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CSBA理事長Krepinevich氏の来日講演 [Air-Sea Battle Concept]

・ゲーツ長官時代の国防諮問会議でキッシンジャーは言った。「今の中国は史上最高の戦略家の一人だ。弱点を突くのが巧みだ」と
・Work国防副長官らのゲリラチームが(あるべき軍事戦略追求のため、関連装備の)実現・調達等を画策している

CSBA-Krep3.jpg5月20日、笹川平和財団の招聘で来日したCSBA理事長Andrew F. Krepinevich氏の講演が同財団内で行われ、最近講演の模様が映像で公開されましたので、つまみ食いでご紹介します

Krepinevich氏の印象は「分別ある老舗大企業の経営者」で、講演では自己の主張を声高に訴えるのではなく、聴講者自らが考えることを促すような姿勢で「限られた資源で、何をするか、何をしないか」の選択がまず重要だと語っています

具体的には約45分間のプレゼンで戦略とは何か、戦略の重要性、情勢認識(新たな挑戦、大国間の軋轢、西太平洋・中東・対露欧州情勢)、軍事戦略での要考慮事項(核兵器拡散、新ドメインでの競争、コスト強要や増加、欧州同盟国の逃避、第3のOffset Strategy等々)に触れ、

最後に残り数分で西太平洋地域に関する軍事戦略議論にチョット言及し、最後の最後にスライド2枚(画面上では細部確認不能)でエアシーバトル発展型のような第1列島線で西側A2AD網構築とその後方に予備戦力配備のアイディアにさらっと言及でおしまいでした。

CSBA-Krep.jpg司会の山口昇元陸将が講演後に、「大変包括的で、示唆に富んだ」とコメントしていますが、大きく「戦略とは何か」から入ったため、個別具体的課題には余り入らず、新ガイドラインを契機に招聘した財団の思惑にはヒットしなかったでしょう

また、まんぐーすが期待していた「台湾にCSBAが提言した劣勢戦略を日本も導入すべきか?」との質問をする聴衆もおらず、質問はパキスタンから中東政策、核兵器から強制削減などなど多岐に渡り、日本の軍事戦略に絡める質問がなく残念でした

でも幾つか紹介すべき点もありますので、つまみ食いします
ただし、英語の聞き取りなので、誤解・誤訳には注意を!

講演と質疑応答(約71分:英語)


18分20秒付近から:中国の軍事戦略
●ゲーツ長官時代の国防諮問会議でキッシンジャーは言った。「今の中国は史上最高の戦略家の一人だ」と。中国が、ネットワーク依存と作戦拠点の少なさという米軍の弱点を突く巧みさを表現したのだ
CSBA-Krep2.jpg●中国は米軍がネットワークに依存し、そのネットワークの脆弱性を突くため、対衛星兵器、サイバー攻撃、電子戦等々に投資し、効率的に米軍の地域へのアクセスを阻止しようとしている
●更に、西太平洋地域の米軍が「多くの卵を、少ないバスケットで抱えている」状態、つまり嘉手納とグアムと空母に戦力アセットが集中してることに目を付け、各種の弾道・巡航ミサイルに投資して米軍の無効化を狙っている

34分50秒付近:効率化と欧州の劣化
●国防予算確保のため、国防省や米軍予算の無駄削減が叫ばれているが、私が成人した頃からづっと続いており、決して成就することはない。質問があれば山ほど背景原因をお話しすることが出来る

欧州は過去10年ほど軍縮レースを継続しており、今や「安保ただ乗り」とまで言われている。冷戦期とは異なり、欧州諸国は急速に人口の高齢化が進んでおり、社会旗福祉予算に目が向けられて国防費の増に迎えない状態に陥っている
●(冗談かと思ったが、真剣な顔で日本はこの点、良い意味で例外の国だと考えている。GDP1%を越えるのは時間が必要かもしれないが、必要な施策を採るものと考えている

42分付近:少し持論エアシーバトル発展型?
CSBA-Krep5.jpg●(時間切れのため説明が短く早口で、発言の意図と異なる可能性もありますが・・スライドを説明しつつ、)第1列島線上に並んだ青いバブルで対中国のA2AD網を構築し、中国が領土拡張要求や海洋支配意図を具現化させないように抑止する事が必要
●このために第一列島線上の国々が取り組むことが必要(で、日本はその中心的役割を期待される)
●(第2列島線まで図を少し拡大して、)地上戦力や予備戦力を広く分散して配置し、全体として態勢を構築する。決してこちらから仕掛けることを意図するものではなく、抑止するためにだ。

●(下に掲載のインタビュー映像では、日本への助言として、)まずオプションを増やすこと。そしてまず自国の防衛を固めること。そして次に第1列島線の防衛に取り組むこと

1時間8分20秒付近:エアシーバトルの行く末
CSBA-Krep4.jpg●(道下さんの質問か?質問に答えて、)今やエアシーバトルASB検討は統合参謀本部のJ-7に移され、よく分からない別の名前を付けられている。
ASBにペンタゴンは悲鳴を上げた。ある軍種の予算を配分を増やし、ある軍種から削減することになるからだ。結果ASBは拉致監禁(hold)され、今後は困難な道をたどるだろう

ただ、(拉致されたASB検討とは別に)かつてCSBAで同僚だったWork国防副長官らのゲリラチームのような一群が、(あるべき軍事戦略追求のため、関連装備である)LRS-B(空軍の次期爆撃機)、潜水艦や水中無人艇、空母艦載無人攻撃機UCLASS、エネルギー兵器等の実現・調達等を画策している
●また現在の上院・下院軍事委員会の委員長らは素晴らしい。冷戦後では最高のメンバーがそろっているので、期待している。
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個人的には39分50秒からの「第3のoffset strategy」関する経緯言及や、その直前のドイツ軍による「Blitzkrieg:電撃戦」への賞賛なども好きです。

経営者たるCSBA理事長の側面を感じさせる、日本への「よいしょ」も含めた「大人の講演」で、日本を顧客として「ほどほど」に重視している印象を受けました

CSBA-Krep6.jpg明らかに最後の最も重要な部分を「急いで飛ばした」感があったので、司会の山口閣下には少し柔軟に、質疑応答部分を削って講演を続行してもらう配慮が欲しかったです
聴衆の大部分の関心は、日本への提言をもっと聞くことではなかったのでしょうか?

以下のインタビュー映像には、山口閣下ら財団関係者とKrepinevich氏との会食らしき記念写真も含まれており、もしかしたら食事の場で聞きたいことは既に聴取済みだったのでしょうか?
詰まらぬ詮索はこれぐらいにして、CSBA理事長の浅草や広島研修を含む来日が実り多きものであったことを祈念致します

「CSBA理事長に聞きたかったこと」
http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2015-05-16-2

財団によるインタビュー映像(約6分)


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A2AD脅威下の作戦拠点グアム基地で今 [Air-Sea Battle Concept]

andersenGM.jpg4月29日付米空軍協会web記事が、米空軍協会機関誌記者のグアム訪問記の一環として、グアム等のアンダーセン空軍基地とその周辺での施設工事等に就いて紹介しています

中国軍の弾道・巡航ミサイルの発達増強で、グアムの位置付けは米軍的には微妙であり、そのために豪州やグアム周辺の島々(サイパンやテニアン)、更には東南アジアの諸国軍インフラへのアクセス拡大を図っている米軍ですが、これを機にグアムの状況を概観しておきましょう

4月29日付米空軍協会web記事によれば
Andersen AFB4.jpg●グアム島アンダーセン空軍基地の重要性は、車で周囲をドライブしてみれば一目瞭然である。基地全体で、またグアム等全体で建設工事が目白押しだからだ
●アンダーセン基地北部のランプ地区では、沖縄海兵隊数千人の移転に備え、準備が進んでいる

●第36航空団のWolborsky作戦部長は、2014年度予算で基地の航空燃料供給システムの抗たん性強化が認められ、更に強度が強化され整備性も向上する整備用ハンガー2にも予算が付いたと説明してくれた
●また、米海軍が今後3年間で配備予定の3機のMQ-4(海洋監視型グローバルホーク)用ハンガーも建設中である。

Andersen AFB-2.jpg●2015年度予算で最終的に実現せず、2016年度予算審議に再挑戦している「塩害腐食整備施設」や、「強靱性強化装備品の倉庫」や「抗たん性強化指揮所」、基地の地下施設のための支援設備工事が2016年度予算案で計上されている
●同基地幹部はまた、島外からの展開受け入れセンターを航空機ターミナル近傍に建設し、兵站支援態勢の強化や迅速化を進めたいと計画している
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海兵隊再編や普天間基地の移設に関し、日本の政治家がグアム等を訪問する機会は今後もありましょう。特に防衛省の大臣から政務官に掛けては・・。
その際、海兵隊の移転候補地を見るだけでなく、基地の「強靱化」や「抗たん性強化」施策も是非確認してきて欲しいものです。「地下の施設」など興味津々です

