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空母艦載無人空中給油機MQ-25Aのスケジュール感 [Joint・統合参謀本部]

MQ-25A.jpg12日付米海軍協会web記事は、米海軍航空システムコマンドへの取材等をまとめ、初の空母艦載無人機となるMQ-25A空中給油機今後のスケジュールと搭載予定空母について紹介しています。

同コマンド報道官は、「MQ-25A Stingray」の作戦投入について語るのは時期尚早だと言いながらも、2020年には運用開始したいとの意向を米海軍首脳が示すなど、結構なスピード感で進んでいる様子が伺えます

4社が機種選定に挑む予定だとか、技術的な問題はX-47Bの試験を通じかなり固まっている雰囲気だとか、そんなに開発リスクが無いような印象を受けました。

12日付米海軍協会web記事によれば
MQ-25A-2.jpg●要求する姿が激しく揺れ動き、重装備の突破型攻撃機から軽武装の偵察機兼務に議論が広がり、最終的には空中給油任務を主とする現在のMQ-25Aだが、最初に2つの空母、George H.W. Bush (CVN-77)とDwight D. Eisenhower (CVN-69)に搭載することになり、まず空母ブッシュに無人機管制装置やデータリンク装置を約30億円で搭載することになったと同報道官は語った
●なお空母ブッシュは、2013年に艦載無人機技術デモ機のX-47Bが、初めて着艦に成功した空母でもある

●具体的に、同空母に何時上記装備を搭載するか不明確だが、米海軍トップのJohn Richardson大将は、同機の開発を急ぎ、2019年には搭載し、2020年には戦力化したい意向を他幹部と共に示している
●米海軍は現在、2017年末には提案要求書を発出する方向で準備を進めているが、4企業(General Atomics, Lockheed Martin, Boeing and Northrop Grumman)が対象となる見込みである

MQ-25A-3.jpg●なお、2018年度予算には約250億円のMQ-25A開発研究費が計上されているが、空母ブッシュに必要装備を搭載する経費は、燃料交換と大規模修理(RCOH)に入る空母G.ワシントンの運用経費から振り替える予定である
●MQ-25A開発研究では機体にどうしても注目が集まるが、予算の2/3は無人機管制装置やデータリンク装置の開発等に充当されており、米海軍航空コマンドに託されている

●同報道官はMQ-25A導入後の運用について語るのは時期尚早としているが、米海軍が同機の導入を急ぐのは、FA-18の飛行の約3割が空中給油任務に裂かれており、対ISIS作戦等の激化と共に機体への負担が急増しているからである
●なお米海軍は、空中給油機だけでなく、次のステップとして攻撃や偵察任務を担う艦載無人機に向かうはずだが、MQ-25Aと同様に様々な要求性能や任務に関する意見が飛び交い、米海軍として議論が煮詰まらない状況にある
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MQ-25A-4.jpg突破型攻撃機のUCASから、ちょっとソフトなUCLASSと呼ばれた時期には興味があったのですが、ドロドロの水面下議論を経て空中給油機となった「MQ-25A」には全く興味が湧かなかったのですが、2020年の作戦投入を目指すとの「意気込み」に興味が少し復活しました

なにせ、FA-18操縦者の要求度が高い装備ですから、米海軍内での推進力も期待できましょう。円満に機種選定が進み、開発や試験が順調である事を祈りつつ、ご紹介と致します

空母艦載無人機の経緯と現状
「MQ-25のステルス性は後退」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2017-03-27
「CBARSの名称はMQ-25Aに」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2016-07-17
「UCLASSはCBARSへ?」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2016-02-02

「UCLASS選定延期へ」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2015-02-05-1
「米海軍の組織防衛で混乱」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2014-08-01
「国防省がRFPに待った!」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2014-07-12

「関連企業とRFP最終調整へ」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2014-04-19
「会計検査院が危惧」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2015-05-10
「X-47B空中受油に成功」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2015-04-05
「なぜUCLASSが給油任務を?」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2014-04-02-1

「哀愁漂うUCLASS議論」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2014-02-17
「UCLASSで空中戦?」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2013-12-24
「UCLASSの要求性能復活?」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2013-11-14
「夢しぼむUCLASS」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2013-09-21

「米海軍のNIFC-CAとは?」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2014-01-26
「脅威の変化を考えよう」→http://crusade.blog.so-net.ne.jp/2012-10-08

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米会計検査院が不明瞭な操縦者養成&訓練を非難 [米空軍]

GAO-report.jpg13日、米会計検査院(GAO)が米国防省の課題と対処状況を評価した84ページの報告書Actions Needed to Address Five Key Mission Challenges」を発表し、2006年以来、会計検査院が指摘してきた3000個の要改善事項への取り組みを評価しています。

GAOが指摘した「5つの主要課題」は、「即応態勢」「サイバー脅威対処」「高騰する兵器価格と医療費」「人的資源の管理」「業務効率性の改善」の5つで、これら課題に過去約10年間で約3000個の指摘をしたが、約1000個の指摘が放置されており、中でも優先度の高い78個の指摘放置を問題視しています。

指摘事項の放置について報告書は、「継続的な指揮官の関与が欠如」や「役に立たない(inefficient)戦略計画」など4つの原因を挙げ、特に「役に立たない戦略計画」では米空軍がその批判の対象になっているようです

本日はこのGAO報告書を米空軍応援団の立場で紹介している、14日付米空軍協会web記事を取り上げ、GAOによる米空軍関連の主要な2つの指摘と米空軍協会の弁明(米空軍の代理で反論)をご紹介したいと思います

パイロットに必要な飛行時間の件など、防衛省や航空自衛隊内部では誰も恐くて口に出来ない重要課題が、しっかりGAOが取り上げている点に注目したいと思います

14日付米空軍協会web記事によれば
F-15 upgrades.jpg●人材管理に関しGAOは米空軍に対し、戦闘任務に就く搭乗員に必要な年間飛行訓練量を見積もる前提について、包括的な見直しを2012年以来行っていないと指摘している。
●そして必要な飛行訓練量見積もりの前提は、必要な年間飛行時間(航空機の維持整備費や燃料費や減価償却費に直結する数値)、搭乗員の技量判定の基準、訓練における実飛行とシミュレータ訓練の割合などなどに直結することから、GAOは重大な関心を寄せている

