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3題話:南米と宇宙ゴミとHTV-2 [パネッタ国防長官]

本日はそれぞれに異なるテーマから3つの小ネタをご紹介します。私の基礎知識不足から「小ネタ」扱いになるだけで、それぞれに重要な分野ですが・・・
国防長官の南米3ヶ国訪問、宇宙ゴミ監視の新システム導入、最後はPGS関連のHTV-2試験分析結果です

まずはパネッタ長官の南米ツアー
(移動機内でのインタビュー)
SouthAmerica.jpg23日からパネッタ長官は、長官として初めて南米に向かい、コロンビア、ブラジル、チリを訪問する予定。議員やCIA長官やホワイトハウス勤務時に訪問経験はあるが。
南米は、アフリカや欧州と並んで「革新的なパートナー関係構築」を目指す地域。(注:つまり常駐米軍を削減して経費を削減、一方ローテーション部隊派遣でプレゼンス確保や関係国軍と演習を行い、双方の能力向上を図る。サイバーや対テロ、人道支援や災害対処も重視)

コロンビアでは、麻薬流通撲滅を中心として協力関係強化について議論の予定。コロンビア政府は、かつて2万人を擁したFARCコロンビア革命軍を8000人レベルにまで追い詰めて頑張っている
ブラジルとは、先月両国大統領間で合意した「国防協力対話」を正式に立ち上げたい。具体的には、装備品貿易、共同技術研究、兵站協力、サイバー協力分野に取り組みたい
チリではチリ国防軍の演習を見せてもらい、地域の安定に貢献している軍の様子を確かめたい。 上記3国との関係強化を通じ、(新国防戦略が提唱する)革新的パートナーシップを促進したい

「予算案会見5つの柱」http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2012-02-01-1
「新味なき国防戦略」http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2012-01-06

宇宙ゴミ監視に新システム(4月23日付)
schwartzTH.jpg19日開催の宇宙シンポジウムでシュワルツ空軍参謀総長は、統合宇宙作戦センター(JSpOC:Joint Space Operations Center)に設置されている1980年代半ばに導入の宇宙ゴミ監視システムの更新換装が年末までに終了すると述べた
●人間が軌道上に放置した衛星や推進装置の残骸である宇宙ゴミは現在約22000個。これらを監視している様々なセンサーの情報を集約し、軍だけでなく政府機関や民間にも、包括的でタイムリーな宇宙情報を提供できる新システムだと説明した
●宇宙ゴミの発見監視、追跡、警報発令は、多様な政府機関や世界中の企業活動に貢献するだろう。宇宙ゴミの監視やゴミ発生の防止は、宇宙活動における最大の問題だからである。

「警告677回:中国宇宙ゴミ」http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2011-06-14-1

HTV-2の失敗原因(4月23日付)
HTV:Hypersonic Technology Vehicle
HTV-2.jpg●HTVは大気圏内を音速の20倍超の高速で飛翔する技術の確立を目指す実験飛翔体で、2010年の4月と昨年8月にロケットの先端に取り付け発射・分離形式で試験を行いました。残念ながら2回とも、予定の試験途中で通信途絶していました
●目指すところは、地球上のあらゆる目標を1時間以内に非核兵器で攻撃可能なCPGS(Conventional Prompt Global Strike)構想の一手段です

●20日DARPAは、昨年8月の結果を分析した結果、音速の20倍で約3分間飛行後、機体表面の皮膜が予想以上に大きく剥がれ、機体バランスが崩れて回転を制御が出来なくなったのが原因だと発表しました
●データが収集できた9分間の試験で空力摩擦熱処理の課題が初めて明らかになり、今後のHTV研究推進の大きな糧となった。実試験ではじめてあきらかになる事実があり、実験が重要であるとDARPA担当者は力説した

「PGSに少し明るい話題」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2011-11-18
「核抑止の代替?CSMについて」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2010-04-25
「PGSのHTV-2試験失敗」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2010-04-27
「X-51Aは初期実験段階」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2010-05-23
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Brazilsaito.jpg2013年度予算案では、PGSは潜水艦発射型(トライデントⅢ改良)の研究開発費が盛り込まれていた記憶がありますが、その他のHTV-2やAHW(Advanced Hypersonic Weapon)やX-51Aがどうなっているのか承知していません。
これもビーム兵器と同様に、F-35の陰で消えていくのでしょうか・

南米は土地勘がありませんが、ブラジルとの協議内容は先進国同士の関係を思わせる項目が並んでいます。・・・と言えばブラジル空軍司令官はまだ日系2世のサイトウ・ジュンイチ中将(写真左)なんでしょうか??

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コメント 1

Awakko

こんにちは。ご無沙汰しております。

ブラジル空軍のサイトを見てみましたが、まだ司令官はサイトウ氏で変わらないようですよ。しかも、中将から大将(Tenente-Brigadeiro、NATOの統一階級表で言えばOF-9)になられているようです。
by Awakko (2012-04-25 12:31) 

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