Resiliency.jpg防衛省の役人や市ヶ谷勤務の自衛官も、Cope North演習に参加する航空自衛隊員も報道陣も、よくその取り組みを目に焼き付けて欲しいものです
中国本土から約3000km離れたグアム島でさえ、予算が厳しい中でさえ、「強靱化」や「抗たん性強化」を進めているのです

関連の記事
「グアムの抗たん性強化へ」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2013-04-30-1
「グアムで大量死傷者訓練」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2012-02-08-1
「グアム基地を強固に」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2011-04-12

「Wake島へ避難訓練」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2013-07-04-1
「テニアンで作戦準備」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2012-06-05

「米と豪が被害想定演習を」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2011-08-02
嘉手納基地滑走路の強化」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2010-10-09
「ブルネイの飛行場を確認」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2011-07-14

「再度:嘉手納米空軍が撤退訓練」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2014-06-25
「嘉手納米空軍が撤退訓練」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2013-08-23-1
「中国脅威:有事は嘉手納から撤退」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2010-05-13

「沖縄で最大の空中給油付き訓練」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2015-04-08
「Resiliencyを捨てたのか?」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2012-09-13-1

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未だエアシーバトルの実態見えず!? [Air-Sea Battle Concept]

「車に貼り付けたステッカーのように・・・」

ASB1.jpg2015年の新年早々、国防省のエアシーバトル(ASB)検討室を廃止し、統合参謀本部J-7に機能を移管、本年末までにASBとの名称を使用しない「JAM-GC:Joint Concept for Access and Maneuver in the Global Commons」とのコンセプトペーパーをまとめることで、現ASBを見直す方向が明らかにされました

国防省関係者はその理由を明確に説明せず、エアシーバトルの考え方は引き継がれると強調していましたが、「エアシー」だけが実質強調される用語やコンセプトに陸軍と海兵隊の反対し、巻き返しを図っているものと、まんぐーすは解釈しています。

実際、米陸軍は「機動旅団を敵後方に空中投下して敵側面を突き、敵のミサイル攻撃下でも海岸線を確保する想定」で机上演習をやったり、「海兵隊や特殊作戦コマンドとともに、加州の演習場で突破作戦訓練(early entry operation)を計画」したりの「おれもおれも」状態です

US army infantry.jpg中国のA2AD対処に関し、今地上部隊に一番期待されていることは、米陸軍が攻防両方のミサイル部隊となり、中国軍のようなA2AD能力を米軍内で構成することです。地形を生かして攻撃ミサイルの生存性を確保し、粘り強く抑止力&攻撃力を維持し、防空ミサイルで粘り強くResiliencyを維持できる陸軍だとおもうのですが・・・

「陸軍をミサイル部隊に」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2014-10-30
「米陸軍にA2ADミサイルを」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2013-05-14

前置きが長くなりました
国防省関係者が「考え方は引き継がれる」と一応強調していた、本来しっかり検討されるべき「エアシーバトル」の現状に関する、現場部隊指揮官のコメントを断片的ながら紹介致します。
ASBの影が薄くなっている今日この頃、これでも良しとするか、ガッカリするかは読者の皆様のご判断に・・・

4月29日付米空軍協会web記事より
ASB5.jpg米空軍グアム基地の幹部達は、訪問した米空軍協会機関誌の編集者に語ってくれた。今年の新年早々、エアシーバトルは新しい名前を得たのかも知れないが、アジア太平洋地域では依然としてコンセプトは生きている。ただし、その中身は漠然としているが・・・と。

●米空軍アンダーセン基地を運用する第36航空団の作戦群司令官Reid Langdon大佐は、「(コンセプトの訓練は)年に2回ほど統合の環境で行っている。Cope North演習やValiant Shield演習でだ。しかし他の統合訓練では率直に言って、ごく一部を気持ちだけ切り取ったような訓練だ」と表現した
●同大佐は例を挙げて説明してくれた。グアム基地には大型爆撃機が「continuous bomber presence」とのローテーション派遣でやって来るが、派遣されてきた搭乗員達に太平洋空軍は「ASB特有の戦術や技術や手順の訓練」を要求する。

ASB6.jpg●第36航空団の緊急対応群司令官であるLee Anderson大佐も、「太平洋空軍は(ASBの)戦術や技術や手順が何かを未だに示したことが無い」と語り、「車にステッカーを貼るような宣伝効果はあるだろうが」と表現した
●更に同大佐は「米空軍大学作成のコンセプトペーパーは存在し、立派なコンセプトだと思う。しかし(前線部隊にとっては)それがどうした?。どうすればいいんだ、との多くの疑問がある」と語ってくれた

●しかしAnderson大佐は、太平洋軍最大の演習でグアム基地を中心に行われる「Valiant Shield」は、「それがどうした。どうすればいいんだ」に対応する方向に向かいつつあるとも語っていた
●第36航空団のWolborsky 作戦部長は、2014年の同演習は過去最大で、135機の航空機と約18000名が参加して行われ、「エアシーバトルの実験室」だと呼んで取り組んだと語った
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第36航空団の幹部達も良くしゃべってくれたと思いますし、米空軍協会機関誌の記者も「的を得た質問」で言葉を良く引き出したのだと思います。
具体的な言及は無いものの、現場の実態を良く表現した記事だと思います

ASEANPlus.jpgワシントンDCではA-10全廃や基地の整理統合の提案が予算案審議の中で以前決着せず、次期爆撃機も選定延期の雰囲気で、更に強制削減の再来が目前に迫っており、実態として目前の対IS作戦とウクライナ情勢に絡む欧州への戦力増強で手一杯の雰囲気が漂っているのでしょう

でも2014年の「Valiant Shield」は、ASBのステッカーが色あせない程度に計画されたのでしょう。現状の世界情勢を考えれば、それで良しとするのでしょうか
日米首脳会談や新ガイドラインの雰囲気は悪くは無いのですが、現場に目を向けるほど、「中身はこれから感」が強くなります

関連の記事
「エアシーバトル検討室閉鎖」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2015-01-22
「新生ASBで米陸軍は何を」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2015-01-26

「陸軍をミサイル部隊に」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2014-10-30
「米陸軍にA2ADミサイルを」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2013-05-14

ゲーツ語録「100選」の中より
(「100選」→http://crusade.blog.so-net.ne.jp/2013-05-19
次の本格紛争には主に海軍と空軍が関与するであろう現実に、陸軍は向き合うべき。 アジアや中東へ大規模地上部隊を派遣するよう大統領に進言する国防長官が仮に現れたら、頭の検査を受けさせるべきだと思う →http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2011-03-07-1
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フォーブス議員:ASB室廃止はアジアに誤解を [Air-Sea Battle Concept]

Forbes1.jpg3日、国防関係の有力議員であるRandy Forbes下院議員(Seapower and Projection Forces小委員長)が記者団に、米国のアジア回帰を懐疑的にみているアジア諸国に対し、エアシーバトル室廃止は負のインパクトを与えており、スローガンだけでない実質的な政策を着実に進める必要があると訴えています

もう一つ「切れのない」会見ですが、ロシアやイスラム国対処に戦力を割かざるを得ない米軍の実情の裏返しでもあり、米軍内のグダグダのエアシーバトル議論を横目で見てきた有力議員として、一言言いたかったのでしょう

3日付DODBuzzによれば
●フォーブス委員長は、世界的な脅威の状況や紛争状況から、ペンタゴンが散々議論し、対外的に訴えてきたアジア太平洋リバランスが遅滞することに懸念を示した
●同議員は「2016年度予算案には、空母GWの定期修理、P-8対潜哨戒機、次期爆撃機LRS-B等々、我々の取り組みを示すのに不可欠な予算が盛り込まれているが、これら案を今後完全な予算にしなければならない」と語った

ASB1.jpg●また「わが同盟国も競争者も共に、米軍がどのような能力を維持するかを注視している」、「米海軍がWW1以降で最小規模になり、米空軍が史上最小規模になるほどの予算削減の中、行政のスローガンであるリバランスは信頼されない」と述べた
●更に「我々は決して太平洋地域から引いたことはなく、rebalanceやpivotとの言葉は不適切で、増強Enhancementが適当な言葉ではないか。特にロシアやイスラム国への懸念があり、米国の動向に注目が集まっているときには」とも付け加えた。

エアシーバトルは、A2AD対応の戦略的な道筋を示し、強固な防空網や長距離対艦ミサイル等の米国の戦力投射を妨害する企てに対処する手法を示していた
●フォーブス議員は「だからこそ、エアシーバトルとの言葉から離れることは、アジア太平洋地域の同盟国に誤ったメッセージを発信し、米国が関与するのかしないのかといった疑問を生起する恐れがある」と懸念を表明した