●またGAOは報告書で、米空軍はA-10早期退役の影響を減ずるいくつもの対策を行っていると主張するが、A-10が果たしている任務に必要な要素を明らかにしないので、A-10が退役する事によって生じる能力不足を完全に把握できていないと厳しく指摘している
A-10 4.jpg●そして過去にGAOが何度も、A-10早期退役により生じる能力ギャップに関する正確な情報を、A-10退役決定までに提供せよと勧告しているが、(やっと)2018年度予算案で勧告に沿った動きが見え始めていると報告書は表現している

●またGAOは、米空軍は陸軍と共に、無人機操縦者の必要数把握に失敗しており、また無人機操縦者を文民で確保する検討を怠っていると指摘している

●全体としてGAO報告書に新たな指摘事項は無い。報告書は、国防省は重要な主要課題についての取り組みを行い、かなりの成果を収めているが、重要な課題がまだ残されており、国内外共に不確実性を増す時代に於いて、更なる取り組みが欠かせないとまとめている

米空軍協会による反論説明
RQ-4 pilot2.jpg●GAO報告書に対し、先日まで空軍長官代理を務めていたLisa Disbrow女史は、多くの指摘事項や問い掛けについては、現在まとめている国防戦略見直し(defense strategy review)で答えることになろうと述べている
無人機操縦者に関しては米空軍が2015年12月に大規模な態勢見直しを発表し、下士官をRQ-4操縦者に導入することや、無人機操縦者や整備員のキャリア管理や人事管理見直し、更に予備役や州軍兵士の支援を得ること等の施策に取り組んでいる

操縦者不足については米空軍指導部が複数回に亘り民間航空会社幹部と会談して対処策を検討しており、勤務時間を区切って空軍と民間会社の両方で勤務する可能性まで議論の対象としているところだ
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日本の会計検査院も、是非GAOが着目している「必要な飛行訓練量見積もりの前提(the assumptions underlying the annual training requirements for its combat aircrews)」を、精査対象にして頂きたいものです

会計検査院.jpgGAOの説明通り、この前提により必要な年間飛行時間が決まり、飛行時間のかけ算で膨大な経費が発生しますから、突っ込みどころです。
作戦運用の細部に関わる部分ですから、文民の皆さんには突っ込みにくいところですが、パイロット以外には不満が渦巻いていますから、側面からのアプローチが有効かも知れません。

少なくとも米国防省の年次レポート「中国の軍事力」は、中国軍が「短期間の高列度紛争で地域紛争を制する」ための準備(弾道・巡航ミサイル、サイバー・宇宙・電子戦に注力)を進めていると明言しており、空中戦など生起する可能性は大きく低下しているはずです。
どう考えているの? と質問するくらいの国民目線を日本の検査院にも共有して頂きたいものです

また、米軍にも世界の空軍にも無く、航空自衛隊だけが採用している「年間飛行」なる奇妙な制度も突っ込みどころでしょう。
有事になっても実戦で航空機を操縦する事がない(極めて可能性が低い)老齢操縦者に、年間数十時間の飛行訓練を義務づけている制度です。

GAO報告書の現物(1.7MB)
http://www.gao.gov/assets/690/685227.pdf 

会計検査院関連の記事
「再び:GAO対国防省F-35室」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2017-04-27
「ALISにはバックアップが無い」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2016-05-01
「核戦力維持には10年36兆円」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2015-08-09
「空軍の無人機操縦者処遇を非難」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2014-04-16

7日発表:米国防省「中国の軍事力」レポート
https://www.defense.gov/Portals/1/Documents/pubs/2017_China_Military_Power_Report.PDF

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こっそり米海軍がFA-18の80機以上増強を計画 [Joint・統合参謀本部]

2018年度予算の14機取得が最後のはずだったのに

F-35 Navy.jpg13日付米海軍協会web記事は、米海軍が2019年度予算案説明のため13日付で上院軍事委員会に提出した証言書類に、今後5年間で80機以上のFA-18を購入する計画が盛り込まれていると紹介しています。理由は何時ものように、対ISIS等の作戦で予想以上に酷使され、必要な機数維持が出来ない・・・です

米海軍は2017年度予算でFA-18を2機、そして2018年度予算の14機取得でFA-18調達を終了する予定でした。それがいきなり「最低80機を調達する」との計画を持ち出し、今後5年間の各年度に最低何機づつ購入するかの計画も明らかにしています

カナダがF-35購入に慎重で「とりあえずつなぎに」18機購入方向で、クウェートが最低28機の購入を決定して生産ラインが更なる増産可能な態勢を維持する中、米海軍だけの構想段階ですが気になる増強案打ち上げです

何と言っても米海軍がF-35計画から逃げ出したがっているとの絶えない噂と、トランプ大統領の誕生前後から、「高価で開発遅延のF-35の代わりに、改良型FA-18の購入を検討」との大統領ツイートでFA-18が脚光を浴びている所でもあり、とりあえずご紹介致します

13日付米海軍協会web記事によれば
FA-18EF.jpg●13日に米海軍が上院軍事委員会の海洋戦力小委員会に提出した資料に、「2018年度予算で米海軍は14機のFA-18を購入するが、議会のご協力を得て、現有機の近代化と併せて、(今後5年間の装備導入計画である)FYDP間に最低80機を追加導入したい」、「この追加購入計画は、既存航空機の延命や能力向上と併せて実施し、米海軍戦闘攻撃機の機数低下の影響を軽減するものである」と説明している
●昨年までは2019年度以降にFA-18を要求する計画は皆無だったが、13日の証言書類には、2018年の14機に加え、2019年に23機、2020年度に14機、2021年に14機、2022年に15機をそれぞれ要求し、計82機を今後5年間のFYDP(Future Years Defense Program)で要求する計画になっている

●ただし国防省は、2019年度予算案発表時に、来年度以降の計画案は昨年時点の前政権計画を形式上記載しているだけで何ら意味はなく、現在実施中の「国防戦略見直し:defense strategy review」で明らかにすると説明している
●実際、2019年度予算案を説明した国防省高官も、「マティス長官は2019年度案の後のことは何も報告を受けておらず、何も決まっていないので、FYDPについて比較や議論をしても意味が無い」と述べていた

FA-18EF2.jpg●従って米海軍も2019年度予算案説明資料に「80機以上増強計画」は含めておらず、その後の補足資料で初めて明らかにし、今回上院への説明資料に含めた段階である。
●ただしこの80機以上増強案は、トランプ大統領がマティス国防長官にF-35と改良型FA-18の比較を命じたこともアリ、米海軍がF-35計画から離脱するサインでは無いかとの憶測を呼んでいる。

