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米国防省幹部:有事には在日米軍戦闘機は分散後退 [Joint・統合参謀本部]

緊急アップ:米国防省高官ブリーフィング
中国と紛争に至ったら、「在日の米軍戦闘機は、地域の10以上の島々に分散後退させる」

Dunford korea.JPG10月31日付ハワイ発Defense-New記事は、複数の国防省高官(The officials)がダンフォード統合参謀本部議長のASEAN国防相会議から韓国訪問に同行した記者団に対し対中国を中心に情勢ブリーフィングを行った様子を紹介しています

ブリーフィングの日時は記載されておらず、誰が行ったのかも伏せていますが、冒頭にご紹介した言葉が示すように、かなり本音で率直に東アジアの脅威と米軍の見方や対応の一端に言及しており、意図的にリークしたようにも感じられます

東シナ海で中国機に対する自衛隊のスクランブルが昨年900回を超えたとか、航空自衛隊が那覇基地に2個目の戦闘機部隊を持ってきたとか、丁寧に記者団に説明しているようですが、本日は、まんぐーすが「ほぉ------。ここまで公言するようになったか・・」と感じた部分をピックアップしてご紹介します

10月31日付Defense-New記事によれば
Arctic Ace3.jpg●国防省高官たちは、北朝鮮が核兵器開発計画を推進していることで脅威は増しているが、北朝鮮との戦いは「我々が勝てる戦いだ」と表現し、一方で中国との戦いは「その推移が懸念される」述べた。 
中国軍戦闘機と日本の航空機は毎日のように接近を繰り返しており、米軍機と中国機の間の接近も増加しており、常態になりつつあると述べた

●そして高官らは、中国機による米国の防空ゾーンへの接近も試みられていると述べ、射程1000nmの巡航ミサイル搭載用に改良されたH-6Kバジャー爆撃機が、グアム島に接近していると語った
H-6Kが搭載巡航ミサイル射程距離までグアム島に接近することも「まれではない」と述べ、「中国はグアム島攻撃の訓練を行っている」と説明した

有事に米軍機は日本から撤退
Arctic Ace2.jpg●ブリーフィングした全ての国防省高官は、中国との紛争の危機が差し迫っているという状況にはないと強調したが、地域の米軍は、太平洋での戦いがどうなるかを再考していると述べた
●そして「(中国との)紛争では、敵からの航空攻撃にさらされることになろう」と想定していると述べた。

●また、同高官らが共有している一つの作戦コンセプト「agile combat employment:機敏な戦力展開」について言及し、「在日本の米軍最新戦闘機は、地域の島々の10-15の未整備な緊急展開基地に分散させる」と述べ、
●「このコンセプトでは、分散した不便な展開場所でも最新戦闘機が作戦可能なように、迅速に兵たん支援も分散支援体制を整える必要がある」、「米空軍は最近のArctic Ace演習などで、燃料の緊急配分訓練をすでに開始している」と説明した

●そして高官たちは、戦力を分散配備することで、中国がどこを優先して攻撃すべきか判断することを困難にすることが狙いだと述べた
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Arctic Ace.jpgagile combat employment:機敏な戦力展開」とはよく言ったもので、帝国陸軍が「撤退」ではなく「転進」と表現したことが思い出されます

9月中旬に元陸幕長の岩田氏が、有事に米軍が第一列島線からグアムのラインまで一時的にせよ撤退する検討をしているから、日米が協力してガイドラインと防衛大綱を同時並行見直し、備えを強化すべきと訴えていました

決して米軍の「転進」を責めているわけではありません軍事的合理性に基づく、極めて自然な動きであり、当然の考え方です

問題は、「脅威の変化」に対応した「戦い方」や「作戦」の変化を自由に語れない日本人の軍事的素養の低さと、脅威の変化を無視する国内戦闘機命派の存在です

トランプ大統領の来日で急激な動きがあるとは思いませんが、表層的な情勢動向だけでなく、ましてや野党の視点でもなく、大きな脅威の変化をしっかり見据えて備えたいものです

米シンクタンクで同期の3将軍と
「岩田元陸幕長の発言」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2017-10-09

沖縄戦闘機部隊の避難訓練
「再度:嘉手納米空軍が撤退訓練」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2014-06-25
「嘉手納米空軍が撤退訓練」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2013-08-23-1
「中国脅威:有事は嘉手納から撤退」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2010-05-13

グアム島の抗たん化対策
「被害復旧部隊を沖縄から避難」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2016-12-28-1
「テニアンをグアムの代替に」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2016-12-16-1
「グアム施設強化等の現状」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2015-04-30-1

「グアムの抗たん性強化策」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2013-04-30-1
「グアムで大量死傷者訓練」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2012-02-08-1
「グアム基地を強固に」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2011-04-12

「米と豪が被害想定演習を」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2011-08-02
「在沖縄米軍家族の避難訓練」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2015-04-21
「嘉手納基地滑走路の強化」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2010-10-09

「Wake島へ避難訓練」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2013-07-04-1
「テニアンで作戦準備」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2012-06-05
「ブルネイの飛行場を確認」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2011-07-14

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