エアシーバトルを、予算獲得のための国防省による「仕掛け」だと非難する者もいるが、新たに明確化しつつある脅威への対処法として、広くよく分析され認知されたコンセプトであった
●同議員は「そのコンセプトを、もはや脅威対処法として優先的に扱わない。それは水に流してやり直そうと言っているようにも聞こえてしまう」と懸念を示した

●最後に同議員は「米国の国防関係者は、中国の意図や動機を推測して判断すべきでなく、純粋に中国の軍事力を基礎に種々の判断を下すべきである」と語った
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Forbes11.jpgフォーブス議員は慎重に言葉を選んで語っていますし、DODBuzz記事は紹介した以外にも「アジア回帰」の実際の動きも紹介をしています。

しかし、本質部分をピックアップすると上のようなことになりますし、その懸念は懸念ではなく、現実のものとなりつつあります

最後の発言は、オフショア・コントロール論等への皮肉でしょうか? そんな風に深読みしてしまいました
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米陸軍は何を?:国防省ASB室閉鎖の中で [Air-Sea Battle Concept]

Marine-okinawa.jpg24日付Defense-Newsは、先日ご紹介した米国防省エアシーバトル室閉鎖と統合参謀本部J-7への業務移管に関連し、米陸軍がどのような動きを見せているか報じています

「エアシーバトル室」から「除け者」にされた腹いせに、海兵隊や特殊部隊コマンドと結託して独自のコンセプト検討を立ち上げたり、海兵隊に嫌がられながら海兵隊の「まね」をしたり・・の様子が皮肉っぽく紹介されています

A2AD対処を念頭に、中国大陸やイランへ、一定規模の米陸軍を派遣することを本当に想定しているのでしょうか? そうだとしたら方向性を誤っている、又は生き残りのため理屈をこねまわしすぎ、頭が正常に機能していないと考えざるを得ません

24日付Defense-News記事によれば・・・
ASB-LCAC.jpg●J-7での業務に備え、エアシーバトル室のモリス海軍大佐は各地域コマンド司令官の抱える特有な脅威や課題を議論し始め、4軍すべての意見を反映した前線部隊からの提案を成果に取り込もうとしている
●上記の動きとは別に、陸軍と海兵隊と特殊作戦コマンドは、「Joint Concept for Integrated Campaigning」とのコンセプトとりまとめに着手し始めている。

●エアシーバトル議論に地上部隊の役割が欠如していると訴えていた陸軍は、海兵隊や特殊作戦コマンドと「Strategic Landpower Task Force」との考えをまとめて対抗姿勢を見せていた
●統合参謀本部J-7のシュルツ氏は、「陸軍は机上演習で領域拒否ADに焦点を当てていたが、これまでの検討は接近拒否A2対応に注目してきた」と語っている

●米陸軍が毎年行う机上演習「Unified Quest war game」ではここ数年、いかに強固に防御された領域に強行突入するかに重点を置いて演習が計画されており、機動旅団を敵後方に空中投下して敵側面を突き、敵のミサイル攻撃下でも海岸線を確保する想定になっていた
●22日にもOdierno陸軍参謀総長は、陸軍が既に統合突破作戦の訓練を開始しているスピーチし、「8月には、海空軍のほか、海兵隊や特殊作戦コマンドとともに、加州の演習場で突破作戦訓練(early entry operation)を計画している。世界中どこへでも地上部隊を確実に派遣するための訓練だ」と語っている

ASB-apache.jpg●23日、アジア太平洋地域を担当する米陸軍第1軍団のランザ中将は、「陸軍単独で戦うことは、もはや考えられない」、「予算が横ばい以下の現状では、統合での戦いがこれまで以上に避けられない」と記者団に語っている
一方で米陸軍が、海兵隊のように陸軍ヘリを海軍艦艇に着陸させ、海兵隊が取り組んできた友好国とのパートナーシップ強化活動に陸軍を動員し始めていても、ランザ中将は「陸軍は海兵隊になるつもりはない」と主張している

●同中将は「パートナーシップ構築は将来のアクセスにつながる」、「地域への関与政策は、地域に安定と安全保障をもたらす」と(原則論を)述べ、当該国の基地使用への道を開くとも述べた
●ランザ中将の第1軍団は多機能を保有しており、火力、航空力、土木力、民生支援力、軍警察力を通じ、米国の地域での立場を強化し、多様な事象に対処できる
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Air Sea Battle.jpg2010年QDR作成過程で、「エアシーバトル:ASB」を先日国防省を引退したアンドリュー・マーシャル氏から提案され採用したゲーツ国防長官(当時)は、「将来、大規模な地上部隊をアジアや中東に派遣しようとする国防長官が現れたら、頭の検査を受けさせるべきだ」との考えの持ち主でした

つまり、ASBコンセプトの原型では、現在米陸軍が机上演習で行ったり、Odierno陸軍参謀総長が訓練中と語ったような「米陸軍の任務」は期待されていません

ヘーゲル国防長官やCSBAやCNASが想定しているのは、米陸軍が攻防両方のミサイル部隊となり、中国軍のようなA2AD能力を米軍内で構成することです。地形を生かして攻撃ミサイルの生存性を確保し、粘り強く抑止力&攻撃力を維持し、防空ミサイルで粘り強くResiliencyを維持できる陸軍です

この記事を見る限り、米陸軍は組織防衛作戦に勝利を収めつつあり、「エアシーバトル」は小さく小さくなってしまいそうな気がします。

関連の記事
「エアシーバトル検討室閉鎖」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2015-01-22
「対中国軍で日本版A2ADを」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2014-09-18

「陸軍をミサイル部隊に」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2014-10-30
「米陸軍にA2ADミサイルを」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2013-05-14

ゲーツ国防長官(当時)の叫び
「ゲーツ語録100選」→http://crusade.blog.so-net.ne.jp/2013-05-19

ゲーツ語録「100選」の中から
次の本格紛争には主に海軍と空軍が関与するであろう現実に、陸軍は向き合うべきアジアや中東へ大規模地上部隊を派遣するよう大統領に進言する国防長官が仮に現れたら、頭の検査を受けさせるべきだと思う
http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2011-03-07-1

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米国防省エアシーバトル検討室廃止へ [Air-Sea Battle Concept]

「エアシーバトル」との用語の存続も危うし!

Air Sea Battle.jpg20日付米海軍協会web記事は、米国防省内に設置された「エアシーバトル検討室:Air Sea Battle Office」が閉鎖され、統合参謀本部のJ-7にその業務が移管されると報じています

国防省関係者はその理由を明確に説明せず、エアシーバトルの考え方は引き継がれると強調しているようですが、「エアシー」だけが強調される名称に陸軍や海兵隊が反発していることや、その他諸々が背景にありそうです

20日付米海軍協会web記事
●米海軍協会が入手した8日付の「メモ」によれば、中国等を念頭にしたA2AD対処策に関する業務を担っていた「ASBO:Air Sea Battle Office」が閉鎖され、統合参謀本部J-7に任務が移管される模様
●具体的には、J-7が「monitor and support」して本年末までに取りまとめられる「JAM-GC:Joint Concept for Access and Maneuver in the Global Commons」において、現ASBコンセプトに関する見直しを行うことになっている

DF-21D 2.jpg●20日に国防省報道官は、「名称の変更は、コンセプト全体をよりよく表現する良い機会だから」と説明し、「ASBに不足していたのは地上部隊の部分で、強固に防御されたエリアに対するアクセス確保に、地上部隊をどう活用するかを考える必要がある」と述べた
●ASBコンセプトは、米軍がイラクやアフガンに焦点を絞っている最中、米国のアクセスを拒否する敵に対抗するために生み出された考え方だが、誤解や反対意見も多かった

ASBOでは現在約20名の上級幹部が勤務しており、コストの低いA2AD対処策を検討していた
各地域コマンド司令官にとって、ASBOは「お助けデスク」の役割を果たし、新たな任務要求に対し、既存のアセットをどのように活用して任務を達成するかを助言していた

●ASBO設置には、イラクやアフガンでの戦いに10年以上集中するあまり、他の脅威への備えや技量が失われつつあるのではとの危惧も背景にあった
●一方でASBコンセプトは米軍指導層に必要性は理解されたが、海外での政治的インパクトも強かった。(まんぐーす注:米軍が中国周辺国から遠ざかるのでは、との懸念を招いた

●またASBは中国軍の能力向上を挑発的に捕えすぎ、中国を刺激しすぎたと批判する者もいる
●更に米国防省内では、ASBが当初海軍と空軍だけで検討されていたため、陸軍の反発を招いたと言われている

21日付DODBuzz記事は本件について
ASEANPlus.jpg陸軍幹部は、エアシーバトルとの言葉をとらえた記者等からの「陸軍はASBで何をするのか?」との質問に悩まされてきた
●専門家の中には、イラクやアフガン対処に追われる中、海空軍への予算割り当てを確保するために持ち出されたコンセプトだという人もいる