●もっとも、同日上院軍事委員会で証言した米海軍航空作戦部長であるDeWolfe Miller少将は、F-35とFA-18を比較する質問を多数受けるが、両機が相互に補完する事で、将来の米海軍や空母群の作戦は計画されており、両機とも必要だ」と説明している
また米海兵隊航空部隊副司令官のJon Davis中将や海軍システムコマンド司令官Paul Grosklags中将は同委員会で、海兵隊のF-35B型も海軍のF-35C型も順調に部隊展開や開発が進んでいると証言した。

●海軍のGrosklags中将は具体的に、ソフトのリセット頻度が、従来は5時間毎だったが、現在は40時間毎と受け入れ可能なレベルになっていると証言した
●また海兵隊Davis中将は、F-35B型の維持運用コストが予定より低く抑えられ、現在も更なる運用コスト削減に向けた検討に、部隊と企業が協力して取り組んでいると語った
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FA-18EF3.jpgF-35やFA-18の事をよく知らないトランプ大統領の発言は「話半分」で聞いておくとして、米海軍がF-35調達機数を見直す流れにあるのは間違いないと「勝手に」思います。

F-35とFA-18が相互補完関係にあるのはその通りでしょうが、Bogdan前F-35計画室長が退任直前に明言したようにF-35の価格高騰が明確な今、両機の購入比率を変えようと考えるのは当然の動きでしょう。

ソフトのリセット頻度が「40時間毎になった」と本心で喜んでいるとは到底思えず、言わされている感が漂っています。

Bogdanが最後になって正直に
「F-35価格は上昇する」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2017-05-23

FA-18を巡る米国の動き
「トランプ言及のFA-18改良型?」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2017-04-07
「再びトランプがFA-18大量購入を示唆」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2017-02-18
「2/3が飛行不能の惨状」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2017-02-07

「政治ショー?F-35価格削減公表」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2017-01-25
「F-35の代替にF-18改良型を」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2016-12-23-1
「F-35予算削減ツイート」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2016-12-13

「カナダがF-18人質に米国と」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2017-05-20
「国防副長官候補にB社幹部」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2017-03-17
「規模の増強は極めて困難」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2016-12-10

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マティス長官が核態勢見直しNPRの状況を語る [マティス長官]

mattis senate.jpg14日、マティス国防長官が上院予算委員会国防パネルに出席し、4月から開始されて年末に大統領への提出を求められている「核態勢見直し:nuclear posture review」について、取り組む姿勢などの視点から証言しています

もちろん、まだ具体的な方向性が固まっているわけではありませんが、今後話題になりそうな論点や視点が幾つか議員から質問され、またマティス長官の説明振りから姿勢も感じられますので取り上げます

老朽化著しい核兵器や関連施設の更新や近代化には、ざっくり「130兆円」が必要と言われているようです。

でも、全く性格の異なるサイバー空間での戦いが出現し、「究極の抑止兵器」であった核兵器の存在にも、様々な問いが投げかけられる時代です。「130兆円:$1.2trillion」に一言言いたくなる気持ちはよく分かります!

15日付米空軍協会web記事によれば
mattis senate2.jpg●マティス国防長官は議会で、核態勢見直しを通じ、将来の核兵器の役割や、それら兵器が決して使用されることが無いように強いる抑止のあり方について検討している最中だと表現した
●そして、最も効率的でコスト意識の高い形で核抑止を成立させるような、核兵器3本柱のあり方を再検討していると証言した

●マティス長官は今週、米空軍のICBMは破棄すべきと主張するWilliam Perry元国防長官や、国務省で軍備管理担当次官も務めていたRose Gottemoeller元NATO副事務総長と、「軍の核兵器部隊を学ぶ事から始めるため」会談している
●民主党のDianne Feinstein議員は国防長官に、米空軍が提案しているLRSO(long-range standoff weapon:空中発射巡航ミサイルAGM-86Bの後継)の必要性を問いただしつつ、総額で130兆円とも言われる核兵器や関連設備の更新&近代化経費に関し、何を優先するかや、ロシアとの薄氷の合意であるINF全廃条約へのLRSOの影響について質問した

mattis dunford.jpg●国防長官はLRSOについて、「LRSOはロシアとの関係を不安定化し、軍拡競争を招く恐れがあるとハッキリ述べておく」と証言し、一方で国防省としては爆撃機の残存性を保つ必要性とスタンドオフ兵器の必要性を吟味する必要があると語った
●また長官は、ロシアによるINF条約違反の可能性と、ロシアがオープンスカイ条約からの離脱を決定した場合の影響についても、核態勢見直しの中で検討していると説明した
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経費枠の問題、3本柱の維持是非と優先度の問題(ICBMと戦略原潜の後継検討、加えてLRSO是非)、INF全廃条約やLRSO導入是非、ロシアとの関係全般等まで幅広い論点がアリ、これに加えて、サイバーや宇宙ドメインでの新たな戦いを踏まえた新しい抑止議論も前提となる今回のNPRです

Trump Mattis.jpg別の観点として、議論の最中にトランプ大統領の仰天ツイートや発言が飛び出す可能性もアリ、混戦&乱戦&場外乱闘何でもありの展開が予期されます。

北朝鮮問題との関連では、三浦瑠璃さんが「米軍による日本への核兵器持ち込みを容認すべき」との立場を表明されていますが、日本としてはこの議論を持ち出すのであれば今がそのタイミングでしょう!

21世紀の抑止概念を目指す
「米戦略軍も新たな抑止議論」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2017-03-11
「21世紀の抑止と第3の相殺戦略」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2017-03-03
「相殺戦略特集イベント」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2016-10-29-1
「期限を過ぎてもサイバー戦略発表なし」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2017-04-25

NPR(核態勢見直し)関連
「トランプ政権NPRの課題」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2017-02-09
「2010年NPR発表」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2010-04-07
「NPR発表3回目の延期」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2010-03-02
「バイデンが大幅核削減を公言」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2010-02-19

米新政権の国防予算を考える
「規模の増強は極めて困難」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2016-12-10

ロシアのINF条約破り
「ハリス司令官がINF条約破棄要求」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2017-04-29
「露がINF破りミサイル欧州配備」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2017-02-15
「ロシア巡航ミサイルへの防御なし」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2017-04-06

戦術核兵器とF-35記事など
「戦術核改修に1兆円」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2016-10-20
「F-35戦術核不要論」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2016-08-16
「欧州はF-35核搭載型を強く要望」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2016-07-22
「F-35核搭載は2020年代半ば」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2015-09-23-1
「F-35は戦術核を搭載するか?」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2010-07-06

