図を感じると見る専門家もいます

本日は8月19日付米軍事メディアが取り上げた、「米空軍基地の中で最も航空機燃料の給油量が多い基地」の前線で頑張る給油部隊とその装備を紹介した記事をご紹介し、公然の秘密である「Al Dhafra Air Base」を取り上げます

19日付Military.com記事によれば
Al Dhafra 3.jpg●第380派遣航空団の燃料部隊は、25個のゴム製の簡易燃料タンクでイラクやシリアでの多国籍部隊の作戦を支えている。2016年には、2.6億ガロンの航空燃料をKC-10空中給油機等に提供した。この数字は一日平均約250万ガロンで、米空軍基地の中で最も多い量である
大口の給油相手はKC-10空中給油機で、1回に35.6万ポンドを注入する。この量はKC-135空中給油機の約2倍の量である

●航空機が効率よく再発進準備できるように、同基地にエンジンを駆動したまま燃料補給を行う「Hot refueling」を行うピットを12か所設け、C-130輸送機等の運用効率を格段に向上させている
●そのために米空軍は、タンクローリーのような燃料給油車両を使用しないで、各ピットから直接航空機に給油パイプを接続できる「Type III, Constant-Pressure Hydrant Fueling System」を導入している

●同システムは、給油ポンプ、フィルター、小型コンプレッサー、給油トランスミッターなどを一体にした装置で、どのピットでも一定の油圧を確保できるようになっている。
Al Dhafra 2.jpgRQ-4グローバルホーク大型無人偵察機やU-2高高度偵察機は、共に気温の低い高高度を通常飛行することから、他の空軍機が使用する航空機燃料「JP-8」より気化温度が低い別の燃料を使用する。この燃料はJP-8とは別の移送距離が短くて済む燃料ピットから供給される

●毎月、第380派遣航空団は駐留国(UEAのこと)国営の石油会社から、平均1100万ガロン(7500万ポンド)の航空燃料を提供されているが、当該国(UEAのこと)の微妙な立場から会社名は報じないようにMilitary.comは要請されている
●燃料は米軍機以外の多国籍部隊にも給油されるかとの質問に対し、担当の兵士は「我々はしっかりこの地に基盤を設け、彼らが必要とするものを提供する」と答えた。

●砂漠地帯の厳しい気候から、簡易ゴム製タンクの劣化は早く約7年で交換する必要があり、また点検等の作業も多い。更に野外での種々の作業は兵士に大きな負担を強いるため、前線部隊は通常の燃料タンクを地下に設置することを求めている
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再度強調しておきますが、紹介した19日付Military.com記事は、一度も「Al Dhafra Air Base」との言葉は使用せず、現地を訪問した記者たちも「on condition the exact location of the base not be disclosed」を条件に取材を許されています

Al Dhafra 4.jpgしかし「Al Dhafra Air Base」でググっていただければわかるように、カタールのアルウデイド基地と並び、米空軍が「Al Dhafra Air Base」にご紹介したアセットの根拠基地にしていることは公然の秘密となっています。

カタールがアラブ諸国の中で「いじめの対象」となり、米国との関係も微妙な中、この「Al Dhafra Air Base」とUAEは、ますます米軍にとって重要性を増しているとも言えましょう。3660mの滑走路が2本もありますから

UAE関連の記事
「UAEがTHAAD受領」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2015-07-26
「UAEが徴兵制導入」→ http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2014-01-21-1
「UAEのAOCが脚光を」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2015-01-11-1
「IS攻撃にUAE女性F-16操縦者」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2014-09-26

湾岸諸国が関係する記事
「米国が無人機輸出規制見直しへ」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2017-08-04
「中国がサウジで無人攻撃機の製造修理」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2017-03-29
「米がサウジにTHAAD提供へ」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2017-06-01
「米イスラエル関係の転機?:軍事援助を巡る攻防」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2016-07-26
「中東でF-35はイスラエル独占?」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2015-09-13

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