●またJ-7はJAM-GCを担当するが、その中でどの程度をASBについて割り当てるかは不明確である
●特に興味深いのは、国防省や現在ASBOで勤務する幹部が、どの程度J-7の業務に関与するかである。更に言えば、エアシーバトルとの名称がJAM-GCの中で引き継がれるかが注目される
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しみじみと時の流れを感じます・・
「エアシーバトル」との名称が中国を刺激し、アジアの米同盟国に米国が遠ざかるとの懸念を与えたことは確かでしょうが、中国の脅威の本質は米国防省も理解しており、ASBの考え方が消滅することはないと思います。ただ、何よりも以下のような米国内事情が今次決定の背景だと思います

Asia Pacific.jpgもともとASBOが国防省にできたのは、統合参謀本部では軍人同志の馴れ合いでASBを適切にハンドリングできないとの懸念が、当時のゲーツ国防長官等にあったからだと思われます
それが統合参謀本部の恒常部署に吸収されるなら、コンセプト推進の後退を示すものともいえましょう

コンセプト自体が後退しようと前進しようが、強制削減による予算減額でその実現が難しくなり、4軍の協力気運が消え失せたとも考えられます。
米空軍と米海軍NIFC-CAコンセプトとの擦り合わせがほとんど感じられないこと等、各軍種が個々の組織防衛に「奔走」し始めた気配はプンプン感じます

また、オバマ政権が中国を刺激する軍事コンセプトが際立つことを嫌い、看板を下ろした、とも言えましょう。オフショア・コントロール概念の提唱者ハメス氏が、盛んにASBを危険思想だと宣伝したことも背景にあるのかもしれません

陸軍や海兵隊の懸念は察しますが、戦車戦や着上陸作戦を夢見てもらっても困ります。特に陸軍には、米国版のA2AD網構成を担ってもらい、ミサイル部隊化を進めていただきたいものです

ASBの動向
「2014年春ASBの状況」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2014-03-15
「2013年ASBOの取組み」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2013-11-04
「ASB公式文書」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2013-06-07

「陸軍をミサイル部隊に」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2014-10-30
「対比:ASB対オフショアコントロール」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2013-08-24
「ASB批判に5つの反論」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2013-07-17

海空軍トップ連名のASB論文概要
「2013年5月の論文」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2013-05-21
「2012年2月の論文」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2012-06-19

元祖ASB:CSBAの報告書
「ASBの背景:対中国シナリオ」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2012-12-30

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書籍「エアシーバトルを超えて」の著者が語る [Air-Sea Battle Concept]

Friedberg.jpg17日、プリンストン大学教授のAaron Friedberg氏がIISSで講演を行い、4月に発表した書籍「Beyond Air–Sea Battle: The Debate Over US Military Strategy in Asia」を基に、米国のアジア軍事政策が不明確な事により、同盟国に動揺が生じて抑止力がリスクを抱えることになっていると訴えました。

Friedberg教授は、米軍作戦構想への対処を念頭に中国が築き上げてきた非対称なA2AD能力は、西太平洋地域の米軍とその基盤基地を、固定施設も移動装備も、急速に脆弱な攻撃目標にしたてていると、その能力増強を分析した様です。

そして中国のA2AD対処策として論じられてきた3つの方法、つまり「エアシーバトル」、「遠方での海上交通阻止」、「近海海洋封鎖」の3つを吟味しつつ、その組み合わせの方向性を語ったようです

講演の中身で明らかなのは上記程度で、書籍の中身に関わる具体的な詳細は明らかにされていませんが、それでも面白そうなので、中途半端ながら、IISSのwebサイトから講演元ネタの書籍の概要をご紹介

書籍「Beyond Air–Sea Battle」の情勢認識
●1990年代以降、中国は非対称な軍事戦略で米軍による東アジアへの戦力投射に対処する方向を追求している。
戦闘機VS戦闘機や、艦艇VS艦艇を目指した投資ではなく、中国の戦略家は、安価ながら益々精度を増す通常型弾道・巡航ミサイルや魚雷等に大量投資している

Friedberg2.jpg●これら中国誘導兵器は、米軍が西太平洋地域でのプレゼンス維持のために依存する限られた数の港湾、飛行場、その他施設への攻撃を可能にしている。
●同時に、中国本土から数百マイル離れた米空母を含む海軍艦艇も攻撃可能になりつつある
●また中国は、核戦力の近代化も着実に進めている。

●米国の東アジアでの立場は同盟国により成り立っているが、同盟相手国にとっては米国による安全保障の提供が基礎になっている。よって米国の戦力投射能力ヘの信頼が損なわれれば、米国の地域でのパワーは失われる
●この重要な事実は十分には注目されていない。過去10年間の対テロ重視から、中国A2AD対処への切り替えは容易なことではない。


Friedberg教授が吟味した3つの対中国A2AD案
エアシーバトル→→中国のA2AD戦力及び指揮統制網への直接攻撃
遠方での海上交通阻止→→海峡等のチョークポイントでの海上交通阻止
近海海洋封鎖→→中国軍や中国商船による海洋使用を阻止

3つの中国A2AD対処案議論の視点と焦点
Friedberg3.jpg●現実的には、3つの案のような直接及び間接的な手法をブレンドして対応することになろう
国家は多様な目標や課題を抱え、短期や長期の多様な解決期限に迫られて政策を選択する。従って、さまざまな目標を考慮に入れた手法選択が必要になる。
●また、各軍種の硬直的性質、軍種間のライバル意識、国防予算削減下でのアプローチ手法の制約もファクターとなり得る

3つの案に共通する課題や焦点
---中国の精密誘導兵器に対する米軍基地等の強靱性確保
---中国の海上エネルギー供給ルートへの圧力が「テコ」になり得る点 
---同盟国や友好国との緊密な連携強化が重要な点

3つの案で議論になる点や盲点
---第一列島線内(中国本土を含め)で、どの程度まで攻撃オプションを行使するか 
---3案とも通常兵器レベルでの議論が主だが、核兵器の役割をどう考えるか
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無料で公開されているのはこの程度ですが、続きが気になるところです

Friedberg4.jpg「戦闘機VS戦闘機を求めていない」等の情勢認識は、日本以外の国際軍事常識です。
また、エアシーバトルとオフショア・コントロール論等を横断的に組み合わせ、状況に応じた軍事戦略を考えようとする試みに大いに賛同です。

更に、軍隊特有の硬直性や軍種間の縄張り争いの視点も忘れない、「この道のプロ」も感じさせます。
そして、そんな教授が一番に指摘している「中国の精密誘導兵器に対する強靱性確保」を完全に無視し、F-35にだけ投資しているのが我が自衛隊です
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でも、さすが商売人チップマンIISS所長です。商売が巧いです。今年のシャングリラ・ダイアログ(第13回アジア安全保障会議)で、大々的に販売促進キャンペーンをやっていたそうです

6章で構成されている書籍「Beyond Air–Sea Battle」は、各章ごと「ばら売り」されており、最後の「Conclusion」章だけで20ポンドです。 

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全米軍のStandoff兵器を統括運用へ [Air-Sea Battle Concept]

608th AOC.jpg9日付米空軍協会web記事は、米空軍の戦略爆撃機を運用する第8空軍の作戦運用センターが空軍だけでなく海軍が保有するトマーホーク等を含めた長距離ミサイルの作戦運用を一括統制する事になったと紹介しています

あくまでも戦術レベルの作戦計画と統制のようですが、エアシーバトル推進や中国A2AD対処に向けた重要な一歩だと思いますので、短い記事ですがご紹介します

9日付米空軍協会web記事「SMAC Talk」は
●米空軍のGSC(Global Strike Command)に属する第8空軍は、20機のB-2と76機のB-52を運用する戦略爆撃機部隊であるが、その作戦指揮所を運用する「第608航空宇宙作戦センター」の中に、SMAC(Standoff Munitions Application Center)が設置され運用を開始した
Vander Hamm-8th AF.jpg●第8空軍司令官のScott Vander Hamm少将によれば、Barksdale空軍基地に設置された同部署は、米空軍だけでなく米海軍等からStandoff兵器の運用チームを呼び集め、空中発射巡航ミサイルや空中発射電波妨害デコイ、トマホーク巡航ミサイルの運用調整を行う

●つまり、米戦略軍の隷下部隊であり、かつ世界的な戦略攻撃機能を持つ第8空軍司令官が、全米軍のStandoff兵器運用を調整支援することになったのだ。
●第8空軍司令官に授けられたチームは、計画調整のための一握りのスタッフに過ぎないが、必要が生じれば、スタッフを派遣して地域コマンド司令官のStandoff兵器運用を支援することが出来る。

●Vander Hamm司令官は「Standoff兵器は高価な兵器であり、作戦計画において有効に活用するための支援をしたい」と述べ、米戦略軍の指揮統制権限も用い、電子戦&サイバー&宇宙アセットも活用してStandoff兵器をより有効に使用したいと語った