ICBM後継に関する記事
「初のオーバーホールICBM基地」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2017-05-15
「ICBM経費見積もりで相違」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2016-09-26
「移動式ICBMは高価で除外」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2016-06-16
「米空軍ICBMの寿命」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2012-09-16
「米国核兵器の状況」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2011-02-25-1

オハイオ級SSBNの後継艦計画関連
「次期SSBNの要求固まる」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2014-04-08-2
「オハイオ級SSBNの後継構想」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2014-01-25-1
「SLBMは延命の方向」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2014-04-13

「RAND:中国の核兵器戦略に変化の兆し」
http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2017-03-19

三浦瑠璃女史の北朝鮮と核持ち込み
http://lullymiura.hatenadiary.jp/entry/2017/04/24/000359

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「北極海ブームは幻想」との見方 [安全保障全般]

北極海航路1.jpg雑誌「軍事研究」2017年5月号が、文谷数重氏による「幻想に過ぎぬ北極海ブーム」との論考を掲載し、北極海の「氷」減少による北極航路の活性化やそれに伴う北極資源開発は、日本にとって(中国にとっても)積極的に関与する意味がほとんど無いとの意見を紹介しています

もちろん、北極海沿岸国にとっては航路の活性化はそれなりの意味があり、将来軍事的な側面に影響を与える可能性は依然あるのですが、それ以外の国にはメリットは少ないと筆者は主張し、何となく雰囲気が醸成されつつある「北極海ブーム」を煽る経済誌やマスコミ、またそれに載せられて前のめりな日本政府の姿勢も戒めています。

具体的には、北極航路の「スケールメリットの欠落」、「厳しい気象条件」、「輸送需要との乖離」を理由に挙げ、沿岸国以外にとって有効活用が難しいと説明し、徐々に問題点への理解が進みつつアリ、「北極航路は期待はずれに終わる」と断言しています

まんぐーすも「北極海ブーム」を冷静に見るため、基礎的なことをお勉強しておきたいと思います

北極航路は「スケールメリットが欠落」
北極海航路2.jpg北極航路は浅瀬があるため大型船の運航が出来ず、スケールメリットが享受できず運送コストが高くなる。具体的には水深13mのサルニコフ海峡がネックになる
●海運の比較基準単位(TEU:20フィートコンテナが何個積載可能か)で言うと、南回りでは2万TEU以上の輸送船が出現する中、北極海航路では4千TEUが限界

●船舶の搭載量を2倍にしても、船の価格、燃料費、乗員人件費等を総合しても経費は1.58倍に程度で収まることから、輸送距離の短さを勘案しても、スケールメリットを生かせない北極海航路は南回りに太刀打ちできない
横浜からハンブルクまでの海運経費をコンテナ1個あたりで比較(2万TEUと4千TEU使用で換算)しても、北極海航路の経費は、スエズ運河経由(運河使用量含む)や喜望峰周りに太刀打ちできず、パナマ運河経由よりも高くなる

厳しい気象条件
北極海航路5.jpg北極海航路の気象条件は不安定で厳しく、安定運行できない。また冬季は使用できないのも大きい
夏の間も安定しない。年による氷や天候の変動が大きく、北極海航路の使用可能期間の予測が難しい。また夏季でも高緯度帯にある北極海航路は、不安定で厳しい気象条件に陥りやすく、濃霧の影響も懸念される

●この様に定期運行と相性が悪いことは致命的海運は決まった曜日の決まった時間に出航し、決まった曜日に目的地や寄港地に到達しなければ港湾施設利用上の問題が生じるし、信頼関係が築けない
使用できるときだけ北極海航路を柔軟に使用するとの考え方では、海運業界のなかでは成功が見込めない

世界の輸送需要と航路の乖離
北極海航路3.jpg東西海運の世界需要の柱は、中国沿岸部から欧州のロッテルダムやアントワープ港への輸送が圧倒的だが、この2地点の距離は北極海航路は1.6万kmで、スエズ経由は1.8万kmであり、距離短縮のメリットも北極航路にほとんど無い
加えて北極航路は砕氷船や流氷を避けての航行で速度が落ち、到達時間は同じか余計に必要な可能性も高い。北極海航路最大のメリットである日数短縮も怪しいのが現実だ

●また南回りでは、シンガポール等の海運のハブに寄港して荷物を入れ替えたり加えたりする事で、船舶の輸送容量を最大限効率的に活用可能であるが、北極海航路にはその様なオプションは無い
●更に速度を追求して北極海航路を最大限生かすにしても、ユーラシア大陸の鉄道輸送もライバルとなる。鉄道では途中で積み替えもあるが、それでも北極海航路より早く、毎日のように出荷も可能となる
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以上の様な海運上の北極航路と他の南回り航路との比較だけで無く、「北極海ブーム」のよりどころである「未開の資源開発」にも筆者は厳しい目を向けています。

北極海航路4.jpg具体的には、資源開発の困難性や資源国際価格の低迷等から、「月に核融合用のエネルギー源が豊富にある」との辛辣な表現で、埋蔵は確認できても、コスト的に採算の合う採取・輸送・利用する方法が無いと言い切っています

そしてこの様な現実的な視点が現場や専門家ではかなり共有されているのに、国土交通省以上の政府で認識が不十分だと訴えています。

以上のお話しは、日本や中国の海運業からの視点でアリ、安全保障上の視点からは別の見方もありましょうが、「知らなかった・・」お話しなどで取り上げました

あわれ米国の砕氷艦
「トランプ:空母削って砕氷艦?」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2017-05-19
「米国砕氷船実質1隻の惨状」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2016-07-16-1
「米軍北極部隊削減と米露の戦力差」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2015-11-02

北極圏:米国防省と米軍の動き
「米軍C-17が極地能力強化」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2015-09-02
「北極海での通信とMUOS」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2014-08-25-1
「米国防省の北極戦略」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2013-11-23-1
「米海軍が北極対応を検討中」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2013-11-20

ロシアの北極圏活動
「ロシアが北極圏の新しい軍基地公開」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2017-04-30
「露軍が北極に部隊増強」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2015-09-04-1
「露が北極基地建設を加速」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2014-09-09
「ロシア軍が北方領土に地対艦ミサイル配備へ」 →http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2016-03-26

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米軍機がフィリピン南部で対IS戦に [Joint・統合参謀本部]

Marawi1.jpg10日付Defense-Newsは、フィリピン南部のマラウィ市が5月末からISIS関連反政府武装組織に支配され、フィリピン軍(AFP)との交戦が激化している中、地元メディアが米軍のP-3Cや小型偵察無人機が偵察活動で支援していると報道していると紹介しています

