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米中戦略経済対話と台湾 [中国要人・軍事]

ChinaUStalk.JPG10日までの2日間、ワシントンDCで第3回米中戦略・経済対話が開催されました。日本の各種報道では、クリントン国務長官やガイトナー財務長官の動きが中心に伝えられ、人民元や中国内の人権問題にするやりとりが話題になっていますが、陰の本丸は両国の国防・軍高官を交えた戦略安全保障対話」初会合の開催ありました(まんぐーすの独断!)

1年前は米中がシンガポールで激突
「シャングリラ演説」http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2010-06-05
「質疑シャングリラ演説」http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2010-06-10

この戦略安全保障対話は、相互の誤解に基づく対立や衝突を回避するための信頼醸成が目的とされ、昨年末のゲーツ長官訪中時に大筋が合意されていたモノです。
初会合には米側からスタインバーグ国務副長官、フロノイ国防次官(政策担当)、カートライト統合参謀本部副議長、ウィラード太平洋軍司令官、中国側は張志軍外務次官、馬暁天人民解放軍副総参謀長らが出席し、1日半の時間を協議に当てた模様です。

「戦略安全保障対話」の成果は??
ChinaUSSTSC2.jpg「対話」の中身についてはほとんど報じられていませんが軍事サイト「DODBuzz」は「両国は、双方の誤解や誤認識が戦略的な信頼感を損ねた過去があったことを認識した。この1日半はその意味で両国関係を暖めるものだった。少なくとも言葉の上では(at least regarding the term itself)・・」との国務省関係者のコメントを断片的に伝えています。

部外の研究者も「斜に構えた」見方で、米中両軍の対話の焦点が異なることから、今回の対話の展望に慎重な姿勢を示しているようです。例えばカーネギー国際平和基金のパール副所長は、「米国側の焦点が、ミサイル防衛、戦略兵器、インターネットの安全、宇宙空間についてであるのに対し、中国側はインターネット、海事、中国に対する偵察活動を対話の焦点としている。これは解放軍が(米国が焦点とする)対話への参加にあまり積極的でないことを示している」と分析しています。

ChinaGenChenBingde.jpgただ、5月15日から22日までの間に訪米する事が予定されている人民解放軍のGen. Chen Bingde(陳炳徳)総参謀長の行動には影響がない模様です。坦々と進む軍高官交流の一環で、マレン統合参議長らと会談する予定がすでの公表されているところです。


米中と言えば台湾は??
米中の対話とは直接リンクはしませんが、台湾が米国から紆余曲折の末やっとの思いで購入する事になっていたパトリオットミサイルやBlack Hawkへりの購入時期を遅らせる模様です。

10日付「Defensenewsによれば・・・
台湾の関係議員によれば、台湾は旧来の徴兵制から志願兵制度への移管のために資金が必要なことから、パトリオットミサイルやBlack Hawkへりの購入時期を遅らせる。
●同議員によれば、パトリオットは当初の2014年から2017年へ、Black Hawkへりは2016年から2019年以降に購入を遅らせる
●台湾国防省は本件への言及を避けた。
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ちなみに、米中両国対話の後、東日本大震災に見舞われた日本の復興への継続支援を表明したようです。
震災や原発で目を離している内にも、世界は動いているのです

米中の軍事交流関連
「ゲーツ長官の中国訪問」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2011-01-09-1
「フロノイ次官の会見」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2010-12-12
「米中軍事交流の今後」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2010-11-23
「米中軍事交流再開へ」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2010-09-10

「徐才厚のCSIS講演」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2009-11-09

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