第8空軍webで「608th AOC」は
608th AOC Fac.jpg●第608航空宇宙作戦センターは、第8空軍による世界規模作戦における指揮統制機能を担い、特別任務における戦術レベルの計画・立案、統制・戦果分析等の作戦運用を行う
●AOCは世界規模の作戦遂行とインテリジェンス把握に勤め、大型爆撃機部隊の任務遂行のため、情勢認識、作戦計画、ATO作成、指揮統制を担う

「608th AOC」webサイトは
●米戦略軍司令官や地域コマンド司令官に戦略的効果を提供するため、「kinetic」と「non-kinetic」能力を世界規模の作戦で投入する計画、指揮統制、分析を日々行う
●敵対国の大量破壊兵器と対峙するため、対処に猶予時間のない緊急事態の際の支援を行い、また世界規模の攻撃能力を統括して脅威を抑止し、命ぜられれば決定的な能力を敵対者に振り向ける
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大型爆撃機の「non-kinetic」とは???なのですが、「air-launched jammers」のMALDなどを指すものと思います。

予算削減でドロドロの内部抗争が続く米4軍において、このような素晴らしい統合や融合の動きがあるとは思いませんでした。その権限の実態等、細部は不明ながら・・・

608th AOC -image.jpgJASSMやLRASM、海軍のトマホーク、空軍のAMG-86巡航ミサイル等の効果的任務分担は、口で言うほど容易ではないと思います。このような専門部署が出来、各軍種の知見を共有できれば、人材育成の面でも良い効果があるでしょう

自衛隊も人材を派遣して勉強させるべきです。特に航空自衛隊が。今は縛りがあるでしょうが、米軍の運用を学ぶとの名目で派遣する分には大丈夫でしょう。
Standoff兵器は絶対必要な装備です。日本も早く勉強を始めるべきです

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アジアでB-52部隊と海軍がASB協議 [Air-Sea Battle Concept]

wilson-GSC1.jpg米空軍の戦略攻撃コマンド(正確にはGSC:Global Strike CommandでICBMと戦略爆撃機を保有)司令官のStephen Wilson中将が空軍協会のインタビューを受け、B-2やB-52戦略爆撃機について語っています

同司令官の配下にあるICBM部隊で不祥事が次々に発覚し、Wilson中将は釈明と対策に追われる日々ですが、アジア太平洋や欧州に引っ張りだこの戦略爆撃機については「語りたい」内容が多いようです。

ICBM部隊の話はカットして、任務の話が出来る爆撃機関連の話題をご紹介します。ただし写真には、女性空軍長官とともにICBM不祥事の会見に登場した同中将のものも活用いたします。ご苦労様です

B-52はアジア派遣前に海軍とASB議論
B-52H2.jpg今年の春で戦略爆撃機のグアム島ローテーション派遣(CBP:continuous bomber presence)が10周年を迎えるが、A2AD対処訓練の良い機会でもある
B-52部隊を4チームに分け、半年ローテーションでグアムに派遣しているが、派遣前にはメンバーを横須賀の第7艦隊や海軍航空基地に出張させ、海軍の演習に参加させたりもする

●これにより、エアシーバトルが何を意味し、どうA2ADに対応するかを海軍関係者と意見交換し、派遣されたときには既に、海軍担当者との意思疎通の基礎ができている状態ができる
●半年の派遣間は米本土基地所在時とは全く異なる環境で訓練し、ASBやA2ADの視点で改善し、多様な国との共同訓練も経験する。
●この経験は極めて貴重で、本土の母機地にいる3/4のメンバーとも教訓を絶えず共有している

爆撃機で対北朝鮮&対中国ADIZ
B-2dual07.jpg過去1年半の間に、戦略爆撃機部隊は世界情勢が緊迫した2つのイベントで、大きな役割を果たした。
1つは北朝鮮対応で、米本土モンタナ州から38時間飛行してB-2が韓国上空を飛行した任務である。F-16にエスコートされ飛行するB-2の姿が、地上で勤務する仲間にサインを送った
●この間、私(Wilson司令官)は統合参謀本部議長や副議長と何度も議論し、いかに対応するかを協議した。

中国ADIZ対応では、何年もグアムから当地域を飛行してきたB-52が、目に見える形で米国の力とパワーを示した
●ADIZ内飛行は「通常の訓練ミッション」で、太平洋軍司令官と太平洋空軍司令官の指示により、朝鮮半島周辺から飛来したものであった


空中発射巡航ミサイル延命と後継
AGM-86.jpg●米空軍は、1982年から運用している空中発射巡航ミサイル(ALCM)AGM-86Bの10年延命に約300億円の予算を確保するとともに、現有ミサイルの老朽程度把握試験を行っている
●なおAGM-86は囮無人機として開発された機体を活用したミサイルで、射程約2500km。核搭載型と通常型があり、B型は核用。C型とD型は通常弾頭や貫通弾頭。

●B-1にも搭載可能だが、B-52で使用されている。湾岸戦争で初使用され、2003年のイラク戦争でも投入され、85%の命中率を誇ったといわれている
●更にGSCのWilson司令官は、次期長距離ミサイル計画(LRSO:Long Range Standoff)に強い関心を示しており、2020年代半ばまでに現有ALCMの後継として導入したいと考えている
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ウクライナ情勢もあり、戦略爆撃機は欧州にもローテーション派遣されることが増えると思います。そしてアジア太平洋でのプレゼンスが減少するのでしょう。ゼロサムの世界ですから

Wilson-GSC3.jpgICBM部隊の規律違反続出やカンニング問題等、悩み多きGSCのWilson司令官ですが、次期長距離ミサイル計画(LRSO)は何とか推進していただきたいものですA2ADには長射程の誘導兵器が不可欠ですから・・・

それにしても、GSCのWilson司令官は、James空軍長官(赤い服の女性)から色々チクチク怒られてるんでしょうねぇ・・・

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海軍トップ:NIFC-CAで空軍と統合作戦を [Air-Sea Battle Concept]

Greenert1.jpg22日付米国防省web記事が、米海軍トップのグリーナート海軍大将の講演を紹介し、米海軍の対中国作戦の中核となるNIFC-CA(Naval Integrated Fire Control–Counter Air)構想を、米空軍にも拡大して推進していると紹介しています。

NIFC-CA構想は、新しいネットワークで各種航空機や艦艇と敵情報をリアルタイムで共有し、強固なA2AD網を構築する中国に対処しようとする構想です
これまでも、FA-18、EA-18G、E-2D、UCLASSやF-35、更には米空母やイージス艦(Baseline 9とSM-6を含む)を連接する構想や試験をご紹介してきました

「米海軍のNIFC-CAとは」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2014-01-26
「NIFC-CAとSM-6連携」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2014-04-27
「米イージス艦のIAMD進歩」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2014-05-09

ただこれまでは、米空軍幹部のボヤキ(調整無く勝手に海軍がやっている)と共に、統合の調整が皆無とお伝えしてきましたが、少しは統合への視点もあるようです

海軍幹部の一方的な発言である点に注意は必要ですが、米国防省web記事が取り上げていますので、今後に注目です。

22日付米国防省web記事によれば
Greenert-CNO.jpg●21日、米海軍トップのグリーナート海軍大将が「Defense Working Group」朝食会で講演し、米海軍と空軍はアジア太平洋リバランス政策遂行のため、NIFC-CA構想推進のため協力していると語りました
●同大将は講演で「今から将来に向け、各軍種の情勢認識情報と攻撃能力を一体化し、目標情報をより遠方で察知することで、米海軍と空軍は経空脅威に対処していく」と語った

●また「海軍はNIFC-CA構想の要素を、米空軍との演習であるNorthern Edge(アラスカ)やValiant Shield(グアム)などで取り入れている」、更に「エアシーバトルの考えに沿って、全てのアセット等を戦術データリンクで結び、関連リンクが共有される事に取り組んでいる」とも語った
●更に今後の課題について「潜水艦、他の艦艇、航空機が共通の恩恵を受けられるようにすること」と明らかにした

Aegis.jpg●グリーナート大将はNIFC-CAの意義も強調し「NIFC-CAでは相手の装備や拒否システムの分析も行い、米空軍がどの分野で貢献できるかも吟味する」と語った
●更に「現場に存在するアセットを前に、どう運用するかを考える際、イージス艦や巡洋艦のデータも活用可能な状態に出来るので、皆が状況の共通認識を持ち、空軍も状況を踏まえ兵器を使用できる」と効用を訴えた

●そして同大将は「鍵となるのは、各アセットが戦術ネットワークに加わることである。例えば空軍のF-35Aと海軍のF-35CやFA-18E/F、空軍のJSTARSである。そのことにより、海空軍が情報を共有できる」と訴えた