現地報道を受けDefense-Newsが確認したところ、フィリピン軍も米軍の特殊作戦群も米軍の支援を認めていますが、あくまでも偵察ISR活動支援だけで、戦闘行動には関与してと説明しています。

フィリピンは以前から、対テロ作戦面で米国から支援を受けていた実績がありますが、ドゥテルテ大統領就任以来、両国の関係がギクシャクする中、フィリピン側が支援を要請して米軍アセットが投入されているようでもアリ、今後の両国関係を考える材料ですので、とりあえず事象をご紹介します

10日付Defense-News記事によれば
Abu Sayyaf.jpg●フィリピン南部のマラウィ市は、元々イスラム教徒が多数を占める地域の都市だが、ISISの関連を持つ「Maute」や「Abu Sayyaf」グループに加え、中東から流入したイスラム過激派も加わって活動の拠点となっていた
5月末、フィリピン軍が当地ISIS指導者である「Isnilon Hapilon」捕獲作戦をマラウィ市で実行したが失敗し、逆に混乱に乗じた過激派がマラウィ市全体を支配することとなった

●それ以来、マラウィ市をイスラム過激派から奪還すべく、フィリピン軍は懸命の作戦を続け、同市の中心部を除く周辺部の奪還に成功したが、9日にフィリピン海兵隊兵士13名が死亡し40名が負傷するなど、フィリピン軍兵士の死者は既に58名に上っている
P-3C Navy2.jpgフィリピン軍側は、都市部での作戦に対する訓練や装備の不足に悩まされており、過激派の執拗な抵抗の中、フィリピン軍内部の意思疎通不足もアリ、友軍相打ちなど混乱が伝えられている

●そんな戦況の中で地元ディアは、欧米人に操縦され戦闘地域上空を飛行する小型無人偵察機「RQ-20 Puma」や、同市上空を継続的に飛行するP-3Cの写真を報じ、P-3Cは米海軍機と識別可能だと報じている
P-3Cはイラクやアフガンでも、装備する強力な光電センサー等を活用し、地上部隊のために長時間に亘るISR任務を行っており、RQ-20はより戦術的な偵察任務を遂行可能な小型無人偵察機である

RQ-20 Puma.jpg●Defense-Newsの取材に対し米特殊作戦軍の報道官は、「米軍の特殊作戦部隊はフィリピン政府の要請に応え、マラウィ市におけるフィリピン軍の対ISIS作戦を支援している」「米軍は引き続きフィリピン軍と協力し、フィリピン軍のISR能力向上に取り組む」と電子メールで回答している
フィリピン陸軍第1師団の報道官(中佐)は、米軍はフィリピン軍に技術的支援を行っているが、米軍は戦闘には加わっていないと強調した

ウィキペディア情報「マラウィ市」
正式名称マラウィ・イスラム市(The Islamic City of Marawi)で、面積22.6平方kmに人口約13万人。イスラム教徒が9割を占めることから1980年に市名に「イスラム」を付加した
Marawi3.jpg●起伏のある丘と谷、穏やかな湖と流れ出るアグス川がマラウィの景観の特徴である。標高が高いため、熱帯にしては気温は涼しく快適で、年を通して降水量はほぼ変わらない

コメ、コーンミール、穴あきブロック製造、金細工、製材などが主産業である。また織物や木工品の制作、錫細工や鍛冶を行う小工場があちこちにある
●この地方には多くの民族舞踊があり、王妃の姿をした女性が足元で打ち鳴らされる二本の竹をまたぎながら踊るスィンキル(シンキル、Singkil)は、マラナオを代表するダンスである。

2017年、ISILに賛同するイスラム系武装組織アブ・サヤフが台頭。同年5月23日には軍治安部隊と衝突し戦闘が発生し、軍は武装組織が立てこもる住宅地域に向け、攻撃ヘリコプターによる攻撃を実施した
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米国とフィリピンのギクシャク関係につけ込み、またトランプ政権が中東や欧州で多忙なことを把握した上で、アジアのISIS分派が動き出したと言う事でしょうか。

Duterte US3.jpgフィリピン軍の報道官が「米軍は戦闘には加わっていないと強調」しているのは、ドゥテルテ大統領の視線を気にしてか、米軍からの要請なのか、フィリピン軍の意地なのか、単に真実を強調したのか・・・気になるところです。

いずれにしても、米国とフィリピンは仲良くして対中国路線で団結して頂きたいものです

米国とフィリピンの関係
「アジア安全保障会議での発言」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2017-06-01-3
「比の主要閣僚3名が米空母へ」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2017-03-06
「米軍兵器の保管は認めない」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2017-01-31

「米と比が細々とHA/DR訓練を開始」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2017-01-18
「航行の自由作戦に比基地は使用させない」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2016-12-11
「ハリス大将:選挙後初の訪比へ」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2016-11-16

「米比演習の中止に言及」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2016-10-08
「C-130が2機だけ展開」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2016-09-27
「比大統領南シナ海共同を拒否」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2016-09-15-1
「比空軍と米空軍が3日間会議」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2016-09-03

日本とドゥテルテ大統領
「なぜ10月25日に比大統領来日」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2016-11-06
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欧州に米爆撃機3種類集結と露Su-27の接近飛行2回 [Joint・統合参謀本部]

B-52-SU-27.jpg9日、米本土から2機のB-2ステルス爆撃機が英国Fairford英空軍基地に到着し、5日から欧州に展開して欧州での陸軍演習「Saber Strike」や海軍演習「BALTOPS」に参加していた3機のB-52爆撃機や、8日に同じく同地域に展開して「BALTOPS」に参加していたB-1爆撃機と合わせ、史上初めて米軍大型爆撃機3機種が欧州そろい踏みになりました

ただし、B-2爆撃機は上記の陸軍や海軍演習には参加せず、「欧州には短期の滞在となる」と米欧州コマンドは発表していますので、意図的に短時間でも3機種を欧州にそろえることでニュースバリューを高め、プレゼンスやコミットメントをアピールする場にしたと思われます

3-Bomber.jpg同様の大型爆撃機の複数機種派遣は、ロシアによるウクライナ併合を受け、オバマ大統領が欧州での米軍プレゼンス増強を指示した後の2014年6月にも行われ、その際は2機のB-2と3機のB-52が欧州での演習に参加しています

なおB-52の「BALTOPS」参加は4回目で、500ポンドの模擬機雷を投下する訓練を海軍艦艇と協力して行っているようです

このような米軍爆撃機プレゼンスに対応するように、ロシア戦闘機が先週2回(しかも9日は記者団の取材中に)B-52に接近飛行(↑冒頭写真)したようで話題になっています

