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米空軍F-35の77%を占める2B機体の稼働率4割 [亡国のF-35]

Harris-J.jpg7日、米空軍司令部戦略計画部長Jerry Harris中将が下院軍事委員会で証言し米空軍が保有する130機のF-35の中で、約77%を占めるソフト2B搭載機体の稼働率が40%程度であると認め、一つの最前線である嘉手納基地に展開中のF-35でも7割だと述べました

先日は国防省F-35計画室長の発言を紹介し、全世界に存在する280機のF-35の稼働率が約5割だとご紹介しましたが、米空軍の状況も悲惨な状況にあることが明らかになりました

Harris中将は、導入が始まった最新ソフト3F搭載機を「待ち望んでいた機体だ」と将来見通しが明るいような表現もしていますが、自動兵站情報システムALISの最新ソフトにも大きな進展が見られないと語り、国防省F-35計画室長より深刻な状況を吐露しています

また、軍内の機体修理施設や部品調達の課題も深刻で、時間当たりの運用経費が他の戦闘機の3倍以上に上っている様子も語っています。

7日付米空軍協会web記事によればHarris部長
F-35 luke AFB.jpg米空軍が保有する130機のF-35の中で、約77%を占める100機のソフト2B搭載機体の稼働率は40%前半に留まっている
●ただし、より最新型のソフト3Iと最新型ソフト3Fを搭載した機体の稼働率は6割から7割である。そして既に運用態勢確立を宣言したユタ州の部隊から、嘉手納基地に展開しているF-35の稼働率は7割以上を維持している

●ソフト3F搭載機の改善具合は素晴らしく、信頼性とセンサー能力を発揮する能力面で「驚くべき進歩改善」を感じさせてくれている。搭乗員と整備員が待ち望んでいた機体といえる

一方で、自動兵站情報システムALISは依然として多くの問題を抱えており、フライト状況の監視や故障部位の部品自動発注で多くも問題を引き起こしている
●米空軍もこの問題を認識し、ソフトの更新を試みているが、結果は「期待したよりも、仕事に時間がかかり、人手を要する」事となっているのが現状である

Harris-J2.jpg米空軍は「ALIS問題に真剣に取り組んでおり(in-depth study of ALIS and its shortfalls)」、年末までに問題を解決したいと考えている
●また米空軍内の修理補給施設の整備も遅れており、低稼働率を招く部品調達や部品品質の問題につながっている。そして部品を製造企業に送り返して対応を依頼することから経費が高騰している
飛行時間当たりの経費が5万ドルにも至っている現状は看過できない
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運用開始間もない最新鋭機が潮風の影響を受けやすい沖縄に展開し、7割の稼働率であれば頑張っている方だと思いますが、Harris中将の証言からすると、まともに飛行できそうな機体のほとんどが嘉手納派遣に関与していると考えられます

F-35 luke AFB2.jpg対中国や知北朝鮮へのにらみを利かせるための派遣でしょうが、12機程度の派遣を支えるが限界だということでしょう

こんな機体を導入し、今後も機数を増やそうとしている日本の皆さんの苦労を思う時、その労力は他に生かすべきではないかとしみじみと思う今日この頃です

世界中のF-35稼働率は5割
http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2018-03-03-3

今も変わらぬ問題の本質
「F-35の主要な問題や課題」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2015-12-17

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