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ロシア軍が北方領土に地対艦ミサイル配備へ [安全保障全般]

Bastion.jpg25日、ロシアのショイグ国防相は国防省内の会議で、クリール諸島(北方領土を含む千島列島)に今年、最新鋭の地対艦ミサイル「Bal:バル」と「Bastion:バスチオン」や、無人機「Eleron-3」を配備すると明らかにしました。

ここ数年、ロシアは北方領土や千島列島に兵士の宿舎を整備する等、日本の領土交渉要求に「冷や水」を浴びせるような動きをしてますが、北極までのエリアを意識したような発言もあり、中国による北極航路進出を牽制する意味もあるような気も「個人的には」しています

ゴールデンウィークに予定の安倍首相ロシア訪問に影響は???

25日付Defense-News記事によれば
●25日、ロシアのSergei Shoigu国防相は省内会議で、「クリル諸島における軍事基地や部隊配備による再軍備計画が進行中であり、短距離地対艦ミサイルBalと長距離対艦ミサイルBastion、更には小型偵察用無人機Eleron-3を今年配備する予定である」と発言した
Bal.jpg●同国防相はまた、数年前から進めている兵舎の建設も含め、千島列島の軍事インフラへの投資を「ロシア軍は北極圏からクリル諸島エリアに焦点を当てている」と表現している

4月からは、ロシア海軍太平洋艦隊が3ヶ月を掛けて、クリル諸島が海軍基地に使用可能かを確認することになっている
●また今年から来年に掛け、択捉島と国後島に、350個以上の軍事施設を設置する予定になっている
●現在当地域には、約19000人が住んでいる

ご参考まで:関連する装備の概要
短距離地対艦ミサイルBal
1980年代から部隊配備が始まったロシア版ハプーン。射程70nm程度
長距離対艦ミサイルBastion
2010年から配備開始の最新対艦巡航ミサイル 射程約170nmで2015年にはクリミア半島配備も確認されている

小型偵察用無人機Eleron-3
全長全幅1m程度の軽易な無人機。連続飛行時間1時間で速度120kmほど
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Eleron-3.jpgEleron-3 2.jpg今年のゴールデンウィークに、安倍首相が米国に反対されながらもロシア訪問を決意したと報じられる中、このタイミングでロシアがやってくれました

ロシアは西側の経済制裁や原油価格下落で経済失速状態にあり、日本の経済援助や極東開発協力が欲しいはずですから、対日外交を考えれば、こんな報道が流れることに何のプラスも無いはずです
訪露した安倍首相に北方領土交渉開始でも臭わせ、経済援助を引き出す作戦が常套手段かと思うのですが、何を考えているのでしょうか?

そこでまんぐーすが思うのが、遠洋進出を活発化しつつある「中国海軍への牽制」説です。ここ数年、日本列島を1周するような中国海軍艦艇の動きや、ベーリング海にまで進出する中国軍艦艇の様子が報じられているからです

専門家の皆様の分析を待ちましょう

欧州正面や北極圏での戦力強化も発言
http://www.military.com/daily-news/2016/03/25/russian-military-plans-buildup-west-pacific.html

中露関係を考える記事
「日本海で中露海軍演習」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2015-07-18-1
「中国が政策変更で西方へ?」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2015-06-15
「中露海軍が地中海演習」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2015-05-01

「露は日露共同演習を目指す」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2013-07-09-1
「中露関係は頭打ちで複雑化」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2013-05-03

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