まず2つの陸海軍演習について
BALTOPS 2017.jpgSaber Strike 2017.jpg●時節柄、陸軍演習「Saber Strike」や海軍演習「BALTOPS」は共に、対ロシアを強く意識した演習構成。
欧州米陸軍主導の「Saber Strike」は今年で7年目を迎え、今回はバルト3国とポーランドで、約1か月間にわたる演習が実施中。JTAC(地上から精密誘導爆弾を誘導する兵士)との連携などを訓練している模様

●またNATO主導の海軍演習「BALTOPS」は冷戦時の1972年に始まった歴史ある演習で、今回はポーランド沖からドイツ沖までのバルト海を演習海域とし、14か国(Belgium, Denmark, Estonia, Finland, France, Germany, Latvia, Lithuania, the Netherlands, Norway, Poland, Sweden, and the United Kingdom)が参加して、ロシアに対するプレゼンス誇示を行っている模様

露軍SU-27による2度の接近飛行
B-1-SU-27.jpg●1回目は6日、1機のB-52が「BALTOPS」に参加してバルト海の公海上を飛行中、飛び地のロシア領である「Kaliningrad」から飛来した1機のロシア軍Su-27による接近飛行を受けた。
●ロシア国営通信社は、ロシアとの国境近くを米軍の核搭載可能爆撃機が軍事演習目的で飛行することは、欧州の緊張緩和に貢献しないと露外務省の声明を伝えている

●2回目は9日、「BALTOPS」演習を取材するために記者団がKC-135に搭乗してB-52とB-1編隊を撮影している際、1機のSu-27がB-52に接近した。
●本接近飛行に関し米国防省報道官は、安全で比較的整斉としたSu-27の飛行だったと語った
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ロシアはSu-27で米軍爆撃機の展開アピールに貢献した形になりましたが、ロシア軍もたった1機で対処ですから、そんなに気にしていないのかもしれません

Mattis tera.jpg米軍側もロシアへのアピールというよりも、マティス国防長官とティラーソン国務長官とマクマスター大統領補佐官ラインが必死で考えている、米軍プレゼンスの西側世論へのアピールといった印象です。

ロシア軍もそれなりに四苦八苦でしょうが、中東とアジアでもプレゼンス維持にを迫られている米軍の厳しさは、ロシアもよく承知しているでしょうから・・・

米軍の欧州プレゼンス
「2016年のBALTOPS」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2016-06-14
「北欧でも演習強化」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2016-02-29
「黒海NATO演習と露軍反応」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2015-09-03

「対ロシア情報戦に国として」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2017-03-24
「欧州への米空軍派遣増加を」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2017-03-08-1
「露がINF破りミサイル欧州配備」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2017-02-15

「第5世代機展開の教訓」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2017-05-16
「急きょ:F-35エストニア展開」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2017-04-25-1

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F-22に学べ:F-35が低酸素症で飛行停止 [亡国のF-35]

6月20日追記
以下の施策を「当面」行う事で、21日からルーク基地での飛行再開
依然として根本原因は不明ながら・・・
1. Avoid the altitudes in which the hypoxia-like incidents occurred
2. Ground procedures will be modified to mitigate physiological risks to pilots
3. Physiological training will be expanded
4. Minimum levels for backup oxygen systems for each flight will be increased
5. Pilots will be offered the option of wearing sensors during flight to collect airborne human performance data.

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6月18日追記
16日現在で依然原因不明も、20日から飛行再開へ
「多様な側面から推定要因を除去した」と

2011年以降、計23件の事象報告が判明。
空軍15件、海軍5件、海兵隊3件
うち13件は原因特定も、10件は不明。最近5件の1件は外国人

特定の高度の飛行と症状の発症に注目。当該高度飛行制限か
離陸前の排気ガス吸い込み抑制や高温での準備抑制も検討
http://www.military.com/daily-news/2017/06/16/air-force-no-clear-cause-f35a-hypoxia-related-problem.html

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6月16日追記
今回のルーク基地での5件以外にも、散発的ながら2011年から10件程度の低酸素症の事案が報告されていたことが6月15日明らかに
http://www.military.com/daily-news/2017/06/15/f35a-hypoxia-problems-date-back-2011-air-force-reveals.html

T-45C.jpg米海軍の練習機T-45Cでも低酸素症が今年になって続発、3月から飛行停止で、仮に9月までに解決しなければ海軍の運用に大きな支障が
3月だけで10件、今年に入ってからの総計21件が報告されている
T-45Cと同じ酸素生成装置(Onboard Oxygen Generation System (OBOGS)を使用している海兵隊のF-35Bやハリアーでは、全く事象が発生していないのになぜか?
https://news.usni.org/2017/06/15/navy-review-oxygen-systems-too-complex-reporting-investigating-methods-flawed

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ルーク基地は12日も飛行再開せず。飛行の再開時期未定!
国防省F-35計画室の専門家チームが調査継続中
なぜかルーク基地だけで。異なる飛行隊で、異なる生産ロットで
http://www.defensenews.com/articles/luke-air-force-base-extends-cancellation-of-f-35-flight-operations
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後手後手だったF-22事態対処の教訓に学べ!

F-35 luke AFB2.jpg9日、米空軍ルーク基地の第56航空団司令官は、5月2日以来、同基地の異なる飛行隊で5件発生しているF-35操縦者の低酸素症のような症状を理由に、同基地でのF-35の飛行を1日だけ停止しました。

9日の金曜日だけ飛行停止にし、同基地所属のF-35操縦者に同様の症状が出た際の対処要領の再教育や医師からの説明を行い、更に操縦者を集めて自由に懸念を発言させる場の設定などを今後計画するようですが、12日月曜日には飛行を再開するようです。

Winter新室長が就任したばかりの国防省F-35計画室も事態を重視し、既に広範な関係者(製造企業や整備関係者、機体構造の学者、航空生理学の医師団、国防省や海軍)を絡めた調査枠組みを立ち上げて対応しているようですが、原因特定には至っていません。

Winter2.jpg他基地で同様の事象が発生していないことから、飛行停止はルーク基地だけで、約1週間後のパリエアショーへのヒル空軍基地からのF-35参加も予定通りとのことのようですが、何となくコソコソと事態を収めようとしている印象をぬぐえませんし、同様のコソコソ対応で大失敗したF-22の低酸素症対応を想起させます

