So-net無料ブログ作成

海兵隊トップ候補が議会で [Joint・統合参謀本部]

AmosMarin.jpg21日、次期海兵隊司令官にオバマ大統領から推挙されているエイモス大将(写真右から2番目、現在は副司令官Gen. James F. Amos)が、上院軍事委員会で証言し、種々の課題について所信を述べました。
以前もご紹介したように、エイモス大将が正式に承認されれば「海兵隊史上初」のパイロット出身司令官となる予定で、海兵隊の新時代を告げる象徴とも言われています。

ゲーツ長官から「海兵隊は第2の陸軍なのか?」、「将来の海兵隊像を示せ」との課題を投げかけられている海兵隊ですが、エイモス大将の上院でのやりとりは堅実さを感じさせ、同時に変化への気構えも感じ取れるモノとなっています。21日付米国防省HP記事より・・

関連記事
「海兵隊は生き残れるか」http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2010-06-16-1
「海兵隊へ再び最後通牒」http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2010-08-16
「海軍海兵隊とも全面対決」http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2010-05-04-1
「2 海軍海兵隊とも対決」http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2010-05-07

まず議会の皆様へ・・
●35代目の司令官に任命されたら、私の一番の優先事項はアフガンでの勝利である。
●また議会の皆さんに求められたなら、常に私の誠実で正直な評価見積もりを提供させていただく。

海兵隊のグアム移転(記事では小さな扱いながら、フリークのため)
●8千人の海兵隊員を沖縄からグアムへ移転する計画に関し、国防省及び国務省と共に戦力組成を変化させる方向で検討している。変化の計画では、ハワイの海兵隊のように、よりAir-Ground任務作戦に適した、より作戦的でより司令部組織が小さい編成を目指している。
●グアム島のインフラ整備に歩調を合わせて移転を進め、住民の生活への影響を最低限に抑えたい。課題である、歴史的な保護地で神聖なPagat地域での射撃場建設については、島民の皆さんとよく協議しながら進めていきたい。

「(3)シャングリラ・ダイアログ演説」http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2010-06-05
「リン副長官がグアムで語る」http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2010-07-28

海兵隊の将来プラン提出
米海兵隊見直し(Marine Corps force structure review)を来年1月に公表する予定である。
●見直しの中では、アフガン後に海兵隊がどのように装備品や兵器を見直し、同時にどのように組織を変化させるのかについて言及する。

海兵隊の現状と将来
AmosMarine.jpg●現コンウェイ司令官が述べているように、現在の海兵隊はここ数十年で最も訓練され最も経験を積んだ組織である。いかに対反乱組織戦(COIN)を戦うかを熟知しており、アフガンで成功を収めるだろう。
●厳しい戦いが続く中でも隊員の募集は極めて好調であり、今入隊手続きをしても、基礎訓練施設に入れるのは来年2月まで待ってもらう必要がある。
●兵士だけでなく、家族のケアが極めて重要。家族はとても疲弊している。私が副司令官として取り組んできた自殺防止については効果が出始めている。昨年同時期の39名に対し、今年は32名である。

●我々は将来もイラクやアフガンで培ったCOIN能力を維持しつつ、伝統的な緊急展開部隊の役割も維持する。海兵隊は国家のショックフォースとして、いかなる国家危機にも対応できるよう備える。我々のモットウ「Always faithful, always ready」を守りつづける。
●展開期間と母基地での訓練期間の比率を改善し、COINだけでなく、着上陸作戦の訓練をしっかりやりたい。

同性愛兵士への「問わない、話さない」方針見直しに関し
●今は個人の意見を広く募集している時期であり、私個人としての考えを述べさせてもらえば、部隊団結の根幹に関わる事項を、戦時下に見直すことに反対である。
●もちろん、海兵隊の指揮官として、仮に法律が変更されれば新しい法律に粛々と従うし、海兵隊は適応できる。(以上が記事概要)
///////////////////////////////////////////////

再度申し添えますが、グアム移転の件は記事の最後の方に「ちょこっと」かかれているだけです。普天間問題フリークのために冒頭近くへ格上げしてご紹介した次第です。

gatesMarine.jpg依然として着上陸作戦(水際作戦)へのこだわりが強く感じられます。または、公の場では海兵隊内の歩兵グループに配慮してこのような発言になっているのかもしれません
関連記事で紹介したゲーツ長官の発言には、「対艦兵器が発達した時代に、大規模な着上陸作戦が出来ると考えているのか」との強烈なパンチが含まれています。どうするエイモス司令官。
nice!(2)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:ニュース

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0