米海軍web記事:陸軍とも連携(2012年9月)
●21日、ホワイトサンズ演習場で、海軍と陸軍はNIFC-CA構想に沿い、米陸軍のJLENS(Joint Land Attack Cruise Missile Elevated Netted Sensor)システムの情報を活用し、イージス艦(想定)から発射したSM-6ミサイルで目標迎撃に成功した
●SM-6は、演習場内の砂漠に設置されたイージス艦を模した垂直発射機VLSから発射され、イージス艦レーダーのデータではない陸軍システムの目標情報を基に誘導された

JLENS2.jpgご参考情報:JLENSについて
JLENSとは、簡単に言うと、地上とケーブルで結ばれた飛行船にレーダーを装備して低空を飛行する巡航ミサイル等を発見・追尾するシステムです。
捜索用レーダー飛行船と兵器誘導レーダー飛行船の2つがペアになり、2012年にはパトリオットPAC-3ミサイルを誘導する試験にも成功しています
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米国防省web記事が「NIFC-CA」を取り上げたのでご紹介しましたが、海軍トップの「上から目線」(空軍よ、海軍に従え)が感じられます
本記事に空軍幹部のコメントが全くないことから、米空軍が積極的に「NIFC-CA」に関与しているのかよく分かりません。

NIFC-CA.jpg最初にNIFC-CAを紹介した際の米海軍協会web記事は、米空軍幹部の「何の相談も無しに勝手に進めるな」発言が紹介していました
恐らく今も、そのような雰囲気だと思います。

実際、F-22とF-35のデータリンクの相違海軍航空機との違いも指摘されており、更に海軍と空軍の指揮統制システムの思想の違いもあるようですから。

根本には、F-35命の空軍と、お付き合いでF-35の海軍の「大きな温度差」http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2014-04-22)が有るのだと思いますが・・・
今後の展開に注目したいと思います

米海軍の航空作戦構想
「米海軍のNIFC-CAとは」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2014-01-26
「NIFC-CAとSM-6連携」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2014-04-27
「米イージス艦のIAMD進歩」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2014-05-09

「なぜ8機EA-18Gが必要か」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2014-03-13
「ステルス機VS電子戦機」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2014-04-22

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CSBAが「最新のエアシーバトル議論」を解説 [Air-Sea Battle Concept]

Thomas CSBA.jpg15日付読売新聞朝刊4面に「日本への提言2 語る」シリーズが掲載され、CSBAの副理事長であるJim Thomas氏がインタビューに答え、エアシーバトルを巡る最近の議論を紹介しています。
読売が「付けた」囲み記事の見出しは「接近阻止対策 実践の時」で、サブタイトルに「東シナ海の自衛力 高める必要」、「集団的自衛権見直しで抑止力強化」を掲げています。

読売のサブタイトルは、日本で話題になっている重要だが「矮小」な安保議論について、副理事長に無理矢理語らせた記事の一部側面を浮き彫りにしています。
しかしJim Thomas氏はそれ以上に、エアシーバトル構想を具体化する段階にある現時点での「重要要素6つ」や「前方展開部隊の撤退懸念」や「低強度紛争への対応」など、興味深い点についても語ってくれています

なお・・記事は「前振り」で、「シンクタンクCSBAが2010年5月に発表したエアシーバトル(ASB)は、中国のA2AD戦略への対処法として、米国防省に採用された」と説明していますが、正確には、2010年2月発表の2010年QDRで言及されたASBコンセプトはCSBAが考案した概念で、その概念は2010年5月発表のCSBA報告書で明らかにされた、と言うべきですが・・・

「CSBA中国対処構想」http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2010-05-18

読売の取材にCSBA副理事長は
Thomas-CSBA.jpg過去数十年間、米国の戦力投射は比較的容易だった。他国沿岸まで空母を進出させたり、付近の(同盟国等の)基地を使用して作戦を遂行することが出来た
●しかし、特に過去15年間に渡る中国軍の「介入阻止戦略」に焦点を当てた軍事力近代化で、外部勢力が西太平洋地域に介入するのは困難になり、介入の場合は大きな犠牲を強いられることになった

●そこで私達は議論のたたき台となるASB構想を策定し、今、国防省や同盟国がそれを如何に実践するかを具体化する段階に入っている

●現時点で、本構想に重要な要素は6つある
1→敵のA2AD圏内で、統合(共同?)作戦を遂行する能力
2→A2AD圏外の遠方からの任務(ISRや爆撃、宇宙やサイバー空間活動)遂行能力
3→米軍活動の聖域を提供させるため、同盟国に自身のA2AD圏を構築させる

4→敵に損害を与えうる周辺地域での作戦遂行能力
5→敵のC4IとISR能力を盲目化する能力
6→低強度の脅威に対する沿岸警備隊など準軍事的能力での対処

●(質問:長距離打撃力重視で米前方戦力は有事後退するのでは?)
---米軍の前方展開戦力は撤退しません。反対に、米国は前方に止まることを明確にしている。
---敵のA2AD圏内の我が戦力は、我の長距離打撃能力と相乗効果を持ちます。敵に対し、なるべく多くの課題を与える事が我の目標であり、そのことで非常に強い抑止力になる

Thomas CSBA2.jpg●当初ASB構想は高強度の脅威を想定したものだったが、(公船の領海侵入や武装外国人による離島占拠などの)低強度の侵害対処は盲点だった。この点に関する構想や部隊配備や抑止策は進化させ続ける必要がある
●日本は新防衛大綱で、グレーゾーン対処に適した「統合機動防衛力」構想しているが、ASB構想と橋渡ししていくことが課題

●日本は、東シナ海での警戒監視や航空優勢獲得等の自衛力を高める必要がある。
●米軍の戦闘能力を最大化するため日本は、空港を日本全体に分散させること(日本各地に飛行場を確保すること)や、潜水艦など米海軍部隊に前方拠点を提供して給油や兵器の補給を行うこと等、出来ることが多くある

●集団的自衛権に関する憲法解釈の見直しは、日本が取るべき当然かつ論理的なステップ。これにより、年末までに行う予定のガイドライン改訂が、強固で実質的価値を持つことになる
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Jim Thomas CSBA.jpgこのインタビュー記事は、ガイドライン改訂に向けた日米間のアジェンダを整理・解説している点で非常に重要だと思います。ネット上では公開されていないので、是非「切り抜きスクラップ」をお奨めします

まず、カーネギー財団の研究者が提案していた「Front Office & Back Office」概念もそうでしたが、「米軍活動の聖域を提供させるため、同盟国に自身のA2AD圏を構築させる」との表現があります。
打撃力は米軍が独占するとも聞こえて複雑です。日本が打撃力を持つことは財政的に容易ではありませんが、「瓶にフタ」をされているようで「もやもや感」が残ります

「Front&Back Office概念」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2014-01-25

次に、米軍の前方展開戦力は撤退しません」は極めて政治的な発言でしょう。
2010年5月のCSBAエアシーバトル報告書でも、「同盟国等国民の交戦意志を強固に維持するため、初動における集中攻撃が予期される場合の米軍戦力の行動は慎重に判断されるべきだ」との主旨の記述がありましたが、現在もその強い認識のもとに言葉を選んでいるのでしょう

「CSBA:その時米軍はどうすべき?」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2010-05-20

例えば、上記インタビューで日本に要求している「空港を日本全体に分散し確保」してくれれば、撤退を再考してもいいよ・・・程度に理解すべきでしょう
虎の子のF-22を、初動で機能停止しそうな嘉手納基地に配備継続するなど、軍事的合理性に欠ける行動を米軍には望みません。避難先準備のための東南アジアや豪州での拠点確保でしょうし、グアムへの緊急避難&作戦再構築訓練もその為でしょうから

敵に多くの課題」で「非常に強い抑止力」は理想ですが、それが難しいのが現実かと・・

「米空軍ローテーション派遣構想」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2014-03-04
「グアムへ避難訓練」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2013-08-23-1

最後に、低強度の侵入も考慮」は、エアシーバトルは過激過ぎて核戦争を招く、政策的柔軟性がないとのオフショア・コントロール論者からの指摘に対応する配慮でしょう。

「対比:ASB対オフショアコントロール」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2013-08-24
「オフショア・コントロールを学ぶ」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2013-03-13
「ASB批判に5つの反論」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2013-07-17
「ASBとOC論融合の勧め」 →http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2012-12-09

まあ、尖閣事案の際は日本が勝手に対応してくれが米側の基本的態度でしょうから、エスカレーションを防げ、情勢を米軍によく通報して米軍にASBの準備が出来るようにせよ辺りが、グレーゾーン対処とASB構想との「橋渡し」に期待されることでしょうか・・・

「Front&Back Office概念」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2014-01-25