米軍や国防省F-35計画室がしっかり対応することを期待しつつ、過去の苦い教訓「F-22事案」を振り返り、F-35事案の推移を見守る参考としたいと思います。早い段階から大きく構え、小さく収める・・・これが教訓だと思います。コソコソはいけません


F-22事案(2008年4月から2012年7月)
F-22Hawaii2.jpg2008年4月から、低酸素症のような症状を訴える操縦者が10件以上報告され、部隊で問題に。具体的症状としては、操縦者が無線周波数の変更を記憶していない、飛行高度が低すぎて機体を木に擦る等が報告されていた。
●当初は酸素生成装置(OBOGS)のフィルターの問題かと言われたが、パイロットの血液中から検出された「有毒ガス」、「プロパン」、「燃焼した不凍液の残留物」等がどこから混入したかが不明で、また一酸化炭素中毒の可能性も残されていた。

●このように原因が特定できない中ではあったが、米空軍は、今回のF-35事例と同様に、代替の酸素供給装置が機体に装備されていたこと等もあり、低酸素症への対処要領を教育する等の対処で飛行を継続していた
●F-22部隊内で懸念の声がくすぶる中、2010年11月、アラスカ上空で飛行訓練中のF-22による原因不明の墜落事案が発生しパイロットが死亡した。パイロットの最後の交信が「酒に酔ったような口調」で低酸素症の症状に酷似していたことで疑念が拡大。

2011年5月3日、米空軍は全てのF-22の飛行を停止し、原因究明と対策を指示。同年8月、空軍参謀総長が2010年11月のアラスカでの墜落と酸素生成装置とは関係ないと結論を発表。
●2011年9月19日米空軍は、酸素生成装置に関する根本的な原因究明は未完だが、継続的に追加の点検を行いつつ、リスクを低減させる炭素フィルター追加措置や脈拍異常警報装置携行の義務付け、運用規則改正、更にパイロットの血液サンプル事前採取や再教育を行い、ベテラン操縦者から段階的に飛行を再開すると発表


見切り発車の飛行再開が操縦者の反乱を
F-22 refuel.jpg長期間に及ぶ飛行停止で、操縦者の技能維持が切実な課題となっていることを受けた判断だったが、「飛行再開後も異常を察知した場合は、基地単位で柔軟に運行を中止することが出来る」としており、極めて強い不満や懸念をF-22部隊内に生むことになる
●実際、同年11月にはラングレー基地で低酸素症のような事態が生起し、同基地だけ5日間ほどF-22を飛行停止にする措置を行うなど、各地で同様の事象が止まず。また結果的に酸素装置と関係のない事象まで、低酸素症が原因とのうわさが拡散する事象が続発し、部隊の混乱が続く。

2012年5月、TV人気番組「60 Minutes」に2名のF-22操縦者が許可なく出演し、低酸素症事案や空軍の対応に不満を示し、「F-22での飛行が不安。操縦機種を変わりたい」と発言。米空軍内外で大きな問題
●2012年5月15日、当時のパネッタ国防長官がF-22に飛行制限(高々度飛行の制限と基地から30分以内での飛行義務)を課すと発表

●同年5月24日、パネッタ国防長官がF-22に課していた飛行制限の段階的解除を了解。これを受けF-22部隊が嘉手納基地へ長時間洋上飛行を伴う部隊展開を行うと発表。
●併せて国防省報道官が、F-22操縦者に生じる低酸素症のような症状は、操縦者が高々度飛行時に着用するベストに装着された(酸素供給用の)欠陥品バルブとフィルターによって引き起こされたモノだと結論づけ、問題のベストは交換され、フィルターは取り除かれると発表
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F-22-wake.jpgF-22は2005年から運用開始していますが、その3年後から問題が認識され、6年後から本格的に問題視され、7年後にやっと問題が解決されています。

この問題により、運用開始から海外派遣や長時間フライトが制限された時期があり、やっと実戦デビューを果たしたのは2014年秋、シリア国内の対IS作戦の緒戦に投入されるまで待つことになります

軍事メディアでは、2011年のリビア作戦にB-2爆撃機が投入されながら、なぜF-22が投入されないのか様々な憶測を呼びましたが、この低酸素症問題が大きく影響していたことが後に明らかになっています。

このF-22の経験は、米空軍のみならず国防省全体で記憶に新しいところでしょうから、今回のF-35事案に十分生かしていただきたいと思います。

特にルーク空軍基地は、日本をはじめ諸外国の操縦者を含むF-35操縦者養成の「メッカ」ですから、安全対策は万全を期していただきたいと思います

F-22事案を振り返る
「最終的に飛行再開・原因特定」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2012-07-25
「不沈F-35と低酸素F-22」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2012-05-09
「F-22再度飛行停止と再開」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2011-10-24
「F-22操縦者に謎の症状」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2011-08-31

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Wilson新空軍長官の議会デビュー戦 [米空軍]

Wilson5.png6日、新しい空軍長官Heather Wilson女史とGoldfein空軍参謀総長が上院軍事委員会で2018年度予算案について説明及び質門対応を行いました。

前日の5日月曜日に米空軍協会朝食会で、軍需産業関係者やメディア等との実質仕事始めとなったWilson長官ですが、空軍士官学校卒で初めての空軍長官として、早速、厳しい米空軍の予算状況やその中での取り組みについてアピールしています

議会での発言ややりとりを中心に、参謀総長の説明と併せて概要をご紹介します

7日付米空軍協会web記事によれば
Wilson.jpg昨年比3%増を要求している2018年度米空軍予算案について、即応態勢を回復する良いスタートにしたいと説明しつつ、本当は更に多くの安定した予算計画が必要だと両名は証言し、空軍参謀総長は「予算の低下を食い止めたに過ぎず、我々が長期的な計画が可能な安定予算へのスタートに過ぎない」と表現した
●特に、F-35やKC-46A等を必要数確保して態勢を戻すには、8年連続でこの様な予算増加が必要だと主張した

●参謀総長は「米空軍は第4世代機を2040年代まで維持する事になるので、本予算案では、第5世代機を購入するだけで無く、第4世代機の近代化も行う必要性を盛り込んでいる」「戦闘機戦力全体を語るとき、どの世代の戦闘機にも継続的な能力向上を図り、相互に有効活用できるようしなければならない」と説明した

●細部の情報が公開されない状態で進んでいる次期爆撃機B-21計画に対し、約2200億円もが要求されている件に上院軍事委員会の批判が集まった
B-21 2.jpg●Wilson空軍長官は「なにを計画し、何を行っているかを議会に適切に報告している」と説明したが、マケイン委員長は「空軍長官、それは正しくない。真実では無い。米国民は2200億円の税金が何にどれだけ必要なのか知らされる必要がある」と空軍の態度を批判した

