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秋には米空軍戦闘機ロードマップを [米空軍]

爆撃機ロードマップのように議会説明を
次期制空機PCAの要求性能も含む計画に

HOLMES4.JPG19日付米空軍協会web記事が米空軍戦闘コマンド司令官Mike Holmes空軍大将 へのインタビュー記事を掲載し、同コマンドが検討している戦闘機体系の将来計画「Fighter Roadmap」が取りまとめの最終段階にあり、秋には国防省の了解を得て2020年度予算案に反映できるよう米議会に説明を開始したいとの司令官の考えを紹介しています

21日付読売新聞の朝刊に、航空自衛隊のF-2戦闘機後継機が、F-35以上の搭載能力等を持つ大型の機体で、日米共同開発がオプションとされているとの記事が1面トップで掲載されたタイミングであり、いろいろと想像をたくましくしたくなるインタビューですのでご紹介します

想定しうる将来では、第4世代と第5世代機が共存すると想定し、将来的には70個戦闘機飛行隊が必要とぶち上げつつ、従来からご紹介してきたように、次世代制空機PCAはあくまで「family of systemsの一部」で、第4世代機と第5世代機の情報共有の統合レベルでの広がりの重要性を述べ・・・といった内容です

Mike Holmes戦闘コマンド司令官はインタビューで
PCA 20304.jpg●戦闘機ロードマップと一般的には呼ばれる戦闘機将来体形の計画を、「20POM:Program Objective Memoranda」との形でまとめる最終段階にあり、秋には国防省指導層に提出し、了解を得て議会に説明したい
●この流れは、GSCのRand司令官が爆撃機ロードマップをまとめて2月に公開し、議会に説明した流れと同様で、戦闘機体系の整備に2020年度予算案から取り掛かれるように説明していきたい

●米空軍司令部での分析から、今の空軍任務を継続し、将来も航空優勢が軍事作戦の前提として必須だとの前提で、55個から70個戦闘機飛行隊が必要だと考えている。
●厳しい予算の現状から、また核兵器や他老朽装備の近代化優先の現状から、当面は55個の作戦可能体制にある飛行隊でやりくりする必要があるが、将来の予算回復を待って70個体制を目指す

●戦闘機ロードマップでは、70個飛行隊の根拠となる「the logic and the math」を示すが、議会の理解を得て2020年度予算案から具体化したいと考えている
昨年から本格検討を始めている次世代制空機PCAの要求性能分析も、今年中にはまとめる予定だ。この要求性能分析で、次世代制空機が航空優勢に貢献するオプションを提示したいと思う
●PCAはあくまで「family of systems」の一部で、将来の任務遂行の多様なオプションの一つであるが、提言をまとめてその必要性を説明していきたい

6-GN2.jpg●第4と第5世代機が共存する時代の戦闘機ロードマップでは、世代間の情報共有が極めて重要であり、今後1年間程度をかけ他軍種と方向性を共有していきたい。すべての統合戦力が意思疎通と情報共有を円滑に可能なことが重要
●ただし、米海軍も海兵隊も陸軍もそれぞれに情報共有のため投資を行っているので、空軍戦闘コマンド司令官だけで決定できるわけではない

●仮設敵機部隊(アグレッサー)については民間委託に着手しているが、高度な敵を模擬することを民間業者に委託することは費用対効果の点からも無理がある。
●そこで米空軍は2個のF-16飛行隊とT-38飛行隊を空軍のアグレッサー部隊として維持することにしている。ただし、退役したF-15を民間業者に活用させる案には疑問がある。維持費が高価となり引退した機体を再活用して効率的な運用が可能だとは考えにくい
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F2 POST2.jpg読売の朝刊が描いたF-2後継機と日米共同開発の噂と、米空軍の次世代制空機PCAの検討のタイミングとを考えあわせ米側が米空軍PCA開発経費を日本にも負担させようとしている・・・と邪推しても良いでしょうか?

ぷんぷん臭います航空自衛隊が昨年2017年に決定する予定だったF-2後継機に関し、最終段階で結論先送り決定がなされ、今頃になってF-35以上の性能の戦闘機を追及・・・とのストーリーから、いやな予感がしてきます

米空軍の次世代制空機検討PCA
「PCA検討状況」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2017-07-12
「次期制空機検討は2017年が山!?」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2016-11-12
「次世代制空機PCAの検討」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2016-08-30
「航続距離や搭載量が重要」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2016-04-08

「CSBAの将来制空機レポート」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2015-04-15-2
「NG社の第6世代機論点」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2016-01-17
「F-35にアムラーム追加搭載検討」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2017-03-28

既に発表された爆撃機計画
「Bomber Vector」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2018-02-17-2

独と仏で共同開発へ
「仏独中心に次世代戦闘機」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2018-04-07-2

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