蛇足ながら、「東シナ海での航空優勢獲得等の自衛力を高める必要」を日本に求め、F-35をしっかり購入せよと示唆しています。
CSBAは2010年年5月の報告書時点から、中国の弾道ミサイルや巡航ミサイル脅威をしっかり把握し、日本の飛行場が初動で機能喪失すると分析しておきながら軍需産業の顔を立て、日本に5世代戦闘機を買えと矛盾する立場を堂々と取っているシンクタンクであり、この点に関しては要注意です

2010年5月のCSBA報告書の解説
「CSBA中国対処構想」http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2010-05-18
「2CSBA中国対処構想」http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2010-05-20
「3CSBA中国対処構想」http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2010-05-20-1
「4CSBA中国対処構想」http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2010-05-21
「5CSBA中国対処構想」http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2010-05-21-1
「6CSBA中国対処構想」http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2010-05-24
「最後CSBA中国対処構想」http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2010-05-30
「番外CSBA中国対処構想」http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2010-06-02-1

「Air-Sea Battleの起源」http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2010-06-24-1
「CSBAによる中国対処シナリオ」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2012-12-30

Jim Thomas副理事長が語る
目標特定とISRネットワーク力を備えた防御側が、安価でステルス性のある長距離精密誘導兵器を使用するようになれば、「戦場は防御側に有利になる」との主張
http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2010-08-01
フォーリンアフェアーズ誌掲載の衝撃的正論。米陸軍は戦車や大砲や歩兵中心から、米国版展開地A2ADを構築する地上ミサイル部隊へシフトせよとのCSBA研究者論文です
http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2013-05-14


読売「日本への提言」シリーズ
「CSISルトワックが日本に提言」→ http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2014-03-17
「ヨシハラ教授:日本もA2AD戦略を」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2014-03-19

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太平洋空軍と海軍がASBフォーラム [Air-Sea Battle Concept]

久々に、無理矢理エアシーバトルの話題です

ASB-Navy.jpg米空軍webサイトが、6日にハワイのヒッカム基地で行われた米海空軍が一堂に会しての第1回「Air Sea Battle Forum」の様子をちらりと紹介しています。
どのような経緯で、誰が主催して同フォーラムが行われたのか不明ですが、太平洋海軍のRobert Girrier副司令官と太平洋空軍のカーライル司令官が共に出席し、イベントの冒頭で訓示を行った模様です

今後は四半期に1回のペースで行われるとのこと。記事からは中身の全体像は不明ですが、戦史研究者が「Doolittle爆撃」の講義を行い、エアシーバトル(ASB)には既に歴史があるのだと「刷り込み」を図ったようです

10日付米空軍web記事によれば
●6日、ハワイのヒッカム統合基地で第1回の「Air Sea Battle Forum」が開催され、約300名の海空軍兵士を前に太平洋海軍のRobert Girrier副司令官と太平洋空軍のカーライル司令官が訓辞を述べ、その後、太平洋空軍の戦史研究家Steve Diamond氏が歴史的視点からASBを講義した

ASB-AF.jpg●カーライル太平洋軍司令官は、「本フォーラムの狙いは、海空兵士が集まって議論する場を提供することだ。このような場所だけでなく、バーの片隅でもいいだろう。関係を持つことは無形の価値を生み出す」と語った
●また同司令官は「時に財政的制約が我々をバラバラな思考に追いやるが、我々はより協力して考え戦うことを求められている。米国が我らに与えた資源を最大限に活用して軍事力を発揮するには、我々が共に協力するしか道は無いのだ」と訴えた

●Girrier太平洋艦隊副司令官は、国防省のASB検討室が作成したnewsletterを参加者に示しつつ、「ASBコンセプトの核心となるのは、全てのドメインにおいて相互運用可能で補完的な関係を日常的に培った統合戦力の育成を追求することである」との一節を読み上げ、「全ドメインで、統合され、相互運用可能でが鍵であり、その方向への一つのステップがこの場である」と訴えた

●戦史研究者のDiamond氏は、Doolittle中佐以下80名が1942年4月18日に、空母ホーネットから発進した16機のB-25爆撃機で日本に奇襲攻撃を行った「Doolittle爆撃」を過去のASB作戦だと紹介した
本フォーラムは四半期に一度の割合で計画されており、海軍と空軍間の緊密かつ忌憚のない意見交換の場として期待されている
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RIMPAC2010-2.jpg今頃第1回目かよ・・と見るか、予算削減で目標喪失感のある中で素晴らしいアイディア・・と賞賛するかは別として、太平洋地域の海空軍司令官の姿勢は買うべきでしょう
対象がどのレベルの兵士なのか不明ですが、写真の後ろ姿からすると、かなりハイレベルの士官も含まれていそうな「年齢構成」と推測します

自衛隊の方も頻繁にヒッカム基地へ出張しているのでしょうから、覗かせてもらってはいかがでしょうか!
でも最近の我が軍の様子を見ていると、ASBからは目を背けたい、穴に頭を突っ込んでF-35だけに集中したい・・オーラが出ていますが・・

「Doolittle爆撃」は、まだ米軍は日本を爆撃するために必要な太平洋上の拠点を確保していないからと安心していた日本の度肝を抜いた「奇襲的戦略爆撃」です。
物理的被害よりも、その心理的衝撃で日本国内に「パニック」に近い影響を及ぼしました

任務後の爆撃機は中国大陸やソ連へ向かい、米国へ帰還した搭乗員は英雄として歓迎されたようで、米空軍内では「英雄物語」として扱われています。

wikiドーリットル空襲http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%89%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%AB%E7%A9%BA%E8%A5%B2

海空軍トップ連名のASB論文概要
「2012年2月の論文」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2012-06-19
「2013年5月の論文」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2013-05-21

「エアシーバトル」カテゴリー記事90本
http://holyland.blog.so-net.ne.jp/archive/c2301176212-1
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エアシーバトル現在の取り組み [Air-Sea Battle Concept]

Air Sea Battle.jpg米海軍協会webサイトが10月30日付で「The Future of Air Sea Battle」との長文記事を掲載しました。
記事は、米国防省エアシーバトル検討室(ASBO:Air-Sea Battle Office)の最近の取り組みを、国防省関係者(海軍の作戦課長James Foggo少将等)からの聞き取りを元に紹介しおり、これまでのASBOはA2AD対処に苦慮する地域コマンドの「相談役・助言者」的な役割だったが、今後は掌握してきた米軍の実態に応じた、より踏みだ目標設定に向かうと説明しています

特に、ASBOが10項目からなる具体的な重点リストを作成し、A2AD対処のポイントや米軍の要改善事項を示している点が注目されます。
この10項目の中身は、今後1ヶ月を掛けてペンタゴン内の各軍種からのフィードバックを得て洗練されていくとのことですが、その後は地域コマンド、海軍や空軍の前線部隊関係者と一堂に会して方針として示すようです

ただし、10項目のどれを重視するかは地域の状況に応じて「地域コマンド指揮官」が判断することであると説明されており、ASBOが作成する各年度の「実行計画:implementation plan」がどの程度の強制力や予算への影響を持つのかは不明確です
Foggo海軍少将は、国防省や各軍種はASBOが低コストで可能な手法や技術改革を編み出してくれることを期待していると述べていますが、最後は各軍種や地域コマンド指揮官の決断にかかっているようです

ASBOによる重点10項目とは・・・
ASBM DF-21D.jpgCross-Domain Operations Command-and-Control
ASBでは、陸海空戦力が瞬時に情報や指示を共有する発用があるが、国防省内には複数のC2システムがあり、相互に通信できないものもあることから、これを融合するのがASBにおけるチャレンジである
●Undersea Warfare Supremacy
複数のアジア諸国が静粛なディーゼル潜水艦捕獲得しているが、米海軍の原子力潜水艦は航続距離は長いものの、静粛性でディーゼル型に劣っている。対潜水艦戦において、我が被害を被る前に敵潜水艦を発見できるように努力する

●War at Sea
海軍は最近、対空戦や対弾道ミサイル対処に焦点を当ててきた結果、対艦戦に焦点が当たっていなかった。長距離対艦ミサイル計画を始めた程度である。より沿岸で活動するLCSの導入もあり、中国、イラン、ロシアは対艦戦にも重視して投資している
●Attack Operations to Defeat A2/AD
敵のA2AD行使戦力の攻撃作戦。敵C2ハブ、地対空ミサイル、沿岸防御施設、対艦ミサイル基地、敵電源網の混乱で敵インフラの妨害等々を、爆撃機、5世代戦闘機、巡航ミサイル、電子戦、サイバー戦の組み合わせで行う

●Active and Passive Defense
敵の装備が脅威化する以前に無力化する積極防衛と、敵の攻撃を要撃したり、味方施設を強固にしたり隠したり分散したりする受動的防御を、ASBでは両方融合して行
●Distributed Basing
作戦を単一の大規模基地から行うのではなく、分散した複数のsemi-prepared基地から行うことで敵の攻撃を困難に出来る。太平洋域では基地を集約してきたこともあり、紛争時は他の基地から作戦発起も考えるべき。有事には全く新しい飛行場の整備も視野に入れる