空軍長官は、議会に知らせるべき情報と、敵に知られるても良い情報にバランスが重要だと反論し説明した
●参謀総長はまた、爆撃機の将来態勢として、B-21爆撃機100機を含め、計165機の爆撃機が必要だと米空軍が判断していると説明した

空軍長官は、KC-46A空中給油機の更なる遅延可能性を示唆した。6日朝の国防省内の会議でKC-46の試験計画のリスクが議論され、その結果を受けて同長官は「公式な情報ではないが、2~3ヶ月の遅れが予期される」と説明した

HH-60G.jpg課題のあるヘリコプター2機種の予算案について同長官は、まずICBM基地の警戒用ヘリ「UH-1」後継機は、製造企業が現在の要求性能を満たすのが難しい状況があり、7月に発出する提案要求書では少し要求値を修正する予定だと説明した
●また予算を約110億円カットした救難救助ヘリ「HH-60G Pave Hawk」について参謀総長は、予算削減の影響を注意深く見守る必要があると説明したが、委員会からは「同ヘリを必要としている軍人にとって失礼は話だ」と批判した


政治任用ポストの人事について
Wilson3.jpg政治任用ポストがなかなか埋まらないことについて空軍長官は、業務が困難になっていると5月に語っていたが、ホワイトハウス内のノミネート手続きななかなか進まないと不満を漏らした
●議員が、人事が進まないのはホワイトハウスで業務が停滞しているからかとの質問に空軍長官は、6ポストの内、4ポストは好ましいとの評価で、2ポストには面談等実施中であると説明したが、ホワイトハウスから議会に正式ノミネートが行われない理由について、「私には判らない」とのみ答えた

5日の米空軍協会朝食会では
●新政権がまとめつつある、様々な戦略見直し(strategy reviews)の結果を待つ必要もあるが、かつてないほど装備が老朽化し、小規模になっている米空軍を立て直すため、最優先のF-35やKC-46AやB-21取得ペースを上げ、深刻な操縦者不足にも早急な対応が必要である

Wilson4.jpg中東地域で進行中の様々な作戦を支えるため、膨大な空中給油や空輸要求に答えて関連部隊は休みなく働いている。そしての遂行にはデリケートで詳細なプランニングが求められている
操縦者の離職を防止するため、米空軍は継続勤務に応じた者に、特別ボーナスや様々な特典を与える制度を検討している
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自分が編制に関わっていない予算案を説明するのは辛いでしょう・・・。しかしそれがお仕事ですから・・・

それにしても、第4世代機を2040年代までとは、なかなかしびれますねぇ・・・・

加えて、政治任用ポストの手続き状況について、ホワイトハウス内の状況が「わからない」発言は困った状態ですねぇ・・・・

空軍長官の関連記事
「Wilson長官のご経歴など」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2017-01-24
「空軍長官代理が語る」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2017-06-05

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F-35の宣伝映像を2本見る [亡国のF-35]

6月に入りF-35の宣伝映像が2本公開されていますので、英語のお勉強のために、そしてまんぐーすが楽するために、皆さんご覧ください。

F-35 Sun-Set.jpg1本は約8分間のF-35全体のアピール映像。これまで第4世代機F-16戦闘爆撃機を操縦してきた複数のパイロットが、第5世代機F-35の素晴らしさを語ります。

もう1本は、F-35のもう一つの売りである、整備や部品調達作業を大幅に効率化してトータルコストを引き下げると大宣伝されている、自動兵站情報システム(ALIS:Autonomic Logistics Information System)の解説映像(約3分)です

どちらの映像も、開発期間や費用が当初計画から大幅に超過したことや、まだ基礎的な最低限の機能発揮しかできないソフトしか完成していないのに運用態勢確立を宣言していることや、開発と製造を並行実施しているために今後手戻り改修経費がかなり必要なことや、必要機能が追加されるたびに価格が上昇することには触れていません

F-35 luke AFB.jpgまた、米空軍が1763機も調達すると頑張っていますが、現ペースでは2040年代に入っても買い続けるとの信じられない見積もりがまかり通っている実態や、次世代制空機を急いで開発し始めていることにも全く触れていません。

まぁとりあえず、英語のお勉強にどうぞ

F-35全体のアピール映像(約8分)
●F-35は第4世代機と異なり、各種センサー情報を事前のデータファイルと照合&融合してHMDに表示し、操縦者の状況把握を格段に容易にする
●また他の地上、空中、宇宙アセットの情報もリアルタイムに取り込んでデータ融合しするとともに、融合した情報を他のアセットと共有し、他アセットの能力発揮力を格段に向上させる
維持整備面でも、故障診断や交換必要部位を自動的に判定できるALISが導入され、新人整備士でも容易に機体の維持整備に貢献できる




自動兵站情報システムALISの解説(約3分)
F-35の維持管理に必要なデータを全て機上で収集し、着陸後は専用PCを通じて世界を結ぶオンラインで管理し、必要な整備や部品調達を円滑化する。
●各機のデータは集中管理され、効率的なデータ管理や整備指示がシステムから行われる。またシステムソフトは定期的にスマホのアプリのように更新され、最新状態に維持される
機動展開先でもコンテナに入ったALIS装置を展開させることで、最適な機体の維持管理を継続して実施可能


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今一つ突っ込みが足りない解説映像でしたが、パイロットや整備員自身が語る「印象」や「言葉遣い」も重要な要素なので取り上げました。

台本があるのかもしれませんが・・・・

映像で5つの視点から学ぶ
「米海軍空母」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2016-12-25
「核兵器」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2017-02-05
「米海軍」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2016-11-27
「米海軍潜水艦」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2016-11-26
「火炎放射器」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2015-04-11-2
「負傷者救出ヘリ」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2015-03-07

「B-2爆撃機」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2015-03-01
「AK-47ライフル」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2015-02-28
「原子力潜水艦」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2015-02-07-1

映像で見るシリーズ
「12㎏の兵器搭載地上ロボット」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2016-05-09
「防空&ミサイル防衛の融合IAMD」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2014-05-27-2
「威力強烈:AC-130」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2016-02-06
「CASの歴史を学ぶ」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2015-09-19

「イメージ中国軍の島嶼侵攻」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2015-09-06
「泣ける:帰還兵士と犬との再会」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2015-09-05
「レーザー兵器試験@ペルシャ湾」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2014-12-13

タグ:映像 F-35 ALIS
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