●Contested Space Operations
宇宙アセットの安全強化である。衛星の武装や攻撃回避に至らずとも、ジャミングやGPS電波妨害への対処強化もある。敵にとってより簡単な目標である衛星関連の地上施設の強化やサイバー対処も重要。逆の視点から、我の敵宇宙アセットへの攻撃能力強化も重要
●Contested ISR
A2AD環境で戦いに必要な情報を如何に入手するか。イラクやアフガンでの様な、敵の対空脅威や電波・サイバー攻撃が無い環境はA2ADではあり得ない。また通信能力が敵攻撃や妨害で低下した中での作戦を想定する必要がある。更に、情報分析者が飽和しないように、かつ必要な情報が分析配布される必要がある

ASB-apache.jpgContested Logistics and Sustainment
米本土から離れた遠方で作戦遂行する必要性から、補給ラインを確保維持することが非常に大切。有能な敵は、我の補給ラインを通常兵器やサイバーで攻撃するだろう
●Contested Cyberspace Operations
サイバーは最も重要な戦場の一つである。我のネットワークやコンピュータを守るだけでなく、軍事的に防御された敵施設を物理的破壊と同じ効果で無効化することも可能である。情報収集や偽情報の提供も有効な手段である。米軍の作戦が全てネットワークに大きく依存していることからも重要性は明らか
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個人的に初耳だったのは米海軍の原子力潜水艦が他国の最新ディーゼル潜水艦より「静粛性に劣る」との部分と、対艦戦ship-to-ship warfareに今後頑張るとの部分です。
潜水艦の静粛性については知識不足が暴露しただけですが、対艦戦重視の姿勢には今後も注目です。

具体的には、対艦ミサイルとISRの能力向上と、その組み合わせ能力向上を指すと思われますが、「艦艇族」が動きだし、とんでもない装備を要求しないかが心配です。

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米陸軍もアジアへシフト!? [Air-Sea Battle Concept]

Army-Apach.jpg17日付DODBuzzが、米陸軍のアジア太平洋リバランスに関する取り組みを紹介しています。
21日の週に米陸軍協会の定例総会があり、その中でも大きな話題になるであろう事から、記事の中からトピックをつまみ食いします

米陸軍としては、世界の10大陸軍国の中で7つはアジアに存在することから、イラク・アフガン以前は伝統的に米陸軍はアジアでプレゼンスを維持しており、再びその流れに戻るだけだ・・との説明振りのようです

ただ、エアシーバトルで海空軍に注目が集まる中、存在感を示したいあまりに海兵隊のような行動に出たりと、試行錯誤が続きそうです。

17日付DODBuzzからつまみ食いで
米陸軍はアジア太平洋地域に、韓国18,500名、日本2,400名、グアム島2,000名、フィリピン480名、ハワイ22300名、アラスカ13500名を配置しており、この夏、太平洋陸軍司令官を大将に格上げした。
●陸軍は米国の安全保障性戦略を、地域の同盟国等との強化や多くの演習実施を通じて推進していきたいと考えており、またFMSによる装備品供給の増加、軍事交流の重視、更に地域関係強化部署を陸軍内各部隊に設ける等の施策を進めている

odiernoBrookings.jpgオディエルノ陸軍参謀総長はアジア太平洋に言及するとき、地上部隊である陸軍と地域国との繋がりの重要性を引用する。21日の週に開催の米陸軍協会定例総会のテーマは「Globally Responsive, Regionally Aligned」であり、アジア太平洋への関与が重要なテーマとなろう
最近注目を集めたのは、この夏に陸軍が海軍と協力して実施した、陸軍ヘリを海軍艦艇に着陸させ直上陸能力を維持する一連の訓練である。この訓練は中東担当の第5艦隊と行われたモノであるが、陸軍は海兵隊の役割を邪魔するつもりなのかとの疑問が持ち上がっている

A2AD対処のコンセプトであるエアシーバトルについて、陸軍Capabilities Integration CenterのRickey Smith氏は、陸軍は潜在敵脅威に対処するため、他軍種と本分野で緊密に連携することを求めていると語った。一方で「陸軍はエアシーバトルを、アクセスを維持する我々の任務を補完するモノだと見ている」と語っている
●またSmith氏は今年11月、2回目となる中国との災害対処に関する討論会を行うと述べた

FMS(Foreign Military Sales)も、陸軍によるもう一つのアジア重視施策である。2012会計年度には、アパッチヘリやレーダー、小火器や防空システム等、約2兆円の装備品が提供されている。台湾、韓国、日本、シンガポールが主要な取引相手である

Vincent Brooks太平洋陸軍司令官は
Brooks-PACAM.jpg21日の陸軍協会総会で
●太平洋陸軍は、現在は陸軍航空戦力をアラスカとハワイと韓国に保有しているが、今後これを担当地域内で増強したいと考えている。
●今年夏、中東地域で第5艦隊艦艇と協同して精力的に実施された陸軍ヘリの離発着訓練を、アジア太平洋地域でも積極的に進めていきたい。既に太平洋陸軍と太平洋海軍で話し合いを進めている。
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army.jpg今このタイミングで、陸軍協会総会で身のある議論が出来るかは疑問ですが、米陸軍のミサイル部隊(BMDと攻撃ミサイル両方)化への取り組み姿勢や、規模削減要求への基本スタンスがどのように語られるかに注目したいと思います。

気が向いたら・・・陸軍協会総会も少しご紹介するかも・・・です。

陸軍のミサイル部隊化(BMDと攻撃ミサイル両方)を!!!
「米陸軍をミサイル部隊に」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2013-05-14
「陸軍トップがミサイル検討発言」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2013-05-17

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エアシーバトルの上位軍事戦略がない [Air-Sea Battle Concept]

Randy Forbes2.jpg10日行われた下院軍事委員会のシーパワー&投射小委員会の公聴会で、共和党のRandy Forbes小委員長は、国防省が進めるエアシーバトルや他の作戦コンセプトを導く戦略が明確でないと指摘しています

国防省側からすれば、「予算見通しが不明確な中、戦略なんか立てられるか!」と言いたいところでしょうが、国民の代表者たる議会としては、明確な指針の下、具体的な方策が進められるべきと考えるのも致し方ないのでしょう。

Randy Forbes小委員長は・・・
Randy Forbes.jpg2012年1月にDSG(defense strategic guidance)が発表されたが、それを受けて示されるべき軍事戦略は、2011年2月に発表されて以来、全く変更がない
軍事戦略が無い状態で、国防省はどのようにエアシーバトルのような作戦コンセプトを設計して実行に移すつもりなのか? 軍事戦略を明確にすべきではないか。
特に予算が厳しく、装備品の調達が困難な状態の中では。

これに対し統合参謀本部の少将は
DSGに示された10個の任務を、戦力造成の指針と考えている
A2ADの挑戦を打ち破る任務について考えており、これが他の国防省の任務の基礎である

James Jones米空軍作戦部長は
ASBConcept.jpg米空軍は他軍種と共に、エアシーバトル・コンセプトを作戦に適応する一助として協同訓練の方法を変化させている
例えば、米空軍のRed Flag演習に際しては計画段階から米海軍第3艦隊の関係者と連携を取り、両者がどのように融合して作戦遂行するかを検討し、互いを理解することに勤めている

●更に、米空軍航空戦闘コマンドACCと米海軍艦隊コマンドは新たに「Navy-Air Force integration forum」を設立し、数週間前、海軍が主催して「Navy Global 13」を実施、航空・宇宙・サイバーの3つの領域における指揮統制について検討した
●また、米空軍は米陸軍防空部隊や米海兵隊偵察部隊とドクトリン融合を進めている。「Air-Land Battle」は欧州に焦点を当てたコンセプトであったが、エアシーバトルはA2AD脅威がある場所ならどこでも適応できるコンセプトである。
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Forbes小委員長が言う2011年2月の軍事戦略(「defense strategy」との用語を使用しているが)は、同年2月8日に当時のマレン統合参謀本部議長が7年ぶりに発表したNMS(National Military Strategy)の事だと思われます。

Air Sea Battle.jpgNMSは、大統領が作成するNational Security Strategyを上位戦略として、国防長官が作成するQDR(Quadrennial Defense Review)の考え方を踏まえて作成されるもので、「目的」、「方針」、「手段」を含むべきとされています
NMSが有ってもなくても、変わらないような気がしますが・・

2011年にNMSが発表された際の記事(中身無し)
http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2011-02-09

Jones米空軍作戦部長が説明した陸軍や海兵隊とのドクトリン協議は、今後の予算獲得競争を巡るドロドロの争いを考えると心許ないですが、陸軍と海兵隊のエアシーバトルへの警戒心が少しでも和らぐのであれば結構なことです

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